エメラルドさんのつぶやき日記＃5【大阪旅行】

エメラルドの大阪旅行

6：00 起床。スマート・フォンのアラームが鳴っている。
今日は大阪へ行く日なのだが、切符はまだ買ってない。私はいつもギリギリ派。目的のミサは夜からなので2度寝することにした。どれくらい経ったのだろう、深く眠っていたらしい。幸せな夢を見ていた。うすら笑いでよだれを拭き、スマート・フォンを確認すると6時12分。7時間位寝ていたような感覚だったが、12分しか経っていなかった。
こういう時、得した気分になるよな。逆浦島太郎睡眠と名付けよう。

さて、ゆっくりと朝食。餅なし雑煮（豆腐・海苔・大根を投入し、醤油酒みりんで味付けした、だし汁）を啜る。
だしは昆布と鰹節。
「だしが効いとるわ。昆布とカツオのマリアージュや。」

ゆっくりと朝食を摂り、ゆっくりと身支度をし、駅に到着12時に。出発進行。特急列車に乗り込む。乗客多めだが自由席に座れた。列車がゆっくり動き出す。街のあちこちに雪の固まりが残っている。線路沿いの家の子供が手を振っている。
『わい、大阪に行くんやで』とつぶやきながら手を振り返す。

♢


特急列車はぐんぐん走る。上るにつれ、並走する川の中に巨大な石が増えてくる。上京感が強くなる。同時に撮り鉄の人たちが増えてくる。こんな真冬のうら寂しい山奥にも撮り鉄たちは、カメラを構えてポツンポツンと立っている。一人きりの者もいれば数人で並んでいる者もいる、時にはでかいカメラを担いで走ったりしてる。元気だなあ、こんな僻地まで何時間もかけて。感心しながら眺めていた。
あちら側はこちらの姿は見えない様子。こちらからは、あちらの様子がよくみえる。

～特急列車の車窓から～

つづく