他人様にはバレている

霧がひどく朝から渋滞していたせいで
遅刻してしまった。

昨夜は日付が変わるまで起きていたとはいえ
しっかり8時間は布団に入っていたのに
どうも集中力が続かず
いつもはしないようなミスもしてしまった。

こんな日もある。

担当者がわざわざお菓子を片手に
ミスの指摘をしに来てくれたので
申し訳ないやらありがたいやら。


いただいたお菓子は帰りの車内でいただいた。
仕事終わりに食べる甘いものって
なんであんなにおいしいんだろう。

口にしたときに感じる
開放感というか
エネルギーが全身に染み渡る感じは
甘いものでしか得られないと思う。

今期の数字が思うように跳ねなかった。
自分なりに試行錯誤して
調整もしてみたけど
トップの人たちの足元にも及ばなかった。

あまりにも数字を離されてしまい
悔しいを通り越し
彼らは本当に正攻法で戦ってるのか？
なーんて
情けない疑いをかけるようになってしまうくらいには打ちのめされた。

図に乗っていたんだよなぁ。
私はそういうやつだ。
割と結構すぐ調子にのる。

鬱々しやすい私がいるかと思えば
根拠のない自信しかない、
根明な私もいたりするので
褒められすぎると自尊心が爆発して手に負えなくなる。

なにごともバランスだ。
バランスをとりながら生きることも
私の今世のテーマっぽいよなぁ（？）

帰り道、
大好きな曲を爆音でドコドコ流しながら
国道を走る。


背伸びしたって
仮面つけたつもりでいたって
情けなくて恥ずかしい未熟な私を隠し通せないから悔しい。

知らないうちにしっかり漏れ出していて
他人様にはちゃんとバレているんだ。

他人から見たら
「あちゃー」って部分も曝け出して、
でも卑屈にならず
あっけらかんと生きている人がいるけど、
私はそういう人がすごく好き。

だから今日のことも
私の好きな人に近づけたと思えば
まぁいっかと思えたり

…しないわ。
全然しないわ。
　　

そう思えないところが
未熟さを象徴してる感じがして
余計に恥ずかしい。
ああ恥ずかしい。
なんて恥ずかしい人間なんだろう。

「私はこんなもんです」
「この程度の人間なんですよ」
と言ってしまえる軽率さを
もっと自分に許してあげたい。