あさひよういち

ただの独り言がコラムやエッセイ集になるとハメられて執筆中。

あさひよういち

ただの独り言がコラムやエッセイ集になるとハメられて執筆中。

最近の記事

保持したい距離

コロナ禍でずいぶんとクローズアップされた人と人との距離 「ソーシャルディスタンス」 これはあくまで感染症対策でのことである しかし、公共の場所などでの人と人との距離となるともうひとつ気になる距離がある それは 「パーソナルスペース」 これは人が心理的肉体的に許容する人と人との距離範囲を意味する 人が許容する距離範囲なので、その距離感には個人差をともなう 満員電車を我慢できる人がいればできない人もいる 回転寿司店やラーメン屋のカウンターで隣人と肘と肘とがぶつか

    • おのれを知ることの恐怖

      自分のことを自分でどれだけ知っているだろう 以外と周囲の人の方が自分のことを見ていて知ってくれていることもあったりする だけどそれを他人様から見透かされているようで嫌な自分もいたりする 一筋縄ではいかないのが人ってヤツだ しかし、ふとした時自分を見つめ直す機会を与えるとしよう ホントの自分を自己分析した時のほうが一番の恐怖で途中でそれをやめたくなることもないか 他人様に見透かされているほうが楽かもしれない 気にしない気にしない と、自己暗示をかけている今日この

      • 世の中は減点方式であふれている

        コレは、ある非正規雇用労働者の給与明細の一部である もちろん、休めば給与は減る しかし、本人が望んで休んだワケではないのに給与明細には欠勤のカウントがある コレは就業先の問題である 例えば製造業であれば、生産不稼働となった場合に非正規雇用労働者に出勤不招請を命じる。  来てもらっても掃除しかないからである。 ところが、忙しくなった途端に馬車馬のように扱う。 大手ほど人が多い分、そうなる。 将棋に例えるならば、労働者は「歩兵」なのである。 あるあるである。

        • 東大がなぜ世界一になれないのか

          世界大学ランキングなるものがある 世界一はイギリスのオックスフォード大学 世界2位はアメリカのハーバード大学 かくいう東京大学は世界大学ランキング第39位である。 たいしたことねぇーなぁー って思う輩どもがいる 確かにランキング的にみてイマイチである 東大生が怒り狂いそうである GDP世界第4位になり下がりはしたが、日本はまだまだ様々な面で世界一の夢を捨て切れていないはず。とはいえ、日本が世界に誇る最終学位で世界に大穴を開けられている。 なぜか? それは、日

        保持したい距離

          価値と見るかコストと見るか

          いつもふざけたカンジなので… 今日はちと真面目な話 昨今、物価高物価高と言われている 確かに買い物に行くと以前より高いと感じる 安価で美味しい豚肉やインスタントラーメン、食用油まで爆上がりしているではないか 給与所得は上がらない、むしろコロナ禍でボーナスカットで年収下がったりな状況である なのに出ていくものが増えるっていかがなものだろう 大企業には稼いだおカネから色々差し引いた内部留保なるおカネがある いわゆる「社内貯金」だ それを切り崩さずして社員の給料減

          価値と見るかコストと見るか

          だったとしても

          ある日のこと YouTuberの友人の撮影に同行した 場所から場所を移動していた そろそろ撮れ高充分と解散しようとした時 私はとんでもない光景をみた 我々一行がいる道を隔てて向こう側でだ 人が人の首を締め落とす瞬間だった とっさに私の体が反応した 止めねば そう思った しかし目の前の道は車がものすごい勢いで往来していた 私は近くにいた友人らに声をかけて道の対岸の2人を指差した 友人らもその光景に異常な事態を悟る そうこうするうちに締められた側が崩れる

          だったとしても

          Trial & Error

          人生は冒険だ、なんてよく聞く 失敗を恐れずチャレンジし続けることが、成功のカギだと、なんてよく聞く かのホリ○モンも言っていた 「失敗するのが恥ずかしいからチャレンジしない人間が多い。恥ずかしいのは自分だけで誰もあなたのことなんか気にしちゃいない。」 たしかそんな風なことだった ワタシにも夢があった 社長になることだった あ、いや、一度はなった でも2年ほどで廃業した さほど損もしなかったが儲かりもしなかった ワタシがチャレンジを途中で諦めたからだ 安定

          陳腐ん化んぷん

          そのスマホ 「一生使ってやろう」 なんて思って高い割賦で買ってない? ケータイが流行り始めた30年近く前 何かの抽選でもれなくプレゼントされていたり、1台1円セールだったアノ頃 ついつい短期間で機種変したりキャリアスワッピングしたりしてたのがウソのように懐かしい iPhoneだって日本に上陸してもぉ15年以上経つのかな もはや生活になくてはならないケータイだが、今やスマホへと名や形を変え、パソコンに近い機能に成り上がり、便利なことこの上ない しかしだ、段々バッ

          陳腐ん化んぷん

          おい!コロ!

          ワタシの身辺は皆だいたいコロナに罹患した ワタシは未だにない コロナ禍初期 罹患した子供がクラスメイトからイジメに遭ったというニュースを観た それはそれはとても痛ましい気持ちになった そんなの誰がいつどこでどのようにかかってもおかしくないじゃないかとワタシは痛烈に感じていた あれから間もなく3年 恐ろしいことに見事に周りはかかっていった ワタシの仕事にも支障をきたしだしたが明日は我が身だと皆の無事をおもんばかり職を代行した がワタシにはコロナから一向にお呼び

          焼肉とバーベキュー

          あなたにはこの違いが説明できるだろうか ワタシにはできない なぜなら同じだと思っていたからだ 小さな頃から焼肉に慣れ親しんでいた 今では考えられないが1週間に一度は焼肉であった 焼肉を頻繁に食べる風習は故郷の土地柄かもしれない しかも焼肉は日本料理なんだとその時は少しも疑う余地はなかった 結果色々違った そのことを大学進学と同時に家を出て知った 話を戻そう 焼肉がある暮らしが当たり前だと思っていたワタシは、バーベキューなんて口にしたこともない認識だった

          焼肉とバーベキュー

          ナポリタンは焼きそばです

          様々なスパゲッティーを食してきた 1ヶ月毎食スパゲッティーだった時代もあった トマト系やクリーム系、オイル系にも手を出した オイル系は特にペペロンチーノにハマった ドハマりした ところが ある日、あるスパゲッティーに気移りする そう ナポリタンだ ナポリタンは言わずもがなニッポンのスパゲッティーである 本場イタリアで頼んでも出てこないらしい ニッポン固有の洋麺 それがナポリタンだ 具材はシンプルだが、しいて言えば「ピーマン」「タマネギ」「ベーコン」は

          ナポリタンは焼きそばです

          馬鹿みたいな会議

          営業会議は公開処刑場 私はそう思っている。 営業マンだった私は、ほぼ全ての職場において営業会議なるものに参加していた。 そしてほぼ全ての会社は、いわゆるトップダウンの指示系統だった。 逆に、ボトムアップのような意見吸い上げ型の営業会議は非常に効率が良い。 なぜなら、部長や次長の無駄な説教や武勇伝話に付き合う必要がない。 馬鹿かっつ~くらいブチギレ、馬鹿かっつ~くらいどーでもいいこと自慢してマウント取りにくる。 その点、ボトムアップは骨のある会議になるのだ。シュッ

          馬鹿みたいな会議

          ショートスリーパー

          FIFAワールドカップで大いに盛り上がったニッポン列島。 サッカーファンはもとより、サッカーファンでなくともリアタイで観戦し、勝利に酔いしれ、また敗北に涙したのではなかろうか。 サムライブルーが闘った後、かなりの人々が寝不足気味で仕事していたと推察される。 成人の理想的な睡眠時間は1日6〜7時間とされている。 仮に1日7時間としよう。人生80年から割り出すと204400時間。 私に至っては残りの人生を30年と捉えた場合、76650時間。 まだまだ長い旅のようだ。

          ショートスリーパー

          ズボラマンのさっかくグルメ

          冷凍ぎょうざがアツい。 いや、そっちのアツいじゃなくて、ぎょうざ商戦の盛り上がりのコトである。 食品メーカー各社がこぞって売り出している冷凍ぎょうざが大人気過ぎてアツいのである。 味の素冷凍やテーブルマーク、大阪王将も出している。 どれもウマい。ウマいウマい。 しかしどうだろう。 ウマいと言えど、毎回毎回食べる前から味の想像ができやしないか。 そこで、人類は味変を覚えた。 味変で味の向こう側に行く術を身につけた。 しかも身近な調味料でだ。 一袋12個入りの

          ズボラマンのさっかくグルメ

          取捨選択

          世の中は情報であふれている あふれ返っている やれ事件だ やれ結婚だ離婚だ やれ倒産だ 株高だ円安だ しかしどれもこれも欲しい情報なわけでもないし、正しい情報とも限らない ときに情報操作で人をおとしめようとするものもあるし、人を傷つけようとするものもある 最近のサッカーワールドカップとその前後の報道を観てその思いはより強くなった 彼らはいつから日の丸を背負って立ったのだろう 勝てば天国 負ければ地獄 サッカーに限ったことではない 日常的にあることのほんの氷山の

          味の算数

          クールジャパンと銘打ち、和食が世界を席巻している。 ミシュランガイドにも日本の和食店が軒を連ね始めた。 コロナ禍でインバウンドの需要は見込めなくなったが、海外進出組の日本の和食店は未だ根強く、内需だけでは支えられない和食の地位を維持もしくは向上させつつある。 さて、日本人の食事情に目を向けると、食の欧米化と言われるよう、和食離れが進んでいる。和食を生んだ日本で、今はその存続が危ぶまれているのである。 白米よりパン。 焼き魚より焼肉やステーキ。 みそ汁よりポタージュスー