必修ビジネススキル⑫:コーチング
*今回の記事は1500字程度です。
こんにちは、にゃごんです。
今日は、全ビジネスマンが必修である50のスキルのうち、
「コーチング」について紹介していきたいと思います。
コーチングの全体像について書きますので、是非最後まで読んでいってください!
この記事はシリーズ物になっているので、ぜひ過去の記事もご覧ください。
また、この記事は堀公俊さんのビジネススキル図鑑をもとに書いています。
基本の考え方
目標の達成に向けて、自発的な行動を促進する働きをコーチングと呼びます。コーチングする人と受ける人の対話を通じて、さまざまな気づきや変化を促し、潜在的な力をフルに発揮できることを目指します。
人材開発に携わる人だけではなく、人と組織の学習と成長になくてはならない手法です。しかし、実際に現場で実践するとなるとスキルだけではなく、本当に相手の成長と成功を願う姿勢も重要になるため、その点には注意が必要です。
コーチングの技法
とはいえ、コーチングの姿勢が完璧でも技法を知らなければ成果を最大化できません。ここからは、コーチングの技法や流れについて解説していきます。
傾聴する
コーチングの第1歩として、まずは対話をしやすい環境を整えて、1対1で話しを聞くところから始めます。
大事なのは、相手に集中して言葉だけではなく心で聴いて共感する、という「積極的傾聴」や、反応を積極的に返すベーシングやミラーリングというスキルが求められます。
「きく」には2種類あり、受動的、自分中心に耳で聞くことを「聞く」、積極的に相手中心で心で聴くことを「聴く」と言います。精神論かのように受け取る方もいるかもしれませんが、相手のことをどう思っているかという姿勢は必ず態度や言動に出てきます。そのため、コーチングを行うのであれば、相手のことを想う姿勢を取ることが何よりの近道なのです。
質問する
コーチングはあくまで相手の自律的な行動を促進する働きです。そのため、相手の中に必ず「答え」があります。その答えを相手に気づいてもらうためには、質問のスキルが重要です。
質問のスキルを上げるためには、質問の引き出しを増やす必要があります。質問の引き出しについては以下のようになります。
拡大質問:話を広げる(何に困っていますか?)
特定質問:話を絞り込む(何かにこまっていますか?)
肯定質問:ポジティブに問う(どうしたらやれますか?)
否定質問:ネガティブに問う(なぜやれないのですか?)
未来質問:これからを問う(どうなりたいのですか?)
過去質問:これまでを問う(どんなことがありましたか?)
具体化質問:抽象度を下げ、深掘りする(たとえば、何がありますか?)
抽象化質問:抽象度を上げ、深掘りする(一言でまとめると?)
承認する
人は、自分の存在を認めてもらったときに、安心して変わろうとするため、「承認」が重要なスキルです。
傾聴と質問も承認の一つですが、今回紹介するのは「フィードバック」です。相手の活動や様子に注意を払いそのまま認めてあげること、特に、努力、貢献、長所、成長などポジティブな面を指摘することが大事です。
また「とてもうれしかった」などの自分の感想や期待などを伝えることも良いフィードバックです。
プロセスを設計する
コーチングは、相手の同意のもと、目標を明らかにして計画的に進めていくことが重要です。そのためには、さきほど述べたコミュニケーション的なスキルだけではなく、プロセス全体を組み立てるスキルも必要です。
ポピュラーな進め方の一つは「GROWモデル」です。
目標の設定
現状の把握
資源の発見
選択肢の創出
意思の確認
の5つのステップを用いてコーチングを進めていきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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それでは、ありがとうございました!
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