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『方舟』夕木 春央 著

ストーリー
大学時代の友達5人と従兄の6人で迷いながら山奥の地下建築に行くが森が暗くなり始めたので泊まることにする。
そこで偶然出会う迷子の家族も一緒に地下建築に泊まることになるのだが、翌朝地震が発生し閉じ込められる。
地盤の異変で水が流入し、いずれ水没することがわかる。
タイムリミットまでおよそ1週間。
そんな矢先に殺人事件が起こる。犯人はこの中にいる。
地下建築から出るには1人が犠牲になれば出られそうな状況も分かり殺人を犯した犯人が犠牲になるべきだと犯人を探す。

犯人が分からないまま時間だけが経ち着々と水没が迫る地下建築の中で次々起こる殺人。誰が犯人なのか?
犯人を犠牲にして生き残る人たちは殺人犯では無いのか?
正義とは何か?

殺人の動機も分からず疑心暗鬼になりながら追い込まれていく。

正直、エピローグを読むまで感想を残そうとは思っていなかったが、衝撃のエピローグに呆然となった。

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