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私が国際結婚を選んだ理由は、シンプルに彼が好きだから。

「国際結婚」っていう言葉、
将来無くなれば良いのになぁって思う。

「国際結婚」って言うだけで、すごくハードルが高くなる。なんだか普通の「結婚」と違って、憧れがあったり、難関があったり、ドラマがあったりするイメージ。

でも、実際は普通の「結婚」となんら変わりないんだ。どのカップルでもあるように、一緒にテレビ見たり、映画見たり、ゲームしたり。喧嘩して、仲直りしたり。
一緒に寝て、セックスしたり。

私たち夫婦はアジア人同士だから、
パッと見、国際結婚ってことすら分からない。

彼は、日本人じゃありえないような、
ビックリするようなことを、することもあるけど(笑)
日本人同士でも、「えっ、そんなことする?!」って
ビックリすることだってある。
それとなんら変わりない。

カナダではある意味、国際結婚が当たり前。
国籍はカナダ人同士の結婚でも、
黒人x白人
白人xアジア人
アジア人x黒人
だったりするから。

当然その家庭には「文化」がある。
人種や国籍が一緒なのか、違うのか、
それに関係なく、各家庭にはその「文化」がある。
結婚って、その「文化」をお互い学ぶことだと思う。

国際結婚は、「文化の違い」が大きいだけで、見えやすいだけで、日本人同士の結婚でも、各家庭の「文化の違い」があるはず。そんなに変わりはないと思う。


旦那の中には、旦那が経験した「日本」がある。
彼は私と出会う前に、2年ほど日本に住んだ経験がある。彼が知っている「日本」は、私が知っている日本と大違いで、日本の良いところをたくさん教えてもらった。

私の中には、私が経験した「カナダ」がある。
留学とワーホリ、合わせて2年ほどカナダに住んだ経験がある。私が知ってる「カナダ」は、彼が知っているカナダと大違いで、新たなカナダが見れて嬉しいと言ってくれた。

お互いがお互いの「文化」や「言葉」をある程度理解しているから、受け入れているから、繋がることができた。

彼の家族と初めて会った時、
「私の家族と似てる」と思った。
夫婦のあり方や、兄弟のあり方。
家族や親戚との関わり方。

彼の家族はフィリピン出身、カナダ在住。
私の家族はもちろん日本人、日本在住。

文化は違っても、国が違っても、「家族のあり方」への価値観が同じなら大丈夫。そう感じたから、結婚することができた。

こうやって見ると、
やっぱり普通の結婚となんら変わりない。
文化や言葉の違いはあっても、
お互いを理解することで繋がれる。
結婚に重要なのは、「家族のあり方」であることに変わりはない。

私は彼を「カナダ人」としてではなく、彼として見る。
彼は私を「日本人」としてではなく、私として見る。

私は、旦那がカナダ人だから結婚したんじゃないし、
旦那がフィリピン出身だから結婚したわけでもない。
国際結婚したくて旦那と結婚したわけでもない。

私は彼だから結婚したの。
私は彼の家族とだから、結婚できたの。


「国際結婚」に憧れてます。
とりあえず「国際結婚」がしたいです。
「国際結婚」っていうステータスが欲しいです。

そんな声を聞くと、なぜだか悲しくなる。
国際結婚は普通の結婚と、なんら変わらないということを伝えたい。

私が国際結婚を選んだ理由は、たったひとつ。
愛した人がたまたま日本人ではなく、
フィリピン系カナダ人だった。

それだけです。

そんなことを考えた夜でした。

We're lucky enough
to be the best friends who love each other.
And that's the strongest kind of love.
Because at its core,
it has kindness, patients, and respect.

親友であり、
お互い愛し合うことができるパートナーである、
それだけで十分ラッキーだよ。
そして、これが一番強い愛の一種だよ。
だってその中心には、
優しさ、忍耐、そして尊敬があるからね。

どの国でも、愛は変わらないよ。


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