結婚の一面。
結婚をすると世帯単位で人と比べられる。
旦那がどうなのか
妻がどうなのか
子どもがどうなのか
暮らしぶりのレベルはどうなのか。
一人だとその中身は比較的分かりにくいが
夫は妻の話を外でし、妻は夫の話を外でする。
子どもは近所でも教育機関でも色々な話をする。
親族、近所、所属先。
多々ある関係先に、一人でいる時よりは
世帯内の人物の生き方や暮らしぶりが
外部に漏れ出るのである。
比べる素材一丁上がり。
人と比べてはいけない、人は人。
それはただの理想であり、
親族内であっても友人間であってもどんぐりの背比べは
日々繰り広げられるのである。
一人は気楽であった。
独身貴族という揶揄でさえ
『雅な言葉よのう』と気に入っていたものである。
自分が話さなければその実態は比較の素材になりにくい。
しかし、結婚した途端に状況は変わってくるのである。
親や親族、友人間のそれらは本当に面倒である。
距離が近いだけに遠回しの表現であっても
それが比較だと分かる。
また自分の行動が比較の対象となるだろう時、
なった時に思うモヤモヤもまた面倒だ。
それが結婚というものの一面なのである。
資本主義を否定するつもりはないし、
誰が悪いとか悪くないと言った話ではないのだろう。
解決策も見当たらない。
兎にも角にも、なんて面倒なのでしょうと思うのである。
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