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オーストラリア人の彼女と 猫と、僕と°

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2019年12月の記事一覧

ありがとうございます

気がつけば、 kittyとの二人暮らしが始まってから、 十日ほどが経ちまして、 kittyも僕も、 すっかりそのペースを掴んだように感じますが、 あと少しすれば彼女が帰ってきますので、 今掴んでいるそのペースを、 kittyにはさっぱりと忘れていただきたいですね。 環境の変化をまた不安に感じて、 ストレスを与えたくはないですから。 難しいでしょうけれど。 環境の変化といいますと、 今年の夏頃からInstagramを始めて、 オーストラリア人の彼女と、kittyとの生活を、 毎

メイサートン

大好きなメイサートンの言葉の一つを、 僕なりに訳してみました。 この言葉と出会ったのは、 二十歳の頃ですが、 一人でいるのが大好きな自分と、 誰かとともにいるのが大好きな自分とを、 目まぐるしく行ったり来たりしていたとき、 その自分自身の安定感のなさに、 少しばかり疲れを感じておりました。 身勝手で協調性がないなあ、 そのようにも。 ですが、この言葉と出会ったとき、 メイサートンのように思考の深いところに到達することはできていなくとも、 一人でいるときは、 誰かとともにいる時

kittyの健康

kittyのお気に入りのご飯、 サイエンスダイエットのチキン味。 ご飯がなくなったら買っておいて そう彼女に言付けられておりましたので、 彼女がいつも行くスーパーにそれを求めて行ったのですが、 マグロ味しか売っておらず、 あれ? そう思いつつもそれしかないので購入。 以前、大型ショッピンセンターを訪れた際に、 一ヶ月分くらいはあろうかという大きなサイズのチキン味のものを一緒に買ってことがありましたので、 確かに商品は存在するはずなんでしょうけれど、 そこにはないようでございま

無知

 無知というものは、ある種、とても強いものであるように感じておりまして、英語を話せるようになるために努力できたのも、その無知があったからこそだと思います。  どの程度を「英語を話せる」と定義するのかは、人それぞれ異なるでしょうが、僕の場合は、「ネイティヴの方々が複数人いるグループで話せるようになること」としております。怠惰になれる方法を常に探しております僕ですので、目標は高く。とても重要なことでございます。  無知と言いましたのは、英語を話せるようになることを、標準語を話せる

良き相棒

昨晩は彼女とビデオ通話をしました。 オーストラリアでも変わらず楽しんでいるようで、 僕としましても大変安心いたしました。 行く前は、 Very nervous と、母国なのにそんなことを漏らしていて、 楽しい里帰りになってくれたらな、 そう願っておりましたので。 心待ちにしていたミートパイを食べて(日本のパイとは使われるスパイス等が異なるようで、彼女の舌には風味絶佳だそうです)、 日本では考えられない、 クリスマスのビーチを満喫して、 家族同士でプレゼント交換をして、等々、

良い夜

クリスマスの夜も普段と変わらず、 kittyも僕も各々したいことをして、 のんびりと過ごしていたわけですが、 そういや長いこと爪を切っていなかったかな、 ふとそう思いまして、 kittyの爪を確認してみると、 猫も小指と言うのでしょうか、 人間の小指にあたる爪はシャープに尖っておりまして、 これは危ないな、 ということで切ることにいたしました。 とは言いましても、 kittyが起きているときに、 さあ切ろう、 ぱちん、ぱちん、ぱちん、 なんていくわけはございませんので、 睡魔

すぐのぼせてしまうのです

kittyは少しずつ僕との二人暮らしに慣れてきたのか、 みゃーお と、鳴き続けることは昨日はありませんでした。 いつも通りのkittyのようで、 外をじっと観察して、 それに疲れたらソファで睡魔と戦って、 僕がトイレに行けばついてきて、 シャワーを浴びていれば、 扉の近くでお行儀良く座ってくれていて、 愛らしさ絶好調、 というような。 ですから、 僕がベッドに行って、 布団に潜ると、 kittyもすかさずベッドに飛び乗って、 僕の足元でごろん。 Good night, kit

夜のステージ

昨晩は少しばかり眠りの浅い睡眠となってしまいました。 kittyは、 僕がベッドに潜り込んで、 寝ようとし始めますと、 くんかくんかとやってきまして、 眉毛をぺろり。 布団を持ち上げて中に入れて、 そのようなサインなのですが、 やってきまして、 僕はすかさず持ち上げて、 kittyはずんずん入って僕の脇腹にどしん。 Goodnight kitty と、ここまでは幸せに満ちた時間だったのですが、 どれくらい寝たあとでしょうか、 時計を見ていないので分かりませんが、 遠くのほうか

言った気になっていないで

kittyは彼女の不在を感じているようで、 僕が帰宅しても、 玄関のドアの近くをくんくんと歩き回っているときがあります。 Where is my mum? そのように。 ですから、僕はkittyをそっと抱き上げ、 いつも彼女がするように、 You are so cute と、頬の辺りを撫でております。 彼女がいつもkittyを、 cute そう言葉をかけておりますので、 僕は普段それを聞いているだけで、 言うことはあまりありません。 ですが、 彼女がいないと、 cute その

僕とkittyの二人暮らし

彼女がオーストラリアに二週間ほど帰国いたしましたので、 日本では僕とkittyの二人暮らしが始まりました。 二週間もママに会えないkittyでございますので、 僕にその寂しさを埋められるのか、 大変心配ではございますが、 いつも通り、 僕がここにいて、 kittyもそこにいて、 しんと空気が流れている、 そのようにリラックスしていければと思っております。 空港では、 kittyを撫でて、ご飯をあげて、トイレも掃除して、等々、 kittyに関することを列挙しておりました彼女でご

 子ども頃は、空を見上げる習慣が全くありませんでしたが、歳を重ねるにつれ、空を見上げる回数が増えたように思います。  ただ青くて、ところどころに雲が漂っていて、直視できない太陽が眩しくあって、テレビの天気予報の、太陽のマーク、雲のマーク、雨粒のマーク、その順に、空は青さを失っていく。  それくらいの認識しか持っていなかった僕でございましたが、あるとき、正確には覚えておりませんが、遠く離れていても、空を見上げれば繋がっている、というような、果てしない規模のお話を聞いてから、空の

 「豆は畑の肉」と言いますが、僕がその言葉に出会ったのは、小学生の頃だったと記憶しております。当時は、 「どこからどう見ても肉じゃない」  恥ずかしながら、そのように、真正面から、その言葉を捉えておりました。  それから大分時間が経ち、高校生の頃には、その栄養価が肉に匹敵するくらいに素晴らしいということを、認識するようになりました。中学生の頃は思春期真っ只中で、栄養価、健康なんてものは二の次、もはや違う世界の事柄でしたから、高校生になってようやく、でございました。  どうして

キス

彼女が帰宅して、 晩ごはんもおいしくいただき、 リラックスタイムに入りますと、 kittyはそのときを待っていたかのように、 彼女のところにとんとんと近づいていき、 彼女の顔のどこかを、 ぺろぺろと舐め始めます。 足でも手でもなく、 決まって顔のどこか。 多いのはおでこあたりでしょうか。 大人になりかけの欧米の少年が、 紳士的な行動を覚えて、 ladyの手をとってそこに挨拶のキスをするような、 そのような、 初々しくもどこか成熟した薫りも感じさせる、 素敵な行動に僕には見えて

あと五センチ長ければ

欧米の方は、比較的、 日本人よりも足が長く、胴が短いですが、 彼女もご多分に漏れず、 足が長く、胴が短い体型です。 身長は百六十ほどと、 オーストラリアではとても小さいほうらしいですが、 日本では平均的な身長でしょう。 もう少し大きければ良かった 彼女はそう言いますが、 僕も同じように感じておりますし、 多くの方がそう感じておられるように感じるので、 それは置いておいて、 彼女は、 もう少し胴が長かったら良かった そうも言っておりまして、 日本人からそのような発言が出ることは