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キス

彼女が帰宅して、
晩ごはんもおいしくいただき、
リラックスタイムに入りますと、
kittyはそのときを待っていたかのように、
彼女のところにとんとんと近づいていき、
彼女の顔のどこかを、
ぺろぺろと舐め始めます。
足でも手でもなく、
決まって顔のどこか。
多いのはおでこあたりでしょうか。
大人になりかけの欧米の少年が、
紳士的な行動を覚えて、
ladyの手をとってそこに挨拶のキスをするような、
そのような、
初々しくもどこか成熟した薫りも感じさせる、
素敵な行動に僕には見えております。
いつも抱っこされてばかりのbabyなkittyではなく、
成猫にいきなりなったような雰囲気。
Hi, boy
彼女はそう反応しますので、
余計にladyとboyのよう。
彼女のことが本当に大好きなのでしょう。
I love you
その言葉を持たない代わりに、
行動でその愛を示す姿は、
僕もだれていないで、
好きだと感じたら好きと伝える、
良いなと感じたら良いと伝える、
人間関係の根底にあるような、
大切な態度を積極的に示していかないといけないな、
そのようなことを改めて思い起こさせてくれております。
kittyを好きでいられずにはいられない、
愛おしい性格の一つでございます。
kittyのように愛に満ち溢れて、
波がなくその愛を示し続けられるようになれたら理想的ではございますが、
人間だから、
そのことを言い訳にはしたくはありませんが、
いらいらすることもあれば、
悲しくなることもありますので、
そのような感情とうまくお付き合いしながら、
これからもkittyを見るたびに、
ある程度はリセットできるようになっていれば、
それはそれで理想的だなと思います。
kittyというその存在は、
僕の人生をより良い形に形成する、
かけがえのないひとかけらであるようでございます。
ありがとう、うつくしいboy。

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