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【米指標】どうせなら荒れてしまった方がチャンスになるのでは! 24/8/11

Yan氏で~す。
インパクト!!!

最初に新しくフォロワーさんが1人増えました。ありがとうございます。
オセアニアが多めですが、為替、日本株、商品などの深堀分析をしています。今後共によろしくお願いいたします

では最初にダイジェストです

先週8/5~8/9のマーケットは、日銀の金融引き締め策と米国の失業率上昇の影響で乱高下しました。特に円は大きく変動しましたが、現在は141円台ミドルで反発しています。今後の為替市場は、今週発表される経済指標やイベントによって方向性が出る可能性があります。

中国では、人民元の動向は円に連動しており、キャリートレードやリスク選好の変化、中国経済への依存などがその要因と考えられます。

ポンドは、イングランド銀行の利下げにもかかわらず、大きく売られていませんが他の要因で上下運動です

日本では、第2四半期のGDPが注目されます。円キャリートレードの解消は進んでいる可能性があり、今後の円の動向に影響を与えるでしょう。

ユーロは、経済指標が少ないため、今週だけは安全通貨としての需要が高まる可能性があります。しかし、市場は9月の利下げを織り込んでおり、ユーロ売りのシナリオも考えられます。

カナダドルは、政策乖離の期待のピークが過ぎた可能性があり、織り込みが進んでいます。しかし、雇用統計の結果が悪かったため、今後の動向には注意が必要です。

オーストラリアドルは、タカ派的な金利据え置きにもかかわらず、利下げ期待は消えていません。中国とアメリカ経済の動向が、今後のオーストラリアドルに影響を与えるという従来からの方針通りです

ニュージーランドドルは、利下げの可能性が高いと見られていますが、国内経済は雇用が堅調でありながらも電力問題等で据え置きも考えられます。
これは昨日の記事を読んでください

ドルは、労働市場データの弱さが出てきましたが、FRBは依然として強気な姿勢を示しています。市場は利下げを織り込んでいますが、全ては11月の大統領選挙次第かもしれません。今週発表されるPPIからCPIの結果が注目されます。

中国では、熱中症による死者が出ており、天候の景況で小麦不足への懸念が高まっています。

FRBの量的引き締め(QT)は年内に終了する見込みですが、実際の終了時期は利下げペースと資金調達市場のストレス次第となります。

こんな感じの内容をここから下でグダグダと書いています
マニア向けですが、ちょっとしたこともあるかもしれないので興味がある方はここから先におすすみください


本文

PPIの分析の前に現状を確認してみようかと思います

次週のへの動向と、週末の報道等なんかと意識してみます

ざっくりとですが、今週の動きを
 先週市場は、日本銀行の金融引き締め策と米国の失業率上昇の両方が原因で、乱高下でした。円ショートポジション解消は日銀会合と米雇用統計発表前に始まったのですが141ミドルで反発しています。日本人としてはかわらずのデジタル赤字などでこれ以上下がるにはやはりドル側での動き次第だと思います。やはりppi,CPIなのかと思います
 今週は経済指標カレンダーを見ていると非常に多く感じます。ここを乗り越えると方向性が出て、ジャクソンホールへ繋がるような展開だと思います。素人の私でもそのくらい解るような流れなのか?。
 米国の7月CPIはFRBの9月利下げの可能性を高める可能性があります。一般的には英国のCPIとGDP、日本のGDPも注目ですが、私はオセアニア通貨ですかね(笑)そのオセアニア通貨に関連してまずは中国からです

中国

 中国は経済支援策を導入していますが、体制変更は行っていません。ただ、対米では人民元の動向は依然として円に連動しています(やっと結論です。)

元と円はなぜ連動するのか?

  • キャリートレードの影響: 低金利の通貨(円など)を借りて、高金利の通貨(人民元など)で運用するキャリートレードが盛んに行われています。このため、市場心理や金利差の変化などによってキャリートレードの巻き戻しが起こると、円と人民元の両方が同時に影響を受けることがあります。

  • リスク選好の変化: 世界経済の先行き不安などにより投資家のリスク選好が低下すると、安全資産とされる円やドルが買われ、リスク資産とされる新興国通貨(人民元を含む)が売られる傾向がありますが今回は急速な変動のため元も円に追従したのではないかと

  • 中国経済への依存: 日本経済は中国経済との結びつきが強いため、中国経済の動向が人民元だけでなく円にも影響を与えることがあります。


ポンド

イングランド銀行は利下げを開始しましたが、さらなる利下げには慎重な姿勢を示しています。ポンドは重要な反転の可能性を示しています。暴動なのか、国内事情なのかは調べきっていないのですが、利下げしてもそこまで売られていないと判断します

日本では、第2四半期のGDPが注目されます。円キャリートレードの規模は不透明ですが、現在の淘汰は終わった可能性があります。

この記事のまとめですが、
 CFTCのデータによると、投機筋は円安への賭けを大幅に手控えた。これは、日本銀行の利上げ期待から円が急騰し、キャリートレードが解消されたためです。専門家の中には、日銀の利上げはキャリートレードの縮小を促す上で適切なタイミングだったと指摘する声もあります。しかし、市場は突然の動きで痛手を負っており、回復には時間がかかる可能性があります。


ユーロは
ユーロ圏の経済少ないので一番安心な通貨で逃げ道になる可能性があるのでは、しかし市場は9月の利下げに大きく傾いています。ユーロはここ数日狭いレンジで推移しているのも方向が定めっていないからだけだと思います
 9月上旬のユーロ売りのシナリオは以前記事を見てください


カナダ

カナダでは、政策乖離の期待のピークは過ぎた可能性があり、カナダドルは織り込みが進んでいるようです。先日の雇用統計でも結果が悪いわりには売られません。むしろ買われています。リセッション懸念の入り口であるとしたら、この上昇は継続できないのでないかと思います。

まとめると
カナダの7月雇用者数は予想に反して減少、失業率は横ばいとなりました。しかし、正規雇用の平均時給の伸びは鈍化しており、エコノミストは依然として経済の弱体化を示唆していると見ています。労働参加率も低下し、パンデミック時を除いて26年ぶりの低水準となりました。短期金融市場は、カナダ銀行が9月に追加利下げを決め、年末までに約3回の利下げを行うと予想しています。
私は夏休みなので、アルバイトが増えると考えていました。ところがそこまで増えていないってのがとても気になります。学生がそこまでいないのかアルバイトを控えないといけない状況なのかと、もしかした1か月先に何かした反応がでるのかです。買うというより、反転をまって売りたい通貨です


AUD
 オーストラリア準備銀行はタカ派的な金利据え置きしたので、強いのは強いのですが、利下げ期待は消えない。やはり中国とアメリカ次第なのか、今のところいろいろと堅調だが外部要因の浸透具合、引き続き監視しています

NZD
ニュージーランド準備銀行は利下げの可能性が高いと欧米のサイトを見ていると出ています。しかし国内の状況は今回も据え置きしてもおかしくないように見ています。タカ派利下げなら買われる。据え置きでも買われる可能性が出てきましたね。まだ悩んでいます。昨日の記事でも書きましたがあまりにも決定的な報道がないのです。ぎりぎりまで監視します


最後はドルですね

 労働市場データの弱さが出てきました。木曜の失業保険は良かったが方向性は弱いと思います。FRBの面々は今だに強気な方が多い。
 マーケットは今後3回の会合で75bp以上の利下げを織り込んでいますが、全ては11月の大統領選挙への忖度次第かなと(笑)

今は9月の利下げの可能性は高いと報道が多い。今週の8/14に発表される7月のCPIが良くても悪くても9月の利下げは行われると思います。悪ければ50bpになるのではないかと。
 今回のCPIは総合・コアともに0.2%上昇すると予想され、前年比では上昇が鈍化すると予想の記事を見ました。上昇ってのも凄いのですが、PPIも同様に0.2%上昇すると予想され、前年比ではヘッドライン率が低下し、コアPPIも今年初の前年比減速となるという記事も見ました。小売売上高は鈍化、工業生産は減速、住宅着工は小幅上昇ではないかとも。
 7月は一時的に回復する予想が多いようです

忘れていけないのですが、ミシガン大学の消費者信頼感調査は7月まで4か月連続で下落し、昨年11月以来の最低となりました。

それでも、今週はドル指数は回復しているという事実
10年国債の不調で金利上昇からのドル買いって反則技ですね
調整中ですが、悪いニュースが悪いニュースと捉えられてきたのですが、前向きな人が多い米市場ですが、さすがに前向きな報道が減っているのも、なにか変化を感じます

あれ、夏休みはとらないのですか?
ロイター 8/9

同じ日ですが、この記事
ロイター 8/9

原油は、中東情勢で上がっているのに、加速させる内容です
低迷ね。どうなるのでしょうか?

変わり種だとこの記事です
ブルームバーグ 8/9

この記事をまとめると
 FRBの量的引き締め(QT)は年内に終了する見込みだが、実際の終了時期は利下げペースと資金調達市場のストレス次第となる。景気減速や流動性圧力のリスクがある中、FRBが景気刺激のために利下げを行う場合はQTは停止される可能性が高いが、政策正常化のための利下げの場合はQTが継続される可能性がある。金融システム内の流動性についても懸念があり、FRBが準備金を過度に縮小させると翌日物資金調達市場のボラティリティー上昇を引き起こすリスクがある。資金調達市場にはすでに圧力の兆候が現れており、米国債を担保とした翌日物レポ取引の金利が上昇している。一方、FRBの翌日物リバースレポ(RRP)ファシリティの残高は減少している。

モルガン・スタンレーのストラテジストは、FRBがQTプログラムを早期に終了させる要因として、短期金融市場の流動性枯渇と米経済のリセッション入りという2つの可能性を挙げているが、どちらも可能性は低いと見ている。

ああ、なるほどね、今年をなんとか乗り切れば、引き締めが緩むのですね。そうなると景気刺激になるから、一部の人が25年が景気良くなる理論があるのですね。結構無理があるシナリオかもしれないですが、可能性はゼロではないですね

もう一つブルームバーグから 8/9

まとめると
ノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメントは、労働市場の減速がリセッションを引き起こすとの見解から、6月にブラックロックの米国債20年超ETFに27億ドルを投資しました。最近の米国債相場の反発は、この投資判断を正当化するものです。シュッテ氏は、経済への過剰な資金投入がリセッション入りを遅らせてきたが、その状況は変わりつつあり、労働市場の減速がリセッションの引き金になると指摘しています。彼は、3-6ヶ月以内にリセッション入りする可能性を示唆し、労働市場がさらに勢いを失えば、FRBは0.5ポイント以上の利下げを行う可能性があると述べています。

さすがはブラックロックというお褒めの記事です

つぎは今話題のサームルールのお話です
ブルームバーグ 8/8

サームさんは今すぐとは言っていないのですね。ただ、労働者の種類の問題もあるとも言っています。

記事ではこんな感じです
 サーム・ルールは、失業率の3ヶ月移動平均が過去12ヶ月の最低値から0.5ポイント以上上昇した場合、米国は既にリセッション入りしているというシンプルな指標です。過去のデータでは、このルールはいずれのリセッションも正確に示唆してきました。しかし、現在の失業率上昇は、移民急増など労働力供給の増加が主な要因であり、必ずしもリセッションの兆候とは言えません。それでも、労働力需要の軟化を示す兆候もあり、リスクは存在します。現在の採用ペースは、失業率が6%だった2014年の水準に戻っており、労働力参入によるサーム・ルールへの寄与分の一部も需要鈍化を反映している可能性があります。

パウエルFRB議長は、データでは労働市場の正常化が示されていると指摘しましたが、サーム・ルールが反映する過去1年間の失業率の上昇は、リセッションに近づいていることを示唆しています。したがって、FRBは金利を引き下げるべき時かもしれません。

と、サームさんはまとめます

これと真逆なのはこの方
ブルームバーグ 8/11


 ボウマンさんはタカ派だからしょうがないですね。

その他には、トランプさんは金融決定権をほしいとか言ったり、ハリス副大統領はFRB独立支持のお話とか実は米株は買いだとか出ています

サイトをぐるぐるとしている割には大きな記事を見つけられないな~と感じてしまっているのはなぜ?
おそらく、いろいろと織り込みがされているのをなんとなく、感じているのかもしれないですね

最後にこの記事です
ロイター 8/8

どうしても、小麦不足が頭をよぎります。
小麦の価格が上がるかもしれないと。
 う~ん。決め手がないのですね。これで中国が景気が良かったら
迷わずに小麦のロングをするのですが、かの国はこのような事態になったら国民に我慢をさせる可能性もあるので、もう一つ決め手がほしいです

余計なお話でした


そんな感じです

あとがき
 さぁ、これからPPIです。地獄のような資料集め、記事にしてしまえば短いのですが、めんどくさいけどやってみます。

以上です

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