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(つぶやき小説) 真昼の夜道

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続いたら、私がうれしい。不定期。
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2023年5月の記事一覧

あなたは通信大学に通うことになったが、家でのレポート提出がほとんどで、外に出ることがめっきりなくなった。身体はぶくぶく太っていくので、ジムに行くことに決めた。ジムにはいろいろな人がいたが、これといった交流はなかった。次第に、あなたはジムに行くのも億劫になっていった。(3540日)

レポートを書くには、テキストを読み込む必要があった。ただし、読み込む場所は決まっていて、レポートに必要な箇所のみだ。そして、レポートには自分なりの考えを盛りこむ必要はなかった。あなたのレポートは引用だらけだった。自分の言葉を書くと、感想になるのがわかっていたからだ。(3510日)

通信大学はレポートを提出し、テストを受け、両方合格しなければ、単位はあたえられない。正直、大学で講義を受けて課題をこなす方が、よっぽど楽だ。弱音は、はいていられない。レポートを出し、テストを受ける。あなたは、いつまでこのような日々がつづくのかと、暗い気持ちになった。(3480日)

ただ、いいこともあった。通信大学のテストは会場まで行き受けなければならない。つまりは外出できるということだ。あなたはテストのあとには、外遊をした。本屋に行き、甘味に舌つづみをうった。けれども満たされなかった。一時は楽しいが、いつまでも楽しいわけではない。勉強せねば。(3450日)