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02 過去なんて関係ない。大切なのは、今をどう生きているか。

いろんな人が見に来てくれたよ。でも、フランスでは、まず『今作ったものはどれだ』と聞かれる。それはつまり、今あなたはどういうことに生きているかっていうこと。これまでどんなことをやってきたとか、学歴とか経歴とか、過去のことは一切関係ない。『今あなたは何をやっている? 何に興味がある?』そういう考え方なんだ。回顧展は別として、僕も生きている限りはそうあるべきだと思う。

柚木沙弥郎のことば P104

この言葉は、柚木沙弥郎さんが86歳にして
はじめてパリのサンジェルマン・デ・プレにあるギャラリーで、
個展を開いたときのことを振り返って、述べたものです。


フランスの人たちが興味を持つのは「今、どう生きてるか」です。
学歴とか、経験とか、どんな仕事をしてきたかというのは、
彼らにとって関係ないみたいです。


大切なのは「現在」ということなんですね。

実際、柚木さんの作品は、その素晴らしさが認められて、
ヨーロッパでも最大の東洋美術コレクションを収蔵している、
フランス国立ギメ美術館に収められることになります。
柚木さんが92歳のときでした。


柚木さんの快挙は、何歳からでも
人生は変えられることを証明しています。


ところで、私たちは、過去が現在を作っていると考えがちですが、
実はそれは逆なのではなでしょうか。


というのも「過去」は「現在」から生まれると
私は思っているからです。

つまり明日に向かって挑戦する現在の結果が、
過去の有り様を決めているというわけです。


ちょうどオセロのコマが裏返るようにですね。
今が変われば、「不遇だった時間」は、
今この幸せをつかむための
「雌伏の時間」へと変わります。


ですからどんな過去も、
今をどう生きているかによって、変えることができると私は思うのです。
それだけに、「今この瞬間を楽しく生きる」ことって大切だなと、
改めて思いました。


このnoteでは、人生は何度でもやり直しがきくし、
誰でも、どんな状況からでも、その人なりの幸せをつかむことができる。
そんな世の中になったらいなと思って、私は投稿を続けてきました。


過去の実績にあぐらをかかず、
かといって過去の失敗に引きずられることなく、
ただ現在を生きて、自分にとって楽しいことを見つけていく。
そうした挑戦の中で、みんなで幸せをつかみとっていきたいですね。


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