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考えるということ

 みなさんは働く時に何を考えながら、働いていますか?

 当時の私は、「仕事をいかに早く終わらせるか」をテーマに働いていました。なので、どうすれば早く仕事が終わり、定時に帰れるのかとスピード重視。

つまり、考えていることは、

    「早く帰るための仕事の逆算」

 あれが終わったら、これ!あれをしている間にこれ!みたいな感じで日々の雑務をいかに効率よく終わらせるか。をずっと考えていました。

 いやいや効率よく仕事を捌くのはいいでしょ!むしろ、そうしろ!って思った方もいますよね?私も効率よく働くのは大賛成です。

だけど、それは早くするという点にだけしか着目してませんよね?それだけでは、すごくもったいないんです。ということで、

今回の話では、
仕事をする際にあることを意識すると、メキメキ成長するよ。というお話になっております。


・考えるということ

 当時の私は早く帰ることしか考えていませんでした。つまり、仕事の1つ1つの行動に対して、なぜそうするのか考えていなかったのです。

 例の1つが以下になります。

 私は介護の現場で働いていました。そこでは昼食後にコーヒーを提供するサービスをしていました。 
 そして、提供後にコップを洗い、除菌するためにキッチンハイターを使い、つけ置きをします。

 その際につけ置きの時間は40分程と習いました。なので、なぜ40分なのかと考えることもなく、言われた通りに毎回、40分つけていました。

 ですが、使用方法を読むとすぐわかることなんですが、キッチンハイターを使用して除菌する場合の所要時間はなんと2分でよいんです。そして、漂白が目的でも30分と記載されています。

 なぜ、こんな簡単なことにずっと気づかなかったのかというと、つけ置きする目的を考えていなかったからです。

 これは本当に事例の1つですが、日頃から意識して仕事をしていないと、なぜという部分が自然と失くなっていきます。しかも、忙しいと尚更です。

 最初に疑問に感じていたことも、その時に調べたり、考えたりしないと疑問に感じなくなります。

 なぜなら、深く考えなくてもその日の仕事が無事に終わっているからです。ですが、これは致命的なことです。なぜかというと、根拠も考えずに仕事をしていると何も残らないからです。

 例えば、新人さんが入ってきた際に、「なんでこうするんですか?」と質問されたとしましょう。
その際に、

「前からこうやってるんだから、いいんだよ」と言って力技で突っぱねる人。

 なぜそのようにするのか、きちんと理由を説明できる人。

 がいた場合、皆さんなら前者と後者どちらの下で働きたいですか?勿論、後者ですよね?

 ですが新人さんが、質問の意図もなく、毎回ただただ質問するだけの人であった場合のみ、個人的には前者でOKだと思います(笑)

 説明するかしないかは本人次第ですが、説明できるか、できないかが大きな分かれ道です。

 そして、信頼される以前に、考えていない人は仕事の経験や知識を積み上げていません。積み上げているのは仕事をした時間の長さだけです。
※時間の長さを積み上げることを否定しているわけではありません。

 積み上げてきたものは、「前の職場ではこうだった」という事実だけなので、転職や異動があった際に、積み重ねてきた経験を活かして、臨機応変に働くことは難しいと考えられます。

 それに、考えて働くことは自分を守ってくれ、責任にも繋がります。例えば仕事で失敗した際に、

何も考えずに行動して失敗した場合。

考えて行動したが、結果的に失敗になった場合。

 同じ失敗という結果だったとしても、これにも大きな差があります。

 前者の場合、考えていないので、なぜその行動をしたのか説明もできません。説明できるのは行った事実だけになります。また、考えていない行動に対して責任を持って行動していたといえるでしょうか?

 逆に後者の場合は、失敗した理由を説明する際には、その時の状況、今までの経験や知識を基に考えた結果、このように行動しましたとキチンと説明できると思います。

 仮にこの2人が一緒に働いていて、会社の経営が難しくなり、「どちらかをクビにします」となった場合、残っているのはどちらかは明白ですよね。これは口が上手い方が残るとかではなく、考え方の問題です。

 考えるということはスポーツでも同じだと思います。最近、アニメ放送も開始されたアオアシという漫画ではこう書かれています。

選手達がフィルード上で自ら思考して最良手を探り、試合状況に合わせて自分のプレーを変えていくこと。

アオアシ4巻 伊達望

考えられない選手は先にはいけん!!

アオアシ4巻 伊達望

  ちなみにアオアシはめちゃめちゃオススメの漫画です。私の息子も絶賛どハマリ中で漫画を買ってほしいと頼まれています。読まれたことがない方は是非読まれて下さい。


・まとめ

 今回は考えることについて書きました。私が特に考えることの大切さを感じたのは転職した時です。

 転職する前の職場では、9年間働きました。9年間働きましたが、『本当に今までの方法でいいのか。』『なぜ、そうするのか。』など疑問を持ち、考えながら働いたのは僅か2年です。そして、転職後に自分の助けになっているのは、この2年間が主です。

 四六時中、考えるのは疲れますが、疑問を持ち考えるスタンスは、日頃から意識しておくと、自然と学ぶ機会が増えます。そして、考えながら働くとそうだったのか!など知ることが増え、楽しく感じます。

 ただ時間を見ながら定時に帰ることだけを考えていた時に比べると、仕事が充実したものに変わっていったことを覚えています。

     「全ての行動に意味がある」

が私の目標です。
まだまだ、出来ていませんが、仕事中だけでもそうありたいと思っています。

 なんか意識高い系みたいことを書いていますが、夜になるとビールを飲んで強制的に考えることを放棄しようとすることはめちゃめちゃあります(笑)

 私の記事では、イメージではなく、私が実際に経験したことを基に書いていますので、なにかの参考になれば幸いです。

 今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 

今回は写真

 ブルーワールド


 



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