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マイウェイ


必要なものはすべて内にあると気付いたら、外側に展開する世界でも、今のわたしに必要な環境は、すべて揃っていることに気が付きました。

遠回しに何を言っているのかと申しますと、わたしは今、毎日絵を描いていて、完成した絵を次々とご機嫌に、好みの配置にレイアウトして、リビングに飾っていたのですが、あるとき、ふと思ったんです。

部屋に飾るのもいいけど、やっぱりせっかくならお洒落なギャラリーみたいな場所で観てもらえたらいいなぁって。

そこで閃きました!

夫の美容院があった!

毎日お客様が行き来するお店に、飾れる壁がある!

しかも自分たちで作ったお店だから、自分好みの空間だ!

一応夫にお願いしたら、シャンプー台横の、特大ポスター(今はビートルズのポスターが飾ってある)のところも外すから、飾ったら?と言ってくれました。

そんなに大きな絵は急には描けないので、とりあえずその件はおいといて、受付カウンター後ろの場所は、わたしのイメージにもぴったりだったので、宮古島から帰ってきてから、せっせと飾らせてもらいました。

キャプションも付けて、ちゃんと展覧会風。

とってもいい感じです❤️

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小ぶりのクラシックなシャンデリアは、8年前の開業当初、自分で選んだ超お気に入りなので、今だに胸がときめきます💖

しばらくお店に来ない間に、置いてる雑貨が古くなってしまっていましたが、それも含めて作り直したい!

店の一画を借りて、空間トータルで表現出来るのは、やっぱりとってもワクワクします🪄✨

ついつい絵を描き続けてしまうので、なかなかそれ以外のことが、後回しになってしまうのですが、そんな時、何故かどこからともなくどなたかが背中を押してくれるので、そのタイミングで、エイヤッと動いています。

やり始めると楽しくて、もっと早くやっとけばよかったぁ〜とか思ってしまうのですが(笑)、まぁいつもその時がベストタイミングです。

そんな中でも、宮古島の旅から戻ってきてすぐ、一枚絵を描いた後から、すっかり描く気がなくなり、なんだかモヤモヤしていました。

それが、何なのかわかったのは、築地のグループ展から、絵が戻ってきたタイミングでした。

絵が戻ってきたということは、売れていないということなのですが、わたしはすっごくホッとして、手元に戻ってきた絵を抱きしめました。

これでいいと、一度は付けた価格に、本当は納得いっていなかったのです。

ちゃんと納得して決めたつもりだったのに、モヤモヤして、絵を描く気にもならないのは、魂が納得していないからという気がしました。体感的にもエネルギーが湧いてこないことを思うと、エネルギーのバランスが取れていないことに気付きました。

なんせ初めてのことなのと、自分の絵に自分で価値を付けるにも、相対的に周りの何かを頼りに比較して付けるしか方法がなかったのです。

でも、それでは納得できなかったのですね。

そのときわたしは、いつもそうやって誰かや何かと無意識のうちに比較して、自分の価値を自分で決めて(認めて)これなかったことにようやく気が付きました。

そして、奥深くから悲しみが溢れてきて、安堵したのです。

自分で決めていいんだよ。

自分が認めてあげればいいんだよ。

そんな声がどこからか聴こえてきたような気がしました。


それでも、相場とか、常識とかって気になるし、やっぱり数字への先入観を越えるのは勇気がいることでした。

でも本当に気にしているのは、そこではなかった。

本当は人の目、人の評価を気にして、堂々と自信を持って自分自身の覚悟を表現出来ていなかっただけだったのです。

なんとなく描き始めた絵、わたしは好きで好きでたまらなくて、どうしても描きたくて描いているという感覚はありませんでした。

描くのは本当に楽しいし、描きたいなぁと思うし、描いていると自然と筆が動きます。

ただ、実際のところは、なんかよくわからないけど描いている、描いてしまう、描くことになっている、そんな感覚なのです。

でもそれもこれも、人生の学び、気付きの道のりであり、人生を豊かに生きるための道筋だったのだなぁと、今回のモヤモヤがあって、とても腑に落ちました。


そういった最中に、はっきりとした決断を先延ばしにしたまま、いつもオンラインでお世話になっている沖縄の整体師さんが、関西出張に来てくださる日がやって来ました。

三ヶ月ぶりの直接の手当てで、なんかヒントが得られる時間になるといいなぁという、ささやかな希望を持って出かけました。

体調もあって、いつもは無言で寝ているだけだったのですが、この日はなんだか口からいっぱい話したいことが出てきて、次から次へと言葉が止まりませんでした。

話しながら涙がいっぱい出てきて、目元に触れてくれている整体師さんの手を、涙で濡らしてしまいましたが、気にせず話し続けました。

そんな流れで絵の話になり、モヤモヤのことを包み隠さず話していたとき、整体師さんの口から、わたしが望んでいたであろう言葉が出てきたのです。

驚いて聞き返したら、今の言葉は僕ではなく、心音さんの思いが僕の口から出てきたんだと思います、と仰られました。

僕は今、心音さんの身体に触れて同調しているので、僕の反応は、心音さんの魂の反応なんです、と。

その瞬間、人生って、悩んだり迷ったりしても、心配することは何もないんだって、ただ体の奥深くでそう感じられている自分がいました。


そんな紆余曲折を経て、わかりやすいくらい、絵を描くパワーが戻ってきました。

すべては自己との対話の中にしか答えはなくて、ようやく本当に自分の個性そのものを、大切に認めてあげられたように思います。

もちろんこれから何度でも迷い揺らぐことはあるでしょう。

だけど、それでも、すでにここにいつも安心感があることだけはもうわかっている。

だから、これからも一歩ずつ、自分のペースで気ままに歩いていこうと思います。



せっかくなので、絵も載せていきます💓


【雪の中の青い鳥】  

筆記体アート/B5/ポスターカラー/

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(11月4日仕上がり作品)

散歩をしていたら、赤い実をつけた木が目に止まったので、それを、筆記体アートにしてみました。

線は【tree】いう筆記体(英単語)で出来ています。

木の幹と根元のボックスのところも、TREEになっているのがお気に入りです🌲

最後に、小さな青い鳥を枝にとまらせました💕

雪は踊り舞い、木は歌う。

外がどれだけ華やぎ、動き回っているように感じられても、ただ静かにとまって静寂とともにあれ、と青い鳥が背中で語ってます😆


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【どこからがわたしで、どこまでがあなた?】

B6/ポスターカラー

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(3月25日仕上がり作品)


グループ展などに参加する以前に、夫の店の隅の方に、申し訳程度に3枚くらいまとめて、縦長のフレームに飾っていました。その中から、真ん中の一枚を指差して、あの絵誰が描いたん?と聴いてくださったお客さまがいらっしゃって、対面で初めて欲しいと言われた絵がこれでした。

夫は、聞かれるまでは誰にも何も言わないスタンスだそうなので、初めて、反応してくださった方で、しかも、出産前、わたしもお店に立っていた頃、よくお話させていただいていたお客様でした。

当時は保育園の園長さんをされていて、いつも、驚きの話を聴かせてくださる方で、本当に面白くて、当時聞いたエピソードをいまだに覚えているのもあり、なんとなく繋がるものを感じて、うれしかったです!

あと家庭菜園のお野菜もたくさんいただきました🍅


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次回ご来店の際、改めて見ていただけるように、額装しました。

個人的にもとってもお気に入りの絵です。

あと何枚か新作がありますが、追々アップしていこうと思います。



さて、この記事を描きながら、シャンプー台の横に飾る絵、小さいキャンバスを並べて飾るイメージが浮かんできたので、さっそく進めようと思います。

ちなみに一枚目は、昨夜すでに描き始めました。細かい筆遣いが多かった絵を完成させた直後、思いっきり大らかに描きたくて、初めてのキャンバスに着手しました。ハート型がかわいいな💙 独特の描きごこちです。

もう少し色を重ねていこうと思います。

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描くことは、生きること。
描いているから気付けたこと。
描けるしあわせ。

絵はわたしの道標のようです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます✨



だいすきな歌です。



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おまけ♡

絵の具の口、ハートがまぬけでかわゆい💕🎨







ご覧いただきありがとうございます✨ 読んでくださったあなたに 心地よい風景が広がりますように💚