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アダルトグッズ店とキャバクラで働いたことがある、愛しきチキン野郎です。 サブカルとア…

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アダルトグッズ店とキャバクラで働いたことがある、愛しきチキン野郎です。 サブカルとアングラと変なものにめがありません。

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『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』 その① 「バイトを始める」

初めまして、みなさん。ゴンゾーと言います。 突然だが、俺はアダルトグッズ店で働いてたことがあります。 働いてたといっても、大学生時代に数年ほどバイトしていただけだが。 本題に入る前に言うのもなんだが、別にアダルトグッズ店で働いてたという経験があったからといって、それで俺に何か変化があったとか、人と違う個性を身につけることができたとかそんなことはない。 大学生というのは、というか若い頃てのはとにかく他人と違うことこそが正義だと勘違いしてる節がある。 俺も勿論そうだった。

    • 『アダルトグッズ店が僕の青春だった。』その⑦「ラブドールに愛を込めて」

      しばらく何も書かず、このアプリの存在すら忘れていたのだが、久しぶりにアダルトグッズ店で働いてたあのころの思い出でも語ろう。 ラブドールにまつわるアレコレ  先日、といっても一ヶ月ほど前になるのだが、是枝監督の作品を見ていた。  タイトルは『空気人気』。タイトルから分かるかもしれないが、この作品にはラブドールが出てくる。  簡単なあらすじ紹介としてだが、とあるラブドールに突然命が宿り、さまざまな経験を経て、恋をして感情を得ていくというストーリーだ。  話自体が面白いとは特に

      • クソ雑魚サブカル日記 「コロナと検温機」

        筆が進まない。 しかし、簡単な日記ならば書けるだろう。 そう思い日々の取り止めもないことをメモするようにした。 先週、とあるラーメン屋に行った。 コロナ対策のために消毒をし、それから検温機の前に立った。 「27度」 俺はマジマジとその数字を見つめた。 夏場だから体温が上がってるだけだが、これはどうすればよいのか。 どうしたらいい?という表情で店員を見ると、彼女は特に何も言わず俺を店に通した。 去年の冬も同じことがあった。 「24度」 おおよそまともな人間の体温と

        • あの夏の日に死んだ祖父の名前を僕はまだ知らない。

          #夏の思い出 「夏がきたなぁ」 この前、仕事先の人と喫煙所でタバコを吸ってると、その人が窓の外を眺めながらボソリとそう言った。 俺もそっちに目をやると、眩しい青空の下に屋根だけを緑色に塗った真っ白な校舎があった。 わずかに見える透き通ったプールに人の気配はなく、あぁそうか今は夏休みなのかとどうでもいいことに気づいた。 だがそんなことよりも、仕事先の人がノスタルジックな気分に浸っていることがなんだか面白くて、意外とおセンチな側面があるのねと心の中で笑ってしまった。 「夏

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        『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』 その① 「バイトを始める」

        • 『アダルトグッズ店が僕の青春だった。』その⑦「ラブドールに愛を込めて」

        • クソ雑魚サブカル日記 「コロナと検温機」

        • あの夏の日に死んだ祖父の名前を僕はまだ知らない。

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』 その⑥「万引き犯の心理」

          自慢じゃないが、俺は万引きをしたことがない。ただの一度も。 何を当たり前のことをと思うかもしれないが、そう思うあなたはきっと恵まれた環境で育ったに違いない。それは俺も同じだ。 俺は生まれてこの方、しっかりとした両親に育てられたおかげか道を踏み外すことなく生きることができている。(留年はしたが) そのため俺にとって、当たり前の普通の人生をドロップアウトしていく人間ていうのは摩訶不思議な存在だった。 元来好奇心の塊のような俺は、危ない世界に魅せられて無鉄砲に飛び込んだりした

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』 その⑥「万引き犯の心理」

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』その⑤「ヤ○チンのオッサンが教えてくれたこと」

          そういえば言ってなかった。 実は某ネット掲示板にてアダルトグッズ店で働いていたことについて語ったことがある。 やはりみんな興味があるのがさまざまな質問をしてくれた。 質問に答えていくなかで、当時の記憶が甦り、一種のトランス状態になった。 面白いことに思い返すのは、当時はさして気にも留めなかったことばかりだ。 休憩室での黄昏、帰り道に歩いた夜の歓楽街、煌めくネオン、近くにあった吉野家。 あの頃は日常の風景にしか過ぎなかったわけだが、あれからいくつか歳を取った俺にとっては、も

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』その⑤「ヤ○チンのオッサンが教えてくれたこと」

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった』 その④「黄昏の一服」

          閑話休題。 今回は、俺が実際にバイトしていたアダルトグッズ店で経験した話ではあるが、そこまでアダルトグッズ店に関連する話はしない。 バイト先の休憩室での思い出である。 サイドストーリー的なものであり、まぁ箸休めとして聞いてほしい。 一気に書いちゃうとネタがなくなるからね! よって奇人変人は出てこないし、大した珍事件も起きない。 だが俺の思い出の中では忘れない光景として、色濃く残っているので、一応書いておこう。 俺はタバコを吸う。 昔はピースを、今は安いという理由でキャ

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった』 その④「黄昏の一服」

          好きた人にフラれたショックでそのまま風○に行ったエモい話

          どうもゴンゾーです。今回は俺の失恋について語りましょう。と言ってタイトル通りの話なんですが。 俺がその女性を好きになったのは大学一回生の冬ごろだったか。 アダルトグッズ店でのバイトにもだいぶ慣れた時期でだった。 好きになった女性は俺より二つ歳上の三回生。 同じ講義を受けていたのが、交流の始まりだった。 その人は東京生まれの箱入り娘なんて感じで、俺が今まで見た女性のなかで最も気品に溢れていた人だったと思う。 九州の田舎生まれの俺とはまさに月とスッポンの差があった。 だけど

          好きた人にフラれたショックでそのまま風○に行ったエモい話

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』   その③「ロリコンは手を繋ぎたい」

          一体なぜアダルトグッズ店で働いてたことについて書いているのか。 その理由は俺にもよく分かっていない。 だがあの頃の日々は本当に刺激的で、今ではノスタルジックな思い出となり、時たま俺も過去を懐かしむような歳になった。 ただそれだけのことだと思う。 自分だけの思い出として語らずにいるのもいいが、だけどこんな面白い世界を独り占めしていいのだろうかと思わなくもない。 きっと俺のように日々の変わり映えのない生活にうんざりして、何かしらの事件が人生に起きるのを待ち侘びているやつも大

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』   その③「ロリコンは手を繋ぎたい」

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』 その②「アダルトグッズ店員て何やってんの?」

          アダルトグッズ店とは男の夢であり、理想郷である。 我々の心を裸にして、人間の本来あるべき姿を教えてくれるのだ。  by ゴンゾー 前回は俺(ゴンゾー)がアダルトグッズ店のバイトに採用されたところで終わった。 採用されて嬉しかったものの、不安はあった。 アダルトグッズ店で働くというのには抵抗はない。だけど初めて長期バイトをすることには不安があった。 どんなことでも、初めててのは不安になるものだ。 俺は基本的にシフトは土日の昼か夜にしかいれなかった。 土曜日のシフトで同じだっ

          『アダルトグッズ店が僕の青春だった。 』 その②「アダルトグッズ店員て何やってんの?」