自分の好きな仕事

まだ若輩者の私が働くことを全てを語るのはおこがましいのですが、私にとっては働くの意味は変化してきました。
学生時代、サッカー部で毎日サッカーしかしていなくて、働く=バイトで、遊ぶためのお金を得るための手段でした。その中でもモテたいからちょっとかっこいいバーで働くとか、現金がすぐ欲しいから日雇いで働くとかありましたが、その時はただ遊ぶお金欲しさで働いておりました。
それから就活がはじまり、働くのイメージが変わりました。当時は最高の氷河期で、自分は何をしたいとか全くなく、親を安心させたいとか、周りからかっこいいと思われる会社にとか、自分がやりたいより、周りの目ばかり気にして仕事を探して大企業ばかりを探していました。
結局大企業、何をしている会社かきちんとわからずそのまま就職しました。
東京支店に決まり、毎日朝5時に起きて、毎夜接待、飲み会がある生活を1年半くらい続けました。その頃人生で初めてサッカーから離れました。
ストレス発散もなく毎日仕事飲み会で20kg近く太り、、結果的にやめました。
周りには根性無いと思われるのが嫌でそれらしい理由を言ってましたが、結局は嫌だったからです。
当然親、周りには当然大反対され、3年は続けなさいと言われましたが、我慢できずただただ嫌でやめました。
ただ、辞めて家に帰ると肩身が狭いので、この時初めて真剣に働くとは何かを考えました。
自分に合う仕事、したい仕事とは何か。
自分にとって働くとは。
お金、時間、やりがい、周りの目、楽さ、承認欲、様々な視点から分析しました。
やりがいの視点から、動物が好きで動物園の仕事も調べましたが、お金とのバランスで諦めたり、
時間の視点で、事務員として9時17時の調べましたが、これまたお金とやりがいのバランスが合わなかったり、逆に月額30万の給与を探すと、休みなしの新規飛び込み営業のようなストレスマックスのような仕事だったりで、バランスが合いませんでした。
自分にとって一番大事な事は何か、分析を重ねた結果、結局時間であり、お金であり、承認欲求でした。そこで公務員という仕事を見つけ、勉強して就職しました。
公務員になってからは淡々と9時17時の生活をして(もちろん部署によっては深夜までやってましたが)、自分の時間をメインで仕事をして、満足していました。やりがいもそれなりにあり、給料もそれなりにあり、世間ウケもそれなりにあり、で自分のゴールはここだと当時思っておりました。
ただ、余裕ができた事でまたサッカーの生活が復活しました。
しかしそんな時に職務上の都合で離島に転勤になりました。誰も知ってる人がいない地域に行った時に一番に探したのはサッカーチーム。
そこで、人生の転機となる男に出会いました。
彼は夢追い人。
30後半にもなって本気でJリーグの監督になりたいと言いながらサッカーバーでバイトをしてました。
彼と夜な夜な夢を語り合った気付いたのが、人生は一度きり、やりたい事をしないと後悔するということでした。
自分のやりたい事、、、それはサッカー、サッカーに関する仕事。でした。
そこから、とにかく勉強をはじめました。苦節数年で試験に受かり税理士としてスタートできることになったんですが、これまた親族、周りは大反対。
公務員という安定した地位を捨てて、独立して仕事をする。
そこにみんな激しく抵抗を覚えたようでした。
ただ自分はもう迷わなかったです。
とにかくサッカーの仕事がしたいという一心ですぐに公務員を辞め、税理士になりました。
今はサッカー選手や関係者、サッカーチームと打ち合わせする日々を送り、本当に幸せです。
僕にとって働く事は色々変遷しましたが、今言える事はやりたい事をする。人生一回、後悔ない事をしたいです。


#私にとってはたらくとは


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