すべてはいつか解き放たれるために付けられた名前
先日、お家で6歳の娘と、細田守監督作品【おおかみこどもの雨と雪】を観ました。
娘もわたしも、同監督の【未来のミライ】が大好きで、何度も繰り返し観ているのですが、おおかみこども〜は初鑑賞です。
やっと観るときが来ました💚
(以下、少しネタバレあります。)
最初から最後まで、泣きっぱなしでした。
冒頭から、セリフが少なく、美しい音楽とともに、おおかみ男と主人公・花の出逢いから別れまでの、回想のようなシーンが続きます。ただただ意識が漂うが如く、流れるが如く、進んでゆく物語があまりに心地いいから、涙が溢れて止まらなかったのだと思います。
終盤、おおかみ男と主人公・花の間に生まれたこどもたち、おおかみとして生きることを決意する雨と、人間として生きることを決意する雪、そして、そんな2人に何もしてやれることがないことを知る母・花の絶望と覚悟に胸打たれます。
おおかみと人間、その命には何の差もなくて、ただそれぞれの命の在り方を選んだ、それだけのことなのだと、それを、ただ見守ることしか出来ないと悟った花が手放したものは、どれほどのものだったのでしょうか。
この映画を観て、わたしの中に滞っていた、いろんな想いが浄化されたような気がします。
ここしばらくなかなか意識が言葉にならず、ひたすら絵を描いていたのですが、まだまだ言葉に囚われ、概念に振り回されているなぁと、この映画を観て、そう思いました。
すべては、いつか解き放たれるために付けられた名前(概念)なのにね。
これからも、振り回されたり、解き放たれたりしながら、今この瞬間に還るのでしょう。
最近は、ファッション熱が再燃し、いろいろネットショッピングをしています。
小柄なわたしは、スニーカーやパンツがあまりかっこよく履きこなせない気がしていて、長い間諦めていたのですが、ここに来て、ずっと憧れていたスポーティーカジュアルなコーディネートを楽しめるようになりました💚
スニーカーやサンダルも、厚底でかわいいのがたくさん💕
プチプラのカラーパンツやワイドデニム、ツイード風のカーディガンやニットビスチェなどで、明るくカラフルに着こなすことを楽しんでいます。
今後はファッション関連の投稿も出来たらいいなぁと思っています💕
わたしにとっては、ファッションも絵を描くことも同じ表現。過去のファッションへの探究心からの気付きが、今ここで絵を描くことに繋がっています。
これからも、自由に彩り、自由に在ることを楽しみたい✨
そして、描いた絵が溜まってきました。
今日はこの一枚をご紹介させてください💚
タイトル 【 Spiral Garden 】
(A4/紙・アクリルガッシュ・ポスターカラー)
藤井風のニューアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』を聴きながら描きました。
わたし自身、ある囚われに気付いた後に描きました。
ひとつの言葉に囚われ、その言葉の持つ概念に囚われていると気付いて、自ら創り出した恐怖を、またひとつ手放しました。
花咲き乱れる螺旋の庭。
わたしたちはいつも、彩り豊かな呼吸の中で
生かされています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます✨
ご覧いただきありがとうございます✨ 読んでくださったあなたに 心地よい風景が広がりますように💚