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愛のポルターガイスト 〜 My Music Itinerary 〜



ずっと音楽遍歴について書きたいなぁと思っていたんだけど、どこを切り取って書こうか迷って、そのままになっていました。が、今日ふと思いついたので、勢いで書いちゃおうと思います。

わたしは、ハマると一曲単位でエンドレスリピートをして聴いてしまうタイプなのですが、この記事では、思いっきりハマりまくったアルバムをご紹介したいと思います。

では早速いっちゃいます。まずはこれ。

『愛のポルターガイスト』 小島麻由美

2003年1月16日発売のアルバム。もう何度聴いたかわからない!声を聴いてもらえばその魅力はもはや説明不要。もしキャッチコピーを付けるならこうです。【感じる歌声】それしかないです。ここまでの声出せるって、人間として相当なとこまでイッちゃってると思うんですよね。もはや喘ぎ声の域。だからこそ、ここまで響いてくるんです。

そして『愛のポルターガイスト』このタイトルに、彼女のその類稀なるセンスがぜんぶ込められちゃってると思う。もう好きしか言えない。大好き。女性ボーカルをほとんど聴かないわたしですが、彼女だけは別格。全身全霊で心身を預けて聴けちゃう唯一無二のシンガーです。ちなみにおすすめ(聴きやすいの)は、5曲目の『ハードパップ』かな。わたしはどれも好きだけど、3曲目の『赤と青のブルース』に特にハマりました。

YouTubeのトラックリストです。よかったら参考にしてください❤︎

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ちなみに、彼女の歌にハマったきっかけは、ある化粧品のCMで流れてきたこの曲を聴いたのがきっかけ。


2001年発売『甘い恋』。一瞬にして魅了されてしまった。ここから、過去のアルバムを買い漁り、一度LIVEにも行きました。おすすめの曲はいっぱいあるけど、とにかくこの歌声と世界観に一度ぜひ浸ってみて欲しいです。


『恋の極楽特急』これもキャッチーで聴きやすくておすすめです❤︎


では、次いってみましょー!次は歌無しのジャズです。でも、個人的にジャンルを意識して聴いてるわけではないです。


『Time Remembered』 ジョン・マクラフリン

これを聴いていたのは、確か2010年だったと思います。その数年前に束の間付き合っていたジャズギタリストだった彼にもらったCDで、他にもビル・エヴァンス本人のTime Rememberedとか色々あったんだけど、一度も聴くことなく眠ったままだったのを、突然思い出して、なぜか気に入ってしまったこればっかり聴いてました。 

なんでしょう。この心地よさ、気持ちよさは。特に2曲目の『Very Early』が好きです。その理由は、水の中にいるスピード感のように感じられるところ。
タイトルの直訳【めっちゃ早い】のわりに、すごく心地いいスピードじゃないですか?

アヒルが水面を滑っているようなそんな感じがして(水面下では必死に足を動かしている感じ)、あとは水の中で魚や小魚が戯れていたり、光の揺らぎや水面の波紋、そのきらめきだったり、そういうのどかな風景が浮かんでくるようで、すごくわたし好みです。

全体を通して、彼のギターの音色が、水を思わせます。その感覚が本当に気持ち良くて、当時はエンドレスリピートで1ヶ月くらい聴いていました。ちょうど人生の分岐点に当たる時期だった当時、今の旦那さんと出会った頃で、すぐに同棲し始めたことを覚えています。


さて!次参りましょう。

『GUITAR MUSIC OF ARGENTINA, Vol.2』 ヴィクトル・ビリャダンゴス

これは、なんで出逢ったのかすら覚えていないです。ただひたすら検索していたら、見つけたドンピシャのギターの音色でした。

もう、聴いていると身体がふわふわしてきます。まるで優しく肌をなでられているかのような心地よさ。彼のギターの音色にハマってしまったわたしは、やはりCDを買い漁り、タンゴというジャンルにもハマり、ひたすら聴いていました。特に1&2曲目がおすすめです。

あとこれ。

『想いの届く日』。最高に気持ちのいい浮遊感に浸れます。ビリャダンゴスの繊細なギター。ただただ癒しのBGMとしてもおすすめです。 


そして最後はこれ!

『Flamingo』 ステファン・グラッペリ&

ミシェル・ペトルチアーニ

もうとにかく!!誰がなんと言おうと!!ペトルチアーニのピアノがだいすきです!!これは、また、彼のピアノメインのアルバムとは違った感じで、オトナの色気があります。グラッペリのヴァイオリンはまるで動物の鳴き声のようで、奥深くまで響いてきます。なんて刺激的なふたりなの。

ちなみに、初めてペトルチアーニのピアノを聴いて、心身を鷲掴みされたのはこの曲でした。

三拍子のこの曲。ゆったりと柔らかく揺れるような曲調なんだけど、でもね、このピアノの一音に、わたしは度肝を抜かれました。こんなにためらいのない一音、聴いたことない!って。もう、その美しさ潔さに心も身体も震えてしまって、とにかく感動がすごかったです。

そして思ったんです。彼のピアノのこの一音のように、わたしもためらいのない今、ためらいのないわたしを生きたいって。たった一音で、ここまでの想いを抱いたのは初めてです。それは、先天性疾患で36年という生涯だった彼の濃密な生き様、そのエネルギーの賜物なんだけど、今この瞬間を、全身全霊で生きたい、生きるぞ、生きてみせる!って思わせられた、そんな音色でした。


というわけで、今日はこんなところでしょうか。 思いの外、歌なしのアルバムばかりになってしまった!ここまでお付き合い頂いたみなさま、ありがとうございます。

言うまでもなく、わたしは、ピアノとギターの音が好きです。ヴァイオリンは、好きな音とそうじゃない音がかなり分かれますが、ヴァイオリンも好きです。

以上、わたしがよく聴いた音楽、そのアルバムのご紹介でした❤︎

もし気に入ったものがあれば、ぜひぜひ聴いてみてくださいね〜!もしくは好みが同じ人がいたらうれしいなぁ❤︎いまだに出会ったことないです。



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