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活用から覚えよ!(古文 基礎学習法)

どうもこんにちは、
clue zemi 講師の阿部です。
今回は古文文法の勉強の仕方について
詳しくコツを伝授していきたいと思います。
実をいうと古文に関しては
高校生の頃勉強した覚えはなく...
いや、授業には参加していましたが、
何も身についていませんでした。
これは学校のやり方が悪いと思うのですが、
わけは後で話します。
というわけで大学生になってから
半分趣味として
本腰入れて勉強し始めましたが、
古文は面白い!びっくり!
なんで高校生の頃
ちゃんとやらなかったんだろう、
という感じです。
古文は正しく勉強すれば短期間に
しっかり土台を固めることができます。
僕はいいコンテンツをみつけてから
一気にできるようになりました。
このコンテンツが何なのかも後で話します。

1.学校の古文の授業はハイレベル、初学者には向かない

僕が高校生の頃
古文の授業を受けていたにもかかわらず
何も身につかなかった訳を話します。
高校1年生の時渡された古文の教材は2つ、
長文だけが載っている教科書と文法書です。
そして、授業ではいきなり
教科書の長文読解から始まりました。
文法はかいつまみながら、
という感じだった気がします。
配られた文法書は細かい(重要じゃない)
情報まで網羅されていて
どこを勉強したらいいかわかりませんでした。
そして予習の段階で
ノートに教科書の長文を写し、
全訳を作ってから授業を受けろ、
と言われました。
そして僕は、何の知識もないので
自力で全訳なんか作ることはできず、
ネットで必死に全訳を探して
それをノートに写しました。
テスト期間にはそのノートをみて
死に物狂いで全訳を暗記してテストに臨む...
そして恐ろしいのが
そのつけ焼いた訳の知識で
7割程度点が取れてしまう、
ということでした。
今思い返せば
それで何も身につくはずはありません。
古文はしっかり知識を網羅して
ロジカルに訳を作る科目です。
なので文法の知識をまず
ある程度完璧にしなければなりません。
長文読解はそれからです。
学校の授業はこの順序を無視しています。
文法が固まった人ならついていけますが、
何の知識もない1年生に
できるわけがありません。
これが、学校の授業はハイレベル、
初学者には向かないといったわけです。
1年生の皆さん、
自力で文法をマスターしましょう。
2、3年生の皆さんで
古文を勉強していない方も急いで!
3でいいコンテンツを紹介します。

2.活用を覚えないといけないわけ

古文ではまず活用を覚えましょう!
嫌だ~、覚えられない...
という声が聞こえてきますが
覚えないとスタート地点にすら立てません。
覚えるコツ?ありません。丸暗記です。
いや、英語なんかより
ずっと量が少ないですよ。
繰り返し触れて丸暗記するしかありません。
馬鹿も利口もありません。
頑張りましょう。
ここでは活用から覚えないといけないわけを
解説します。
次の2つの文を見て下さい。
・くれぐれと分け入らせたまふ
・「...みづから怠ると思ひたまふること...」
このたまふたまふる
敬語なわけですが、
一方が尊敬語で、もう一方が謙譲語です。
区別できますか?
正確に読解する時、
長文の中でこれらが出てきたとき
区別できないと誤訳してしまいます。
ここで活用の知識を使います。
「給ふ」には尊敬語と謙譲語の両方があって、
活用が違います。
尊敬語の「給ふ」は、
は/ひ/ふ/ふ/へ/へ と活用し、
謙譲語の「給ふ」は、
へ/へ/〇/ふる/ふれ/〇 と活用します。
これを覚えていれば、
語尾が「ふる」となるのは
謙譲語の「給ふ」だけだから、
たまふが尊敬語で、
たまふるが謙譲語だとわかりますね。
そしてこれをもとに訳し分けるのです。
活用から覚えないといけない理由が
わかりましたか?
助動詞も同様です。
意味から覚えようとするから訳せないのです。
活用をもとに
どの意味が当てはまるのか判断するので、
必ず活用を覚えてから、
意味を覚えて下さい。
活用を覚えているだけで
解ける文法問題もあります。

3.古文初学者にはこれ!有用コンテンツ

僕はYouTubeの
「ただよび ベーシック文系」
というチャンネルの吉野先生の講座で
勉強を始めました。
無料でいいのか!?というクオリティです。
「古文 基礎文法講座」
(全73動画 1本13分程度)、
「古文 敬語講座」
(全27動画 1本13分程度)、
「古文 長文読解講座」
(全15動画 1本75分程度)
の3講座があります。
吉野先生も、
「これらをしっかり受ければ
 古文に関しては
 予備校、塾で習う必要はない」
と断言されています。
必ず面白い雑談を挟んでくださるので
楽しく見れます。
もちろん、YouTubeですので、
何回も見れますし、
分かっているところは飛ばす、
早送りするといったことが可能です。
まず文法講座を短期間にがっつり見て、
3周くらいして完璧にしてしまうことを
お勧めします。
古文が楽しくなること間違いなしです!


阿部先生(新)

阿部先生説明

講座①

講座②

講座③

講座④

講座⑤


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