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(157)娘から学ぶマナーレッスン②

★"フランス料理”★<食事・前編>

本日も引き続き、「マナーレッスン」<食事編>です。

①洋食のマナーは、テーブルの上に両手を必ず出しておきます。手をテーブルの下に置くのは「和食」のときだけです。「洋食」ではマナー違反になります。理由は、テーブルの下に銃を隠し持っていない、ということを示すため。貴方に敵意はなく、丸腰です、という安心感を相手に伝えるための行為なので、しっかり守りましょう。

②小さなバッグは、座っている椅子の後ろ(自分のお尻と椅子の間に挟む)に置き、その他の大きな荷物、コート類は全てクロークに預けます。このことも相手に、「私は貴方とお食事を楽しむために来ました。貴方に危害を与えるようなものは何も持っていませんよ。」という意思表示です。
それほど海外は「銃社会」である、ということですね。

③着席すると、「位置皿」が必ず置いてあります。「位置皿」の真ん中にきちんと座りましょう。

④パンを頂くときは、食べる分だけちぎり、ちぎった面が自分側になるようにおきます。最初に細かく幾つもちぎり分けるのはNGです。また、パンを口に持っていくときに、反対の手でこぼれ落ちないように添えるのもNGです。パンくずが落ちないように食べることがマナーになります。

⑤最初にスープが来ます。
スープは食べるもの。飲むものではありません。まんまるのスプーンの場合は、スプーンを横にして口に入れます。
先がとがったスプーンの場合は、とがった先から口に運びます。尖ったスプーンは横から口に運ぶときに、スープをこぼしてしまう可能性があるからです。少しずつすくってスープを食べましょう。
絶対に音を立ててはいけません。

⑥お料理が来たら、左側から食べるのが鉄則です。また、全体をバランスよく食べていきます。一つずつ制覇して食べるようなことをしてはいけません。
添え物がある場合は、メインと添え物が同時に無くなるように食べるのがマナーです。

⑦マナーとは、楽しくお話しながら食事の時間を楽しむためのもの。いつ話しかけられてもお話できるぐらいの量を意識して食事をします。大きく一口で食べて、モグモグするのはマナー違反になります。

⑧途中でお水やドリンクを飲む場合は、
ナイフとフォークの先を重ね、持ち手が末広がりに置くようにしますが、このときに、持ち手がテーブルに付くように置いてはいけません。持ち手が空中に浮くようにナイフとフォークの先を重ねて置きます。

⑨食べ終わりのサインは、フォークとナイフをお皿の真下に置くのが、イギリススタイル。
右斜めに重ねて置くのがフランススタイル。
右90度に重ねて置くのがアメリカスタイルになります。
本日はフランス料理なので、フランススタイルで置きましょう。

⑩お料理は左側から食べるのが鉄則ですが、さらに、下から食べていきます。
いきなり、上から右方向から食べるのはマナーを知らない人、と思われてしまうので気をつけましょう。

⑪メインディッシュのお肉やお魚が来た場合。左側からナイフで切って食べていきます。全部切ってしまってはいけません。
左手にフォーク。右手にナイフ。
また、フォークの背に載せるのがイギリススタイル。フランススタイルは、フォークの内側に載せます。アメリカスタイルは、フォークの手を右手に持ち変えてもマナー違反ではありません。

⑫サラダの野菜は基本的にナイフで切ってはいけません。大きい葉の場合は、葉の真ん中をフォークで折り目が付くように押し当てて、折り紙のように葉を半分にナイフで曲げて、そつなくフォークに押し当てます。サラダの葉をコンパクトにして、口に運びます。

次回は、<食事・後編>


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