見出し画像

保持したい距離

コロナ禍でずいぶんとクローズアップされた人と人との距離

「ソーシャルディスタンス」

これはあくまで感染症対策でのことである

しかし、公共の場所などでの人と人との距離となるともうひとつ気になる距離がある

それは

「パーソナルスペース」

これは人が心理的肉体的に許容する人と人との距離範囲を意味する

人が許容する距離範囲なので、その距離感には個人差をともなう

満員電車を我慢できる人がいればできない人もいる

回転寿司店やラーメン屋のカウンターで隣人と肘と肘とがぶつかり合うのが許せる人がいれば許せない人だっている

このカウンターのケースだが、イスが固定されていてどうにもこうにもできないのが嫌な人ならラーメン屋のカウンターでラーメンは食べないかもしれないし、そもそもラーメン屋にすら行かないかもしれない

ワタシの主張するところはこうだ

①電車や夜のお店では長椅子の隅っこがマスト

よくドラマなどで見かけるが、お偉いさんやはたまた偉そうなオッサンがソファーのど真ん中にて両手に花で酒を飲む、なんてシーンはワタシには到底耐え難い

②職場内での会話は最低1メートルは離れて対話

用事があるたびに寄ってきて、やたらめったら肩や腕や背中や腰や稀に首や後頭部を触るとか、それがいくらオフィスのマドンナ的存在の人からでも拒絶反応が出る

③トイレでは小用でも個室大便器で用を足す

小便器で後ろに並ばれると一生出せる気がしない

以上、大筋3つを主張したが、かと言ってワタシは潔癖症かと言うとそうでもない

だが、これらを保持できないのは心理的肉体的には不快である

あとにも先にも一度だけだが、職場で若い事務員さんに首を触られて怒ったことがある

あれは夏の暑い日

外回りから帰社してすぐの出来事だった

ワタシは全身の素肌という素肌に大量の汗をかいていたわけだ

こんなときはお互いが不快である

それ以来、口もきいてくれなくなった

人との距離に定義はないだろうが、できればソーシャルディスタンスのように有識者による科学的根拠に基づく数値を打ち出してもらい、必要とあらば法整備もしてほしいくらいある

人間がお互い気持ちよく過ごせる社会が持続するのをワタシは今日も切に願う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?