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「CLLENN」からお茶の間へ。メディア展開作品担当編集長に聞く「CLLENNで働くやりがい」

こんにちは! CLLENN公式noteです。
現在、CLLENNでは100名のデジタルマンガ編集者を大募集しています。

編集者100名採用特設ページ

マンガ編集者にとって、自分の担当作品がメディア展開されることはやりがいにも繋がる大きなトピックス。CLLENNでは過去に数作品がドラマ化されています。

今回はSeason2も放送された縦読みデジタルコミック『夫を社会的に抹殺する5つの方法』担当編集の五十嵐悠さんにインタビュー。前編となる今回は、五十嵐さんのメディア展開にかける想いややりがいを伺いました。

五十嵐 悠(いがらし はるき)
GS編集部 部長

新卒で出版社・小学館に入社。少年サンデー、マンガワン、コロコロコミックなどの編集部で漫画編集として従事。 2021年10月にDMM.comへ入社し、子会社である出版社GIGATOON StudioのCOOとして縦読み、横読み漫画事業のクリエイティブの責任者を務める。2023年9月より現職。

メディア化が決まった担当編集者の「やること」

――まずは、メディア展開が決まった作品の、担当編集者が関わる業務について教えてください。

その作品によって担当編集の関わる領域は大きく変わってきます。今回はあくまで僕個人の場合をご説明させてください。

例えば、2023年にSeason1が、2024年にSeason2がテレビ東京系にて放送されたドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』や、2023年にABCテレビとDMM TVの共同企画にてドラマ化された『○○ちゃん(原題『セックスちゃん』)』では、クリエイティブのチェック全般に関わっていました。

重視するポイントは「そのメディア展開は、本当に原作漫画にとってプラスか」。紙の上、つまり2次元で物語が展開される漫画と3次元のドラマでは、それぞれ表現方法にできることも、限界も存在します。お互いのメリット・デメリットをしっかりと理解し、ドラマ制作側と漫画としてもドラマとしてもよい作品を作れるよう、相談を重ねていくという仕事内容でした。

実際、ドラマ『○○ちゃん』の制作では、作家さんからも「原作では表現できなかった部分を、ドラマでしっかり表現してもらえた」と喜んでいただけた作品でもありましたね。

©五百田達成・麻生羽呂・さかもと麻乃/CLLENN

――作家さんとも相談しながら進めていくのでしょうか?

作家さんにとっての大切な作品なので、当然あらゆる部分で作家さんと相談を重ねて行きます。

ただ、WEBTOON(フルカラーの縦スクロール漫画)の場合は制作者が複数に渡るのも事実なので、最も意見を集約して判断出来るのが制作の上流から下流まで全て関わっている編集者である場合もあります。
また、ありがたい事に作家さんから『信頼しているので編集さんにお任せします』と言っていただいた場合もあります。
そのような時は「作家さんにとって、作品にとってプラスになるかどうか」を判断軸として責任を持って進めていきます。

――そもそも、漫画制作の時点から「メディア化」を意識されることはありますか?

僕たちは漫画編集ですので、メディア化を前提とした作品作りをするというよりは「漫画としていい作品を作る」のが大前提です。

そのうえで、僕も何作品かのメディア展開を経験し、「こういった表現は難しいんだ」「ここまでは実現してもらえるんだ」という線引きもわかってきました。なので、あまりにも突拍子のない表現……例えば不倫復讐ものの漫画を制作する際に、「そのジャンルのドラマの制作予算を考えると、場面設定でお金がかかり過ぎる場所は避けた方がいい」とか「予算と必要性を考えると、手からビームが出る様な演出は不必要だ」など、誇張表現は削ろうとか、そういった編集を心がけるようにはなりましたね。ちょっと極端な例ですが(笑)。

「ドラマで表現できないから、ドラマ展開はできません」といったことがメディア展開の枷になってしまうのは、多くの人に作品を知っていただくための機会損失になってしまいます。これは「その作品にとってプラス」では決してないと思うんです。

メディア展開のおもしろさは「相乗効果」にアリ!

――担当コミックがメディア展開される面白さややりがいはどこにありますか?

自分が担当した漫画が、テレビというメディアを通じてより多くの人に知っていただけることでしょうか。

漫画というコンテンツはどうしても読者さん自ら情報を取りに行き、手に取らないと読んでいただけません。CLLENNはまだ漫画雑誌やアプリ等の媒体を持っていないため、特定の読者を抱えているわけでもない。

それがドラマ化されテレビで放送されると、漫画を見ていない多くの人にそのストーリーをお届けすることができます。映像化をきっかけに原作漫画を読んでくださる方も多いので、そういった部分にやりがいを感じますね。

――実際にそのやりがいを感じられたエピソードはありますか?

『夫を社会的に抹殺する5つの方法』が僕にとってそれでした。ドラマ化したことによって「原作も読んでみたい」という方が多く、さらに漫画がヒット。そのヒットを受けて、ドラマでSeason2が放送されるという好循環が生まれていました。

これはやはり、「その作品にとってプラス」のメディア化ができたからこそなのかなと思っています。

©アップクロス・三田たたみ/CLLENN

DMMグループの「CLLENN」だからできる挑戦を、今後も発掘したい!

――「CLLENN」はDMMグループに所属する企業です。これにより、もっと幅広いメディア展開も期待できそうですね。

そうですね、『○○ちゃん』などはテレビ局とDMM TVの共同企画でDMM TVにて独占配信されましたし、DMMグループに属するCLLENNだからこそ、メディア展開がしやすい環境が整っていると思います。

例えばアニメ化はもちろん、フィギュアやアクリルスタンドなどにとどまらぬ幅広いグッズ展開、2.5次元の舞台化など、まだCLLENNとしての実績はありませんが、環境があるからこそ挑戦もしやすい。ぜひ100名採用でCLLENNに入社してきた方には、こういった企画にもチャレンジしていただきたいですね!

後編では大手出版社出身の五十嵐さんから見るCLLENNの魅力について語っていただきます!

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