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メイサートン

大好きなメイサートンの言葉の一つを、
僕なりに訳してみました。
この言葉と出会ったのは、
二十歳の頃ですが、
一人でいるのが大好きな自分と、
誰かとともにいるのが大好きな自分とを、
目まぐるしく行ったり来たりしていたとき、
その自分自身の安定感のなさに、
少しばかり疲れを感じておりました。
身勝手で協調性がないなあ、
そのようにも。
ですが、この言葉と出会ったとき、
メイサートンのように思考の深いところに到達することはできていなくとも、
一人でいるときは、
誰かとともにいる時間のことを、
じっくりと振り返ってみたり、
そのときの自分を省みたりしているな、
そのことに気が付けまして、
それ以来、
大事に大事に心に仕舞ってあります。
年末年始、少しばかりばたばたしがちですが、
再び思い出したこの言葉を、
ゆっくりと味わいたいと思います。

孤独というものは疑いもなく努力を要することであり、そこに平衡感覚を維持するということもまた、疑いようもなく不安定なことです。けれども、忘れてはいけません。その時間の長さはどうであれ、友人や、または愛する人とさえ、孤独感というものなしで一緒に居続けるというのは、私にとっては、全く良いことではないということを。それなくしては、わたしは、実体をなくし、小さな破片となって散り散りになってしまうでしょう。一人の時間を持つことによって、わたしの身にどんなことが起こり、どんな結果をもたらしたのかを理解するために、偶然の出逢いをよくよく考え、その瑞々しい本質を捉えるための一人の時間を、わたしは確保しなければいけませんでした。

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