心理カウンセラー 旭 美由紀

2009年、東京で実践的な心理学を学ぶ。 NY アッカーマン家族療法研究所に留学。独自…

心理カウンセラー 旭 美由紀

2009年、東京で実践的な心理学を学ぶ。 NY アッカーマン家族療法研究所に留学。独自でライフセルフサポートという新たなジャンルを作り、価値観のアップデートや独自の視点も学べる「ライフセルフサポーター養成講座LiSS」を開講する。

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メンタルケアの段階がイメージしやすいLiSS の「ライフセルフサポート」

年々、心理カウンセリングの認識は広まりはするものの、まだまだ、気軽に受けてもらえるほどハードルは下がってはいないように感じます。 ハードルを高く感じさせている理由の一つには、 心理カウンセラーと相談者の認識にズレが出ていることも考えられます。 「心理カウンセラーはアドバイスをするもの」という間違ったイメージが強まっていることで、 「困った時に気軽に相談できる場所」というよりも、 「本当にアドバイスがほしい時に頼る場所」となってしまっている可能性もあります。 実際は、心理

    • イントネーションは同じじゃなきゃダメ?

      最近、イントネーションの違いを訂正している場面を見ます。 私自身、地元のイントネーションで話しているため、他県の人と話すと、多少の違いを指摘されることもありますが、 「何がダメなの?」 「それって訂正するほど重要なことなの?」 「意味が伝われば良くないの?」 って思います。 ーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーー 視野を広げて見てみると「イントネーション=方言」でもあると思います。 昔は、関西弁も訂正されていたようですが、今は、関西弁の

      • 割引商品を買う時に「損得勘定」とは違う見方とは?

        買い物の時に欲しい商品が割引になっていると「得」をしたと嬉しく感じることがあります。 遅い時間のスーパーも色々と割引されていると、普段の買い物とは違う楽しさがあるようにも思えます。 ーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーー ーーーーー しかし、 本当は、ありがたいはずの割引も、 割引されていることが当たり前になってしまうと、理不尽な文句が出てくることもあります。 「今日は割引されているものがほとんどない」 「この商品、ずっと3割引だけど、いつになったら

        • スカイツリーは実在しない?

          東京に住んでいる人との会話で思い出したことがあります。 スカイツリーができた当初、 私 「スカイツリーができたんでしょ?」 と聞いたら、 友達 「あれね、ウソなんだよ」 と言われました。 しかし、その後に、 友達 「自分で行って確かめてみて」 と言われたんです。 すごく素敵だと思いました。 今、人が言っていることを事実だと信じたり、ネットの情報を鵜呑みにして、自分で確認することが抜けてしまうこともありますが、 最終的には「自分で見て体感して確認する」って

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          「自分なりの物差し」があると、話しの引き出し方に大きい違いが出る

          心理カウンセリングでは、一般的な考え方に疲れたり、当たり前だと言われているものの見方が自分に合わなくて生きづらさを感じて相談に来られる場合もあります。 そういった人の相談を聴く側の「判断基準」や「物事の見方」が日常と同じままでは、さらに、相手を追い詰めてしまうことにもなります。 ーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーー 相手の心に寄り添いながら話を聴けるように、話の聴き方を学んだりすることもあるかもしれませんが、 私は、話の聴き方は基本的には

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          多種多様な視点でものごとを見るために必要なのは「疑問」を持つこと

          私は、情報過多の時代のこれからは、知識を覚えるだけではなくて、多種多様な視点や自分らしい価値観を確立していくことが大切だと思っています。 もちろん、皆さんも自分なりに色んなことに興味を持って、それぞれの形で視野を広げたり、価値観をアップデートしていると思います。 しかし、 視野を広げることに意識を向けることは多くても、視野を広げることの妨げになっていたことに気づくことは少ないと思います。 普段、なにげなくやっていることの中に、無意識に視野を広げることを妨げている考え方が

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          人の心をモナカアイスに例えてみた

          人の心は目で見えないため、分かりづらいものではあります。 そのため、人の心を知る方法として、心理学を学んだり、行動パターンを覚えたりしている人もいるかもしれません。 それとは逆に、精神疾患は、情報が多い分、対応方法を混乱させていることもあります。 理屈ではない部分が多いのも人の心でもあるため、逆に、知識や情報の多さが人の心を見えなくさせている可能性もあります。 ーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーー 私は、もう少し、身近にイメージできる

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          傾聴で大事なのは相手に対する自分の想い

          最近、言葉だけを教える場面、言葉だけを鵜呑みにする場面が増えているように感じます。 私は、言葉は、言われる側の気持ちを考えながら選んで使うものでもあり、人に教える時には、押し付けにならないように、その言葉の意味も付け加えて教えなければいけないと思っています。 これは、心理カウンセラーとしてだけではなく、人としてもです。 ーーー  ーーーーーーーー ーーーーーーーーーー ーーーーー ーーー 例えば、 うつ病の人への対応方法の代表的な視点で、 「うつ病の人に頑張れと言って

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          必要な無駄

          私自身、無駄をなくしていたら息が詰まってきた 「無駄」だと思うと「必要のないもの」と感じて排除することが多いけど、見方を変えて「余白」と考えると、無駄だと思うことも「必要なもの」に変わると気づいた 無駄がないと気持ちの余白がなくなり、無意識に、自ら、キチキチした型にハメていたら、気づいた時には心にも余裕がなくなっていた 気持ちに余裕のある生活を送るためにも余白は必要だと思えた ーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーー ーーーーーーーーーーーー 余白のないものを、目

          心のサウナ

          サウナがすごく良いと言う人は増えていますが、具体的に言葉として伝えれている人はいないと思いました。 ーーーーーーーーーー ーーーーー ーーーーー ーーーーーーーーーーー それは、目に見えないものや体で感じるものを言語化して表現するのは難しいものでもあるからです。 サウナの「整う」という感覚をイメージした時に、人の心理との共通点を見つけたので、私なりに言語化してみることにします。 ーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーー ーーーーーー まず、一般的なサウ

          人間関係を大切にするために無理して自分の気持ちを抑え込む必要はない

          「人間関係を大切にする」と聞くと「周りの人を大切にすること」だと感じる人は少なくないと思います。 「周りを大切にする」と聞くと、すごく素敵なことのように感じられますし、私自身、そういう人との関わりが素敵なことだと思います。 一人ひとり、それぞれの形で人間関係を大切にしていると思いますが、その反面、悩みの多くが人間関係でもあります。 ーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーー ーーーーーー ーーーーー では、なぜ、自分なりの形で周りを大切にしているのに人との関わりが悩

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