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【2021年4月渡航レポート】東京→ミラノ

4月20日(火)に東京からミラノに帰ってきました!

現在は14日の隔離も終え、日常生活に戻っています。

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今回は下記二点の懸念がありながらの渡航でした。

①日本国内の新型コロナウイルス感染拡大により、日本からイタリアの渡航が禁止されていた。

②イタリアの滞在許可証(Permesso di soggiorno)の更新申請中

懸念点①に関しては、特別な事情−今回で言えば「イタリアに住んでおり帰伊するため。そしてそれを証明するもの(滞在許可証)を持っている。–があれば問題無し。なので旅行目的での入国は不可です。

懸念点②は、外国人滞在者の間でまことしやかに囁かれる「許可証更新申請中の帰国(&他国への旅行)は入国・搭乗拒否される」という噂によるもの。申請中だという証(半券)は発行国でのみ有効で、他のシェンゲン国に入国・経由することは基本的にできない(らしい)。そうなると直行便であれば問題はないのですが、現在は新型コロナウイルスの影響により運行している飛行機も大変少なく、唯一直行便であるアリタリアは全便運休で、いまだに復帰の目処は立っていません。

なので今回もターキッシュエアを選択し、他のシェンゲン協定国での乗り換えを避けイタリアに入国する形を取りました。とにもかくにも緊張感ある渡航ではありました。今回は事情がありこのようなタイミングでの渡航となりましたが、許可証更新申請中の渡航はなるべく行いたくないものではあります。

ちなみにこういった入国・搭乗拒否トラブルは正直、「運」もあると思います。当たったスタッフが特別ルールに厳しかったり、緩かったりと様々…(ちなみにイタリアは全体的に緩めです(笑))様々な書類を集め、さあ準備万端と思って行っても、思わぬところでトラブることはありますので、臨機応変に対応していく必要があります。日本のようにルールが徹底されていて、丁寧に案内してくれる、といったことはまずありません。

少し長くなりますが、下記が渡航前日からミラノ到着までの記録です。

◆渡航前日
渡航前日の午前中にPCR検査を受けました。ターキッシュエアのHPと電話にて事前に問い合わせをしたところ、「トランジットのみ(=トルコに入国はしない)の場合はPCR検査の陰性証明書は不要」とのことでしたが、念には念をと思い、受けることにしました。検査結果は渡航前日の夕方に出してもらい大事に大事にバッグの中に。結果的に、これが重要な役割を果たしました…

◆羽田空港に到着、チェックイン
引き続き、羽田空港は国際線ターミナル2が完全閉鎖され、全てターミナル3に集約されています。欠航便だらけでゲートも3割程度しか開いていない状況。人もかなり少ないです。

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早速チェックインカウンターで陰性証明書の提出を求められました。このときに「不要では?」と思いましたが、持参していたので普通に提出しました。今思えば確認しても良かったなと思いました。
それと同時にコロナ関係の英字書類①を渡され、その場で記載し、コピーを取られ、原本はミラノ到着時に渡してくださいとのこと。荷物チェック、出国手続きもパスし、ゲートに向かいます。

免税店などの店舗はすべて閉まっていました。

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コロナの影響により休業している店舗が多いようでした。

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ゲートオープン待機中。全然人がいません。

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◆機内:羽田空港→トルコ・イスタンブール空港
機内はやはりガラガラ。搭乗率は10%も満たないのでは…といった具合です。

ガラガラの機内。乗客としては快適ですが、航空会社は本当に大変ですね…

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途中、機内でまたコロナ関係書類②を書かされて、機内で提出。
前回(12月)、前々回(10月)搭乗時はとんでもなく酷い機内食(笑)だったので、念のため今回はおにぎりを大量持参してましたが、普通の機内食に戻っていました…!

一度目の機内食。ターキッシュエアは機内食が美味しいと有名ですが、その通りですね。右上のチーズケーキが特に美味しかった!

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窓からの景色。いつ何度見てもワクワクします。機内での過ごし方ですが、いつも13時間のうち10時間ほど、ほぼ寝て過ごしています(笑)

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二度目の機内食。オムレツを選びました。

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◆トルコ・イスタンブール空港に到着、トランジット手続き

無事にトルコに到着しました。トルコ時間はAM7:15、朝日が綺麗。

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大好きなトルココーヒー。次回はトルコ経由での帰国ではない可能性があるので、多めに買って帰ります。これ、日本で買おうとすると¥3,000くらいするのです!

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見慣れた免税店をぐるっと一周し、ミラノ行きの乗り継ぎゲートへ。またしても陰性証明書の提出を求められました。そして「イタリア滞在許可証も見せて」と言われたので、「今、滞在許可証は申請中なので半券しかない」と説明し、切れた許可証と半券を見せたところOKとのこと。ホッとひと段落しました。
陰性証明書に関しては持っていなくカウンターで揉めてる人もいました。
念の為PCR検査をしといて本当に良かった…と心から思いました。

オープン前にも関わらず、みんな我先に乗ろうと必死です。係員がイライラしていました(笑)

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◆機内:トルコ・イスタンブール空港→ミラノ・マルペンサ空港
機内はほぼ満員の状態でした。昨年の秋冬もそうでしたが、トルコ-イタリア間は通常と変わらない搭乗率です。

新たにコロナ関係書類③を書かされて、到着したら提出をとのこと。ここままでに書いたコロナ関係書類は3枚です。内容は似たようなもので、「どこから来てどこに行くのか、どういう理由で行くのか、滞在先はどこなのか、14日間はどこで過ごすのか」等。そして署名をする、といった形です。

ちなみに機内食がありましたが食欲がなく、今回はスキップ。

◆ミラノ・マルペンサ空港に到着

とにかくすぐに降りたい!とギュウギュウに。ソーシャルディスタンスとは…

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入国審査カウンターの前にもう一つ窓口が設置されており、書類③を提出し記載内容を確認されながら入国理由などを説明。滞在許可証(半券)、パスポートも合わせて確認されました。陰性証明書に関しては何も言われず「日本から帰ってきたの!?ようこそ!」とお気楽歓迎ムード(笑)その後、通常の入国審査カウンターでは滞在許可証(半券)、パスポートを確認され、おじさまスタッフからの熱烈なウインクを受け、無事入国となりました(笑)
イタリアゆる〜い!最高〜!だけどちょっと不安〜!

ちなみに羽田空港のカウンターで書かされた書類①は求められず、結局提出せずに終わりました。(内容も③とほぼ一緒でした。)

預入荷物を受け取ります。

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懸念点がありながらの少しドキドキの渡航ではありましたが、無事にミラノの自宅まで帰宅。時刻はAM10:30頃。すっかり春らしい陽気で、とても気持ちの良い日でした。

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と、ここまでが日本からイタリアへの今回の渡航記録となります。

今のこの時期に、旅行で海外に行かれる方は少ないとは思いますが、もしも渡航を考えている方は情報が色々と錯綜しているので、ぜひ万全の状態での挑むことをお勧めします。




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