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みらいの君へ。1通目。

みらいの君へ。
今日はすごい雨が降っていて寒い。
春はいつやって来るんだろうと思う毎日です。

みらいの君へ。
聴いてほしいことがあるんだ。

君は人の話を途中で遮らず、目の前の人が話し終えるまで
そして何をどんな風に話したたとしても否定せず、驚かず
静かに優しく耳を傾けてくれるから
私はあなたにだけは何でも話そうと思うんだ。

だから聴いてほしい。

ついさっき、私は大学院の「退学願」を郵便局で出してきた。
正直とても怖くて不安で、

やっぱり引き返そうか、休学を延ばそうか、戻ろうか

って今日の朝、お家を出る時になった。
気休めにオラクルカードを引いたら「blossoming」のカードが出た。
見た時の感覚も悪くなかったから、「えい!」と思って
退学願の「理由欄」を記入して家を出た。

でもやっぱりどこか不安で、郵便局に来てからも少しだけ迷いがあった。
でももう手放そうと思って、ついに郵便を出した。
そしてゼミの先生や教育支援課の方にメールを送った。

ずっと「勉強」にすがってきた私。

それを手放すことは本当に怖くて、自分の存在の大部分を占めていた「勉強」という物体を手放した時、空白を感じた。

でも空虚感とかとは少し違う感覚。

確かに、手放したことで空きが生まれたけど
どちらかというと身軽になった感じがある。

みらいの君へ。

新しい人生の第2章を進もうとしています。
本当は怖いです。

勉強ばかりしてきたから。

学校に守られてきたから。

そこを出たらすべてが初めてで、正直なところ不安がいっぱいです。

周りには明るく前向きに、「自分の人生だから自分で決める!」と話すけれど
本当はいつも不安でいっぱいです。

みらいの君へ。
君だから話せます。

私は本当は怖い。
これが正解なのかも分からないし、逃げなのかなとかも思います。
だから時々というかかなりの確率で恐ろしい不安に襲われます。

実はね、今朝もそうだったんだ。
朝目が覚めて、一番最初の感情が「不安」でした。

退学願の書類の締め切りがあるから、今日絶対に出さないといけなかった。
でも大きな決断だから不安で怖くてたまらなかった。

みらいの君へ。
でも私は決断をしたよ。

そして行動をしたよ。

みらいの君へ。
今日は本当に怖くてたまらなかったんだ。

でもずっと、ある意味宗教のようにすがってきた、しがみついてきた勉強や学校を手放した先には
どんな未来があるのだろうというワクワクも少しだけあります。

みらいの君へ。
君が笑って幸せに生きられるよう、今日は私、大きな決断と行動をしたよ。


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