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元コンサルが新人に捧ぐお仕事入門Tips 〜報連相編〜

ずいぶん更新をサボってしまいました、コンス(@cnsltntatgaishi)です。
お仕事の繁忙期とそのストレスにかこつけて、Switchで遊んで更新をサボっていました。現実逃避って大事ですよね。
マルチタスクならぬ、マルチクライアントな働き方をしているがゆえに、なかなか仕事で集中力を割かれて疲れが溜まっている状況です。

思い返せば、社会人になって丸4年が経ちました。海外大学院を卒業したので、中途半端な時期から就職した当時が懐かしいです。

さて、新卒でコンサルティングファームに就職したわけですが、思い描いていた自分の働き方や理想の結果とはかけ離れた生活をしばし送りました。
今は転職して違う形でのコンサルティング業務に携わっていますが、新卒コンサルとして学んだこと基本マインドセットとアクション関係でマイナスのことは全くないので、皆さんにも当てはまる内容だと思っています。

その当時の自分を振り返ってみて、少し気負い過ぎ(謎の自身)だった部分と、こう考えれば気持ちが楽になったはずというところを思い出していたので、4月から新人さんとして働く皆さんの気持ちが少しでも楽になれば嬉しいです。

最初からできないことがあるのは当たり前でも、自分でできるようにすることも当たり前ということを覚えておいてください。

報告・連絡・相談(報連相)の大事さ


報告・連絡・相談とは言いますが、新人からすると何が報告・連絡・相談かわからないことも多いと思います。
報連相で一番意識してほしいことは、自分の行動によって影響を受ける人の存在です。例えば、自分が遅刻するとなればお客さん、上司に迷惑がかかる、自分の作業を待っている同僚に迷惑がかかるといったことです。
勉強とは違って、仕事というのは相手がいるからこそ成り立つものであり、自分一人では完結しないことがほぼ100%だと思ってください。
そのため、新人の時には自分の普段の感覚よりも2、3歩早い段階でコミュニケーションを取るようにしましょう。

そもそも報連相がうまくできない、もしくはやらないとどのようなことが起きるのか先にお伝えしますね。

①上司にマイクロマネジメントされる(例:5分に1回状況を確認されるようになる)
②単純作業や仕事の本流に影響がない仕事しか任せられない
③適切な評価がもらえない(例:コミュニケーションに問題があると評価される)
その他多数・・・

報連相は上司のためにするものと考える人も多いと思いますが、自分のことを相手に正しく理解してもらうための方法だと考えてください。

そんなことまで報連相しなくて良いよと上司に言われたならば、そこまで報連相をする必要はない、もしくは報連相の頻度が正しくないと理解できますので、まずはできることを限りなくやってみてください。

では、具体的に報連相が起きるようなシチュエーションを想定してみましょう。

前提:上司に1時間で資料作成を依頼され、10分で内容説明を説明してもらった。

その後の新人さんに起きうる状況を3つに分けてみましょう。

①作業はなんとか始められたものの、1時間では終わらないことに途中で気付いた
②上司の説明内容が難しく、はい、わかりましたと言ったものの具体的な作業イメージがわからないまま仕事をもらった
③作業に取り組んでいる途中で、今取り組んでいる作業に関連した別のチームメンバーから上司との会議設定をしてほしいと頼まれた

無理矢理ですが、このようなやりとりの後に報連相が発生します。
具体的には①は報告が必要、②は相談が必要、③は連絡が必要になります。

私が新人時代に一番悩まされたのは、上司の言っていることがわからない、でもその場でそれ以上の質問時間を取れないために、わからないまま作業を受けてしまう。そして、報告したタイミングで怒られるといったことでした。

この経験から②相談、①報告が一番難易度が高く、③は難易度が低いものの重要度が高いといった位置付けで理解しておくのが個人的に一番納得感があります。

具体的にどのような段階で、どのように報告をする必要があるのかを簡単に解説します。

報告で求められること

①作業はなんとか始められたものの、1時間では終わらないことに途中で気付いた

まず作業を始めるにあたって、どの程度の時間が必要になりそうか作業を始める段階で意識しておく必要があります。
とても1時間で終わらないものなのか、30分で終わるものなのかは必ず意識しましょう。

上司は1時間で作業を終えることを期待して、作業をお願いしているので、新人さんの作業が1時間で終わらない場合、後続の作業や連絡の影響を考えたアクションを取る必要があります。

冒頭で説明した仕事は一人で完結しない、そしてお仕事慣れしていない新人さんの仕事のクオリティを考えると上司もある程度お願いした資料作成の中身を確認・修正する必要がありますよね。

なので新人さんが覚えておくこととして、1/3の時間が経過して進捗が30%以下であれば、確実に上司に報告する必要があります。
順調に作業を進められているのか、もしくは正確性に怪しさがありつつも、作業を進められているのか、もしくは全く作業が進んでいないのかは上司に報告しても怒られはしないはずです(多分)

もし、上司に状況を聞かれたら、それは遅い、もしくは心配の合図だと理解してください。
そして、その際は「大丈夫です!」ではなく、今何をやっていて、いつ上司に次の報告をできるか伝えると報告を受ける側からは安心感があります。

そして、すぐ報告しないといけないものは、悪いこと(データ全部消しちゃった)、自分以外の人にも影響が及ぶこと(明日の会議準備ができてない、先方と日程調整できてない)と覚えておきましょう!

相談で求めらること

②上司の説明内容が難しく、はい、わかりましたと言ったものの具体的な作業イメージがわからないまま仕事をもらった

仕事の中では、十分・丁寧な説明時間を設けてもらえる機会の方が少ないです。みんなそれぞれ仕事があり、並行して何個も作業を進めています。

そして解のない仕事もたくさんあります。時には上司も答えを持っていない仕事を新人さんにお願いすることもあります。
分からないことがあるのは、当然です。

そのため、新人さんに求められるのは、自分が何が分からないかを分かるようにすることが一番重要で、分からないことを分からないままにして仕事・作業を進めてはいけないということです。

上司からもらう作業では、こんなことをやってほしいといった結果(ゴール)を伝えられ、それまでの過程(作業プロセス)は自分で考える必要があります。
そのため、新人さんはプロセスを考え、そこで思ったような結果に辿り着きそうにないと言ったタイミングで上司に相談することが望ましいです。

そもそも上司に伝えられた結果(ゴール)が分からない時は、5分~10分自分で考えて、すぐに相談しましょう。

連絡で求められること

③作業に取り組んでいる途中で、今取り組んでいる作業に関連した別のチームメンバーから上司との会議設定をしてほしいと頼まれた

連絡で求められることはシンプルです。
自分で判断せずに、即コミュニケーション・アクションをすることです。
誰かに上司のスケジュールを押さえてほしいと言われた→上司のスケジュールを押さえると言った具合です。

判断はしないが、連絡しないといけない意図や目的はしっかり理解して相手に伝える必要があることを覚えておきましょう。

そして連絡は、一番他者に直接影響が出るものなので、影響はかなり大きいです。
絶対に後回しにしないように

新社会人に読んでほしいおすすめ本5つ

終わりに

最近は人気就職先ランキングで上位に上がることも多くなったコンサルティングファームですが、得られる年収よりもそのマインドセットや行動様式の方がその後何十年のキャリアを左右するほどの重要なものだと言えます。

明日から新社会人になる方の中には、人生の夏休みが終わったと嘆く方もいらっしゃるかもしれませんが、人生は順番に楽しくしていくものです。

自分で良い時間を作っていけるようなキャリアを築いていくこともあなたが社会人生活の中で意識して行くべきことです。

終わり




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