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すずきえみ *プロフィール*

トラストコーチングスクール認定コーチ、マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャーのすずきえみです。

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会社員の方を中心に、トラストコーチングスクールの講座開講、パーソナルセッションを中心に行っています。

今回は、「皆様のコーチとして相応しいか?」をご説明させていただくため、自己紹介をさせてください。

私は、海と山に囲まれている岡山県玉野市にある、山の中の一軒家で育ちました。(市の官舎に住んでいて、両親は斎場の管理人を常駐で行っていました。) 隣の家までは、国道に出てから車で約10分程度。

春になると満開の桜を惜しみなく満喫し、両親は、ワラビやフキを、私は秋になるとアケビの実りを鳥より先に見つけは食べていました。野兎やキツネ、雉やマムシに遭遇することは、当たり前ような環境でした。

ただ、友達と遊ぶという機会は少なく、寂しくならないようにと、幼少期から犬を飼っていました。山の中に住んでいるため、野犬や不審者に気づき、番犬としても大活躍してくれました。 ※犬は、柴犬5匹&雑種1匹を飼っていて、本当に仲の良い友達のようでした。写真は3~4歳の頃、産まれて数か月の「ルーちゃん」と。

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父が52歳、母が26歳の時に生まれた私。周りからお爺ちゃんと言われると、機嫌がちょっと悪くなる父と、生活費が少なくなると父に上手に外食を促す母の一人娘として育てられました。

今でも覚えているのが、5歳の時。父が胆石で緊急手術をし入院している夏の暑い時期でした。外で飼っている犬が、蚊に刺されて病気にならないようにと、蚊取り線香を付けに行った母。夜の7時頃だったでしょうか。いつもなら5分くらいの事なのに、15分以上たっても戻って来ないのです。

何かあったに違いないと外に出てみました。見ると、犬小屋の手前にある、深さ・幅共に1メートル程度の下水に足を滑らせて落ちてしまった母が、丁度よく登ってきたところでした。

私は、すぐに自宅の救急箱をもって母のところに行きました。母は、幸いにも太ももを擦りむいた程度の怪我で、一安心した気持ちを忘れられません。母は、何年経っても、この話を思い出話にしている事から、相当うれしい娘との関わりだったのでしょう。この体験が、「大切な人のためにできること、それに自分の最善を尽くすことで育まれる信頼関係がある」として、 <社内コミュニケーション・人間関係の築き方を中心としたコーチング>をご提供している原体験になっています。

コーチングは、質問をしながら自分と向き合い自分の中にある可能性を引き出すということをよく聞きます。実際、私もそのようなイメージをもっていました。

マザーズコーチングやトラストコーチングで学びを深めるにつれて、私にとってコーチングは、【コミュニケーションの土台作り】、【自他ともに信頼できる力を育む】といった、人間関係を築いていく上でのベースづくりにも役立てていきたいと思えるようになりました。


人とのコミュニケーションを活かすことを、強みとして生きていきたいと思っていた私は、高校1年生の時に留学をします。※左端にいるのが私。日本語を勉強しているクラスメンバ―と。

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留学中は、ホストファミリーの協力もあって、乗馬やボディボード、モデリングスクール(メイクや写真の写り方・歩き方などを学ぶスクール)やシドニーまでのバスの旅(私がいたのは南オーストラリア州のアデレード)などたくさんの経験をさせてもらいました。今でもホストファミリーとは仲良しで連絡を取り合っています。

楽しい1年の後に待っていたのは、「逆カルチャーショック」。留学をするときは、1週間程度のオリエンテーションを受け準備をし、様々なことを想定して挑むため、カルチャーショックは無く受け入れられました。

しかしながら日本では、校内2人目の留学生。誰しもが疑うことなく、元の生活に戻れると感じていたでしょう。私の苦しみは、オーストラリアに戻りたい、という思いにつながり、帰国して3か月くらいで高校を中退しようと先生に相談したほどでした。

これを乗り越えられたのは、両親の力。「最後に頼っていいのはココだよ」と示してくれた母。「オーストラリアに戻っても、日本で高校を卒業しても、えみのやりたい道を選んだらいい」と見守ってくれた父。大きく構えてくれていた両親がいたから、日本で頑張るという選択をして、一つの苦しい壁を乗り越えたような気がしています。

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大学は、異文化コミュニケーションが盛んで楽しそうと感じた神田外語大学へ。コミュニケーションを勉強するぞ!!と意気込んでいたものの、なぜか「概念構造」にはまってしまう。(結局、言語学を学びました。)ただ、この頃から、言葉の定義や、言葉そのものの本質のようなものを捉えることに、興味があったのだと思います。

大学生時代は、サークルを立ち上げてワイワイ友達と騒いだり、学園祭の実行委員に参加したり、大学入試の地方で開催される説明会へと職員の方と同行して、お手伝いもしてきました。初めての一人暮らし、アルバイトをしてお金を稼ぐという事も経験できました。

当時の私は、「働く」という事について、きちんと考えておらず、就職活動に全くスィッチが入りませんでした。なんとなく受けた旅行会社に内定をもらい、「まぁいっか、これ以上の就活はいやだな」という感覚でした。

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旅行会社に入社した私は、すごくやる気があるわけでもないけれど、支店で7年ぶりの売上新人賞を獲得。リピーターのお客様も付き、ホテルのランクアップやオプションもそれなりに売っていました。ある日の事、私が作成した旅行日程表の行き先を(台湾と香港)入力ミスしていたことに、接客フォローで入って頂いた先輩に対応して頂きました。対応終了後、先輩に誤りに行くと、「新人賞取るんだから、こういうの辞めてもらっていい?」と一言で終わりました。その後も、分からないことを聞きに行っても、「新人賞取る人は何でも知ってるよねー」と、教えてもらえない事が続きました。幸い、同期が代わりに聞いてくれたりしていたので、何とかなってはいましたが、半年で退職を決意します。

派遣社員の期間を経て、次に働いたのはホテル。所作やマナーを身に着けておきたいという安易な考えからフロント業務へ。嬉しいことに、入社1か月で新店立ち上げメンバーに抜擢され、そのまま新店の夜間責任者にトントン拍子で進んでしまいます。

ここで、課題として浮き彫りになったのは「教育」。前職での教育スタイルしか経験していない私は、結果として表面の言葉だけを受け取っていたため、同じような声かけをする厳しい教育スタイルしか選択肢がなかったのです。入社研修で受け持っていた英語研修の時には、あまりの厳しさに涙するスタッフもいました。でも私は、それが教育だと完全に思い込んでいました。

ある日、支配人から呼び出され通告を受けました。みんなに優しくしてくれ、みんなから言われていることを伝える。とメモを読み上げられました。「感情の起伏が激しい」「耐えられない」「一緒に働きたくない」「我慢できない」といった内容のメモが次々に読まれました。そして、改めて、今ここでもうみんなに厳しくしないと約束して欲しい、と。言われた時、大泣きしたことは忘れません。私自身、どうしたらいいか私がわからなかったから。言葉の約束はできても、それを守ることができるのか、私自身が一番分からない事でした。この時も、私は逃げるように退職してしまうのでした。

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仕事に関しては、それっぽく形にして乗りこなすことができるけれども、人とどのように関わればいいのか、分からなくなってしまいました。この後、務めたベンチャー企業では、慕ってくれていた部下が、突然事実では無いことを私の上司に伝えて社内が混乱したり、現職でもリーダーとして働き始めたころも、部下がついてきていない、チームにまとまりを感じない事に気づいていました。

そんな時に上司から、評価面談で一言ありました。「えみさんを管理職に推薦したい」と。思ってもいない言葉でしたし、ありがたい言葉でした。ただ続けて課題が告げられました。「感情のコントロール、声のトーン、指示が一方的」など。そして<管理職には課題を克服して卒業しないといけない>と告げられました。

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もともと、読書習慣のあった私は、とにかく本を探しました。部下を褒める為の本、話し方の本、マネジメントの本、社長本など様々読みました。ですが、これは全てこれまでもやってきていた事。それでは、解決できないということだけは気がついていました。

誰かプロの力を借りてでも、どうにかしなければならないという気持ち。上司の期待に応えたい気持ち。私自身、どうにか変わらなければという思い。そんな、ごちゃごちゃの気持ちの中でたどり着いたのが「コーチング」という言葉。ホテルで働いている時に、当時の社長から、「コーチングを勉強してみたらいいんじゃない」と言われていたことを思い出して調べて見ました。

「トラストコーチングスクール」に決めたきっかけは、

①「コーチングを受けながら学べる」事を、7-8時間程度で学べて、直ぐに実践できそうと感じたこと

②ベーシック講座・アドバンス講座というようにステップごとに価格が設定されていて、通信教育など上手く進められない私にとっては合っているなと感じたこと。

③将来、資格を取ることも選択肢として考えられる。(アドバンス講座受講で、認定コーチトレーニングの受講条件が満たせます)

④学ぶ内容が自分にフィットしていた。(職場のコミュニケーションを円滑にしたい )

という4点が大きかったです。

教材

トラストコーチングスクールを受講して感じた事は、「今の私にできる事をやってみよう」という事でした。受講したばかりの時は、テキストを振り返っても正直ピンとこない状態。それでも、ベーシック講座で行う「タイプ分けコミュニケーション診断」(上記写真の茶色冊子)なら活用できそうだなと思っていました。これは、自分自身のコミュニケーションタイプを診断し、強く出ている傾向を知ることができるツールで、これを知れたことは、当時の私にとって収穫でした。これをバイブルに、メンバーからどう思われる傾向があるのか、メンバーのコミュニケーションタイプを感じ取り、どのような声かけをしていくといいのかを考えるようにしていきました。

毎日意識する事もなかなかできず、コーチングを学んだ後もコミュニケーションミスはありました。しかしながら、私自身が一番変わったなと思っている事が、【コミュニケーションミスをリカバリーしようと行動できるようになったこと。これまではどうしても「何で分かってくれないの?」「私だって、多少は目をつぶってるんだから......」という自己中心的な考えが思考のどこかにあったのだと思います。

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トラストコーチングスクールの特長は、7-8時間で【コーチングを受けながら基本となるコーチングスキルを学べる】そして【テキスト】があること。私自身も時々テキストを振り返りながら学んだ事を思い出していました。一番嬉しかった出来事は、メンバーが「相談」してくれる様になったこと。そしていつも、「すずきさん」としか呼んでくれていなかったメンバーが「えみさん」と呼んでくれるようになったこと。

こういった経験を経て、はじめは自分が変わりたいという考えで学んでいたコーチングも【テキスト+約8時間の講座で得られる価値】を多くの方に知ってもらいたいという思いから2019年12月にトラストコーチングスクール認定コーチトレーニングを受けました。現在は、会社員として働きながら、平日の夜や休日を活用して講座開講・パーソナルセッションをご提供しています。

会社で働いていると様々な場面でコミュニケーションが必要になります。

上司との関わり、部下育成、モチベーション向上、取引先との交渉、業者さんとのやりとり、オフィス内の人間関係構築、プロジェクトチーム運営、マネジメント、クレーム対応....... 

1日8時間以上を会社で過ごすことが多く、おそらく一番顔を合わせているのが会社で働く仲間たちではないでしょうか。そんな方々と様々な会話を通じて質の高いパフォーマンスを発揮するためにも、ご自身のプラス@のスキルとしても一度学んでおくことを是非お薦めしたいです。

みなさんとお話できる事を楽しみにしています。


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