2023年2月の記事一覧
『われら闇より天を見る』クリス・ウィタカー著
出版 早川書房(2022/8/17)
ゴールド・ダガー受賞
このミステリーがすごい 第1位
週刊文春ミステリー 第1位
ミステリが読みたい! 第1位
読んでいくと何度も勘違いをしてしまう。
見た目で怪しんだり、1つの行いを見て判断したり。
語り手が変わると見え方がガラッと変わる。
愛が知人を救い、愛が他人を傷つける。
死んだ人たちは本当に死ぬべき人たちだったのか?
殺人をした人は本当に殺人
『オリエント急行の殺人』アガサ・クリスティー著
1934年発表
1974年と2017年には映画化もされた作品
最初のあたりで感じた違和感を読んでいく内に忘れて推理してしまった故に驚いた。
あまり推理小説を読んでいないからか、こんな終わり方があるとは思わなかった。
結末に解き明かされるトリック、真犯人に驚き。
犯人のその後に、と2度驚いた。
真実とは正義とはを問われる。
これは本当によく考えたい内容だが、悪は本当に悪なのか?
善は本当に
『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーウェンズ著
全世界1500万部突破のベストセラー 2022年映画化
2021年 本屋大賞翻訳小説部門第1位
湿地帯に住む少女の孤独と街に住む住人の少女に対する偏見を通して見える差別の問題や偏見。環境が与える成長への影響が描かれている。
さらには、動物学者でもある著者が環境問題にも触れているようにも読める。
自然動物や昆虫類の描写のリアリティーがすごい。
著者は70歳を超えているおばあちゃんで、湿地帯の少