【イベントレポート】背伸びしない"身の丈"コンテンツマーケティングのススメ!
6/27(木)に2回目のコンテンツマーケティングサロンが開催されました。
コンテンツマーケティングサロンは、毎回ホスト役にお越しいただいて、コンテンツマーケティングにまつわる体験談や気付きについて発表いただき、立場や所属を越えた参加者同士で意見交換し、学び合う場です。
完全招待制なので、スポンサーなし、売り込みなし。
純粋な学びと交流の場です。
今回のホストはウイングアーク1st株式会社の野島 光太郎さん。
「データのじかん」の編集長です。
渋谷のど真ん中
Googleも入ってる渋谷ストリームと渋谷警察署に挟まれたThe中心地!アクセス最高です。
会場は広いリビングのようで、入った瞬間「ここに住みたい…」と思いました。
リアルイベントは参加者同士のケミストリーが醍醐味
少人数イベントの良さって、気軽に交流できることにあると思います。
講師が大人数へ一方的にプレゼンするのも価値はありますが、「そこ気になる」「突っ込んで質問したい」「他の人の意見も聞きたい」って感じたとき、さっと質問はできません。
それができるのがサロンです。
野島さんが用意したお題の中から、もっとも気になるものを語る、共有する、質問する、気づきを互いに得るって感じに進行していき……
とくに白熱したのがこの3つ。
↓
マーケティングが顧客にとっての罠になる
コストセンターか、プロフィットセンターか
一次情報の相対的価値の向上
マーケティングが顧客にとっての罠になる
企業側の成果を追おうとすると、マーケティング施策が研ぎすまされてゆき、結果的に顧客を騙す…とまでは言わずとも、遠からずな状況が起こりがちというジレンマ、ありますよね?
企業の利益追求と顧客のそれは相反することもあって、顧客の真のニーズを無視→短期的な売上を優先→長期的に顧客の信頼を失う→ブランド価値を毀損する…というリスクもあるのに、眼の前の成果という誘惑を無視できない現実。(わかる~)
コストセンターか、プロフィットセンターか
なぜそういうことになってしまうか…の元をたどると、業務であればなんであれ、コスト以上のプロフィットを出さねばならないって話に行き着きます。
KPI設定、アトリビューションモデルの改善、ROIの可視化、ロジックを含めたデータ駆動型のアプローチでもって定量的に、定性的に貢献度を数値で示していく……と言葉にすると単純なんですけど、これが一筋縄ではいかない。
ブラックボックス化してしまえば説明義務から開放され、気持ちは楽になるかもしれないですが、「コストを許容してもらっている」という図式から逃れられないので、積極的な運営がしにくくなります。
経営陣の理解を得るプロセスは時間がかかりますが、粘り強く「ロジックを組み立てて、価値貢献を見える化する」ことから逃げてはいけないんですよね。
全オウンドメディア担当者は、首がもげるほど頷いてくれるのではないでしょうか。
一次情報の相対的価値の向上
検索結果の上位に似通ったSEOに最適化されたコンテンツが並び、しかも生成AIによるコンテンツ量産が進む(であろう)なかで、一次情報の相対的価値は確実に向上するよね?という問いかけ。
オリジナリティ、信頼性、専門性を備えた一次情報は、情報の洪水の中で際立つ存在となり、ユーザーに真の価値を提供します。それが差別化要因となり、ブランド価値向上や長期的な競争優位性をもたらしてくれます。
とはいえ、そういう良質なコンテンツって作るのしんどいし、手間隙がかかる。
プロフィットセンターであることの価値証明ができていれば、かけられる予算やリソースがわかり、どこまでだったらコンテンツ制作に投資してよいか、の判断もしやすくなるわけで、やっぱり「価値貢献の見える化」はオウンドメディア担当者の宿命になる、わけです。
行き詰まったらピザを食え、ビールを飲め
腹が減っては戦はできぬということで、ホストのコンテンツマーケティング・アカデミーさんがピザでおもてなししてくださいました。
私も大好き、ドミノピザ。
食べて飲んで話す時間がわりと長めに設けられていて、この時間こそ、思考が深化&進化する時間だから。ホスト側がそういう狙いで設計にしたのだと個人的には解釈しています。
単に食いしん坊ばかりが集まっただけかもしれませんが…(笑)。
見たことのないラベルだな~と思ったら、なんとコンテンツマーケティング・アカデミーの母体の株式会社日本SPセンターさんのオリジナルブランド。いつのまにかビール事業を始めていました。
しかも、大阪に飲食店をオープンするそうで、景気の良い話です。
米麹を使ったビールという、超レアなクラフトビールで、アルコール度数は7.5%と高め。
サロンに参加するともれなく飲めます!
第3回は8月の予定。
ビールのおいしい季節に開催します。
執筆:中山 順司
編集:Content Marketing Academy
コンテンツマーケティング・サロン第二回アーカイブ動画はこちら
前回第一回のイベントレポートはこちら
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