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古文の勉強法(基礎編)


古文はなんと言っても「助動詞」。
こいつが全てを握っています。

けっこうな頻度で
「単語さえ覚えれば読めるでしょ」
的な方に出くわしますが、
残念ながらそれは間違い。
ちなみに英語に関しても
同様のことを言う方がいますが、
それも無理です。
何をするにもまずはルールを知らなければ
いけないわけでありまして、
古文では文法がそれにあたります。
でもってその中でも最重要なのが助動詞。

文法書を開いていただくとおそらく
表紙の裏、または背表紙の裏に
助動詞の一覧表が載っていると思います。
それを暗記するのが古文学習の第一歩。
算数においての九九一覧と
同程度の重要度ですので
気合を入れて覚えてください。

覚え方ですが、
これも九九と同じで
「音読」しかないと思います。
とにかく大きな声で叫ぶ。
恥ずかしい&バカバカしい
かもしれませんが、
最短&最小の努力で覚えたいなら
これしかありません。
以下、覚える手順です。


1.まずは終止形を横に覚える。
その際、何形に接続するのか
というグループに分けて覚えるとよい。
Ex)
未然形接続 
る・らる・す・さす・しむ・ず・む・むず・まし・まほし
連用形接続 
き・けり・つ・ぬ・たり・たし・けむ

2.縦に覚える。
このとき、活用がない部分は○として覚える。
これを入れないと順番がぐちゃぐちゃになる。
Ex) 「る」れ・れ・る・るる・るれ・れよ
  「せ」せ・◯・き・し・しか・◯

3.意味を覚える。
Ex)「る」受身・尊敬・自発・可能

4.判断基準を覚える。
Ex)「る」(〜に)と補えたら受身、
   可能は打ち消しを伴う可能性大、
   感情がらみの動詞があれば自発の可能性大


覚えるコツは、
一つの助動詞に固執せずに
全体を見ることです。
上の方法でいうと1にあたりますが、
これがとても大事。
もちろん一回では覚えられませんが
「ひとつ理解できたから次」
という感じではなく、
「全体を回す」
という意識で勉強してください。


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永井先生説明

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