noteが書けなくなった
こんなに文章を書かない日が続いたことは、今までなかったと思います。
今までは、書きたいことが頭の中を埋め尽くして、それを早く文章にしたい、その文章を読んでもらいたい。そんな気持ちに突き動かされて、noteを続けてきました。
でも、急に書けなくなった。きっと、わたしの中で、何かが変わったから。
「満たされると書くことがなくなる」そんな表現を、何度か目にしたことがあります。不満や不安がある方が筆が進む、きっと、それは言い得て妙。
幸せなときは、嬉しいというより、不安だった。幸せなときを、自慢したいというより、隠したかった。幸せなときが、続くことより、終わることを待っていた。それがわたしです。
だから、小さな幸せを願って、願っているくせに、幸せになると不安で、いつも通りの、ちょっと不安でちょっと不満な日常にやっぱり戻ることを願ったりして、同じような幸せの定義の人に、共感してもらえたら嬉しい。そんな思いを抱きながら、noteに文章を書いてきたつもりです。
最近、そんなわたしに変化がありました。
ひとつは、仕事。今までよりも、幅広い仕事に携わる機会をもらえるようになりました。上司も先輩も後輩も、関わる人の幅が広がって、色々な価値観に触れることが増えました。
今までは聞くことの出来なった自分への評価や、周りの意見に触れて、視野がグググっと広がったところです。
もう、ここでは限界かもしれない。そういう気持ちを抱いて、しばらくすると必ず、環境の方が先に、変化してくれます。今までの職場でも、ずっとそうでした。仕事の神様には、好かれているのかもしれません。
今回も、転職サイトに登録して、次の仕事を探している矢先、新しいチャンスを貰いました。
そりゃ、月・水・木曜日は、仕事したくねぇと思いますが、仕事人間のわたしが、仕事で充足感を得られる生活は、待ち望んでいた変化です。諦めず、腐りきらず、今まで耐えて良かった。
もうひとつは、人間って簡単に洗脳されて、依存しちゃうんだって再認識したこと。
最近、とある宗教団体の被害がクローズアップされているけど、不安に付け込まれると、人間は、思っているよりずっと弱い。
意味わからん壺買わされたり、高額献金をしたり、正気なときには考えられない行動を、当たり前ですって顔して取ってしまう。ひとりでは、そんなに強くない。
わたしは、その宗教を知らないし、被害にも会っていないし、身近にそういう人はいないけど、不安への感度が高いほど、不安沼に陥って、その果てには、正常な判断が出来なくなるって、なんとも皮肉な話だ。
ここで開き直って、何となく続けていることや、不安を埋めるためにしていることを思い切って捨ててしまおうって思ったら、時間や労力、不安と引き換えに、色んな享受があると思っていたのに、なんだ、結局不安を増やしていただけかよちくしょうってことが多くて、10㎏のリュックサックを背負って、トライアスロンしていた気分です。
10㎏のリュックサックを下ろして、目的のない倹約を辞めて、人生を恥じることを辞めて、心が躍る瞬間を大切にしたら、少しずつ幸せが増えていきました。
それも、誰かから与えてもらうのではなく、自分ひとりで感じられる幸せが。
ただ、満たされているわたしに、わたしが慣れないのです。どう表現すればいいのか分かりません。だから、どんな顔して文章を書けばいいのか分からなかった。
これが、noteを離れていた理由です。
それに、文章を書くことは好きです。得意な方かもしれません。ただ、それだけが自分ではありません。文章を評価されたいと息巻くことがなくなりました。これも大きな理由です。
とはいえ、今日も、愛亀は可愛い。明日も明後日も、きっと可愛い。でも、愛亀のシモベというのも、わたしを表現する、ひとつの呼び名に過ぎません。
愛亀を置いて、ひとりで出掛けていると、「早く帰らなくては…」という、誰も望まない罪悪感に駆られることがあります。それほどまでに、愛亀を(一方的に)愛していますが、それもまた、ひとつです。
今日、カインズホームで、普段より一回り小さい水槽を買ってきました。この夏、人生2度目の亀連れ帰省をします。これは実家用です。
真夏ということで、保冷剤や冷感タオルケット、サンシェイドなど、車移動のために、用意するものが多すぎます。すべては、溢れだすLOVEのためです。
この模様は、しっかりとお伝えしますので、ご心配なく。
きっとまた、落ち込んだり、悲しんだり、不安に駆られたり、嫌になったり、そんな日が来ると思います。幸せだこのヤロウって、開き直るときもあると思います。
どんな時も、文章が書けるくらい、人生のイベントに、いちいち振り回されずに生きていきたいものです。
補足ですけども、高スペックな彼氏が出来たわけでも、高額な遺産を相続したわけでもありません。ドラマチックな話は、何もありません。
幸せは、きっと、三歩進んで二歩下がる。そのくらいから始めましょう。
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