[解答ハチドリ三世] - 「前回のミステリー54字の答え合わせ(feat. 南ノ名探偵)」
たとえる~なら~♪ そら~ヲか~ける~♫
ひと串~のハミングさ~ん♪
ハチドリ the 3rd~♬
って、焼き鳥にされとるやないか~い!
、、、(キョトン Σ(・□・))
、、、えー、外の暑さにもかかわらず、実におサムいオープニングとなりまして失礼いたしました。。。
前回、謎解き形式の『54字の物語』という企画で「ミステリー54字 ハチドリからの挑戦状」ヲ投稿した。
即興で作った内容であり、シャレのようなトリックものであると書いたが、想像以上に多くのフォロワーさまにコメント欄にてご参加いただいた。
ありがとうございました ToT ピヲピヲ ToT
しかも、日頃から「レベル高っ!」と感じているフィクション系フォロワーさまに多数お越しいただき、たいへん嬉しく、、、、ちょっとビビった ^^;
普段、54字のスタイルに慣れていない方は、少し混乱されたかもしれない。
逆に日常生活に54字を取り入れた生き方をされている(?)各位からは、「ケッ! 第1問なんて、秒速でぶっ倒してやったぜ!」とハチドリの羽を毟らんばかりの剛腕マッチョな感想をいただいた^^; (汗)
ちょっとした遊びのつもりで投稿したので、このまま「バイチャ☕!」の流れで考えていたが、多くの方に真剣にお付き合いいただいたので、「解答」を投稿しようと思う。
「どれだけ考えても分からない問題があった!」という方がおられたら、解説ともにご覧いただければ幸いである、、、が!、、、前回お断りしたとおり、シャレみたいなことをやっているだけなので、あまりムキにならず、半笑いくらいの表情で見守っていただければありがたい。
すでに全問分かってしまった方は、片方の唇だけ上げた感じの不適な笑みで見守っていただければと思う。
まだ前回のミステリー54字をお読みいただいておらず、まずは自力で挑戦してみたい!という方(が未だにおられるかどうか分からないが)が、うっかり「答え」を見てしまわないよう、いったん真下に『アヒル口の麗子』のイラストを挟み、その後で「答え合わせ」を始めたいと思う。
~ ミステリー54字 ハチドリからの挑戦状 ~
[解答及び解説]
[第1問] 凶器を探せ!
第1問であるが、「殺人現場に到着したばかりの刑事が、犯人の残していった凶器を探す」という場面から物語は始まる。
因みに、この刑事は「ハミング刑事」とかではなく、ご参加いただいた各位が「刑事」になりきっていただく設定で、名前はブランクにしてある。
「〇〇刑事」ということで、〇〇に各位のお名前またはニックネーム(マカロニ、ジーパン、テキサス、ボン、、、など)を入れていただければと思う(因みに、私は太陽に~とは年代が少しずれているが、再放送で「ボン」編の途中まで全話観た! ←ということを単に書きたかっただけである)。
脱線すると長くなるので、さっさと解答に戻るが、こちらの問題は「縦書き用の54字原稿」のフォーマットに対する先入観を利用したトリックである。
発想を変えて、左から横に「→」の方向で読んでみると、一番下の列に答え(凶器の場所)が隠されている。
「あしのした」
要するに、「凶器は足の下(あしのした)にある」という意味であり、「オイオイ、刑事はん! 登場直後から大事な凶器、、、踏んでますやん!」というシャレのような答えを楽しんでいただきたかった次第である。
こちらの問題、以前に投稿した『第1回 [54字の宴] ~肝試し~ エントリー』をお読みいただいた方は、「ネタの使い回し」と思われたかもしれない^^;
[第2問] 〇体を探せ!
先ほどの部屋で凶器を発見した刑事は、〇体があると思われる部屋に来た。
さて、〇体はどこにあるのだろうか?
第1問のトリックが分かった方にとっては、かなり簡単だったと思われる。
これも先ほどと同じように、今度は一番上の列を左から横に「→」の方向で読むと、〇体が隠された場所が明らかになる。
「やねうらべや」
要するに、最上階(一番上の列)が屋根裏部屋になっており、「〇体は屋根裏部屋にある」という意味となる。
まあ、、、何というか、やっていることは第1問とさほど変わらない^^;
即興で作ったので、私のようなものが、そんなにポンポンとトリックやらネタやらを思い付く筈もない(と開き直ってみる)。
[第3問] 逃げた犯人。。。
凶器と〇体を発見した刑事は、先ほどまで犯人がいたと思われる部屋に来たが、犯人が秘密の出口から逃げ出したことを悟る。
この部屋のどこかに秘密が隠されているのだろうか?
「かくしとびら」
おー!
何と部屋の真ん中に「隠し扉」があるではないか!、、、という意味であるが、そもそも部屋のど真ん中にある筈の扉をどうやって隠すのさ?、、、というマジメな議論はしないでいただきたい^^;
第1~3問はトリックが全く分からないと混乱するかもしれないが、1つ気付いてしまうと芋づる式に3問まとめて謎が解けてしまうかもしれない。
何というか、やっていることは同じであり^^; 、そもそも即興で作ったので、私のようなものが、、、(先ほどと同じ開き直りなので割愛)。
[第4問] 2人組を追え!
隠し扉を発見した刑事は、犯人が2人組であることを突き止めた。
犯人が逃げた方向を推理しようと試みるのだが、、、
、、、実はストーリーの流れ的には、ここで解答をご紹介したいのだが、第4問が一番難しい(訳がわからんぞ)とのコメントをいくつかいただいた。
従って、第4問の解説は最後に回し、先に第5問の答え合わせに移りたい(「チャーシューは最後に食べようね。ピヲピヲ」みたいなことである)。
[第5問] 密着24時。犯人逮捕の瞬間!
犯人に追いついた刑事、、、いよいよ逮捕なるか?!
第5問は少し趣旨が異なり、そのまま読むと暗号文のようである。
では、解答である。
実は1行目の『いんらにプッ。』とは、エスペラント語で『ねぎまは、やっぱり塩で食べるのが最高ですなぁ~』という意味である(最後の『オクをパ!』は『おかわり!』である)。
ということで、皆さま、さようなりぃ~!
、、、えー、たびたびご迷惑をお掛けしております。
カフェインが利いてきたのか、チョイチョイ持病の「ウザいことしたくなる病」が邪魔をする。。。
、、、当然のことながら日本語でのオチは用意してある。
まずは、こちらをご覧いただきたい。
「うみのそこ」
トリック的には第1問とかぶるが、一番下の列が「海の底」になっている。
(↑ 因みに、先ほどまでの血の色ではなく、海の色で囲ってみた)
一番下が「海の底」なのであれば、それより上は「海の中」である。
要するに、ラストシーンは「刑事が、海に飛び込んで逃げようとする2人組の犯人を追い、自分も海の中に飛び込んだ」という状況なのである。
そして、海の中で波に揺られながらも、必死で犯人たちと格闘する刑事は、、、ということで、こちらをご覧いただきたい。
まずは、上から「2列ごと」(「1列目と2列目」、「3列目」と「4列目」、、、)に区切る。
そして、波にユラユラ揺られるが如く、上の(1)「赤ユラユラ」、次に(2)「青ユラユラ」の順番で読む(船酔いする方、ご注意^^;)
それを続けて、「2列ごと」にユラユラ下りてゆくと、「海の中で波に揺られながら、必死で2人組と格闘する刑事の姿」が見えてくる。
因みに、続けて読むと以下のとおりである。
「海に飛び込んだ犯人を追い詰めた。波に揺られながらオレはジャックとトランプを殴り、ワッパをかけた。」
序盤で凶器を踏んでいた割には、意外と優秀で腕っぷしも強い(海の中で素手での1対2)、何ともかっけえ刑事である(私のスキな刑事でたとえるとするならば、古畑任三郎や刑事コロンボ、、、とは残念ながら真逆のタイプであり、『リーサル・ウェポン』のリッグスあたりのイメージとしておく)。
因みに、第5問は練ったつもりだったのだが、「犯人」、「殴る」、「ジャック」、「トランプ」など、「それっぽい単語を入れ過ぎるという失敗」により、色んな方にかなり簡単に解かれてしまって悔しい。ピヲピヲ ToT
では、順序が前後したが、いよいよ、、、
[第4問] 2人組を追え!
の解答及び解説
上に書いたとおり、第4問が一番難しかったというご意見を複数のフォロワーさまからいただいた。
トリックというほどでもなく、仕掛けは「シャレ」のようなものである。
だが、実は!
ノーヒントで「私が考えていたのと全く同じこと」を自力で推理し、速攻で正解に辿り着かれた恐るべきフォロワーさまがおられる。。。
正直、ちょっと悔しく、そして正解に辿り着いた速さに驚いた!
そのフォロワーさまとは誰か?!、、、というか、凄過ぎて本記事のタイトルにすでに名前を入れてしまったのでバレバレであるが^^; 、南ノ三奈乃(MinanoMinamino)さんである(以下、「南ノさん」とお呼びする)。
今日は何と!
南ノ名探偵に本アカウントにお越しいただいている!!
ということで、ここからは南ノ名探偵による「ショートショート(つくり話)形式 ^^;」による謎解きをお楽しみいただきたい。
[いきなりショートショート]
『南ノ名探偵、ハチドリを食う?!』
(南ノ名探偵 - 「名」、ハミング - 「ハミ」)
(いよいよ、名探偵の南ノさんとお会いできるのか。。。何だか緊張するな。。。)
ハミングは、早くもソワソワし始めた。
それもその筈、「挑戦状」とまで題して自分が仕掛けたトリックを南ノさんに簡単に見破られてしまったのである。
(あー、南ノさんって、怖そうな人なのかな。。。ピヲピヲ)
そのときである!
急にハミングの耳元で大きな声がした。
「少女探偵、現る!」
ハミ「うわ~っ!」
パタパタパタパタッ!
慌てて飛び回るハミングをニコニコ楽しそうに見つめる大人しそうな女性、、、そう、彼女こそ、あの名高い南ノ名探偵である。
名「オホホホホ、すみません、驚かせちゃいました~? アカウントにお呼びいただき、ありがとうございます^^」
ハミ「み、み、南ノさんですか?(思っていたより、優しそうな人で安心したけど)、ビックリしましたよ。どこから入って来たのですか?」
名「どこって、そこの『かくしとびら』に決まってるじゃないですか~^^」
ハミ「かくし、、、有ったかな? あー、すいません、ご挨拶がちょっと遅れてしまいまして。南ノさん、今日は、台湾からわざわざお越しいただき、ありがとうございます! お会いできて光栄です!!」
名「こんにちは。初次見面(Chu Ci Jian Mian)! 名探偵の南ノです。私もお会いできて光栄です。ムクドリさんでしたっけ? アイコンで見るより、羽が汚れているんですね^^」
ハミ「あっ、いえ、ハチドリ、、、というか、、、ハミングですけど、、、南ノさんって、結構率直な方なのですね。それよりも、推理、お見事でした。すぐに分かっちゃったんですか?」
名「いえ、そんなことないですよ。名探偵の私としたことが、少し悩みました。」
ハミ「そうでしたか。30分とか?10分とか? まさか5分でトリックが判明したとかはないですよね?!」
名「オホホホホ、ホロホロドリさんって、冗談がお好きなんですね^^ 5分だなんて、、、」
ハミ「ホロホロ ToT、、、では、、、結局は、、、10分くらいですか?」
名「そうですね。約 8秒です!」
ハミ「ハ、ハ、ハ、ハ、ハチ秒? 8秒で正解が分かったのですか? それって、驚くべきIQの高さだと思うんですが、、、」
名「IQ? 私、確か230くらいしかなかったように思いますけど。。。」
ハミ「いよいよ、ルパン三世並みのIQですね。では、、、IQ230の南ノさんから、第4問の解説をお願いできないでしょうか?」
名「えっ? でも、ハミングさんのアカウントだし、私から、、、?」
ハミ「もちろんですとも。ほら、川柳にもあるじゃないですか『名探偵 皆を集めて さてと言い』って」
名「むむ? それは、私が先日、ハミングさんに教えた川柳、、、」
ハミ「まあ、どうぞどうぞ。私はちょっとだけ失礼しますが、このアカウントヲ好きなように仕切ってください。助手のバードくんを置いてゆきますので、このアカウントで困ったことがあれば彼に聞いてください。では、パタパタパタッ」
名「、、、では、本アカウントの主であるハミングさんがいなくなってしまいましたが、コホン! 」
名「さて」
名 「さて! ヲ集りの皆さん、第4問のトリックヲご説明するに先立ち、まずは再度、こちらヲご覧ください。皆さん、ここで何ヲしなければならないかは分かっていますね。そこのバードさんも大丈夫ですか?」
バード「逃げた犯人を追う、、、ですよね。なので、まずは犯人がどの方向に逃げたのかを考えるべきだと思います。私、左から読んでみたんですが、意味を成さなかったので、恐らく上からとか下からとか、違った方向から読むと答えが出てくるのかと思ったのですが、、、」
名「バードさん、なかなか良いトライですね。因みに、犯人はいったい何人いるのでしょうかね?」
バード「何人って、ジャックとトランプの2人じゃないのですか?、、、えっ、まさか! 犯人の数自体に思わぬトラップが、、、」
名「そこにトラップはないです!」
バード「ないんですか。もう、お手上げですよ」
名「バードさん、よく犯人の名前を見てください。『ジャック』と『トランプ』。何者かを連想しませんか?」
バード「えー? ジャックって、『バウアー』とか、『ニコルソン』とか、『ブラック』とか、、、あと『豆の木』みたいな連想もあるか、、、ジャックって言っても広過ぎて見当がつきませんよ」
名「いえいえ、ジャックを単体で見るのでなく、『ジャック』と『トランプ』のセットで考えるのです。私はこれを見た瞬間、1.5秒である人物が頭に浮かびましたよ。トランプと言えば、あのジャックしかないでしょう?」
バード「トランプ、、、あー、そのままですけど、あのポーカーとかで使う『カードゲームのトランプ』のジャック、、、とかですか?」
名「そのとおり! そう、ここは難しく考える必要はないんです。そのまま、カードのトランプのジャック、つまり『J』ですね」
バード「すると、、、トランプの方は、、、分かった! QかKあたりが怪しい気がしますね。。。」
名「うーん。。。バードさん、それって、犯人のトランプもそのまま『カードのトランプ』だろうという連想をしていませんか?」
バード「えっ! 違うのですか?」
名「実は欄外に書かれたコメントに答えがあるのではと思ったのです。よく見ると、ハミングさんは第4問に対して『このシャレが2分以内に分かった人は~』と書かれています。私としたことが、3秒もの時間を要してしまいましたが、これがヒントだと気付きました。」
バード「ジャックとトランプが、、、シャレ?、、、名探偵、さっぱり分かりませんよ!」
名「オホホホホ。失敬失敬。勿体ぶるつもりはないのです。あっ!それより、コレ、お土産です。これでも食べて落ち着いてください^^」
バード「何ですかコレ? おー、美味しい!」
名「台湾のデザート、仙草凍(シィエン・ツァオ・トン)です。詳しくは、こちらの記事をご覧くださいね」
小腹も満たされ、すっかり上機嫌になったバードを相手に南ノ名探偵は根気よく説明を続けた。
名「先ほどの名前の件ですが、ジャックが「トランプのJ」となります。もし、もう1人の犯人が『カードのトランプ』である場合、そのまま『トランプのJ』と『カードのトランプ』で、シャレが成立しないのです。トランプはカードではなく、ほかのトランプでなければならないわけです。」
バード「カードではないトランプ?、、、そんな人、、、あっ!いた!あの人物しかいないのではないですか?」
名「そう! ドナルド・トランプ氏です!」
バード「いや、名探偵、何で先に言っちゃうんですか? 今のは私、先に分かってましたって! ねえ、分かってましたって!聞いてます?」
名探偵はやおら立ち上がり、ピヲピヲと騒ぐバードを無視して第4問の原稿用紙に何やら「〇」を付け始めた。
バード「ところで、、、54字だけ見たのでは、答えが分かり辛いのですね。コメントまで見なければヒントが伝わらないというのは、、、ちょっとズルくないですか?」
その言葉に名探偵は突如反応し、そして声高に叫び始めた。
名「そう! あのハチドリはズルいんです! 邪悪なのです! 性格が悪くて、サイコパスで、その上、ぐうたらでケチでエッチで、、、」
バード「いや、名探偵! ちょっと落ち着いてください! それは言い過ぎでは?名探偵も、仙草凍(シィエン・ツァオ・トン)を食べて、ホラホラ、二コ~ッと笑顔でいきましょう。笑顔で ^^;」
名「、、、取り乱して失礼しました。ところでバードさん、2人の人物は判明したわけです。『トランプのJ』から、何を連想しますか?」
バード「『J』からですか? まあ『J』と言えば、、、『11』ですよね?」
名「そのとおりです。『J』から『11』というのは、きわめて自然な連想だと思います。そして、今回の企画、敢えて『54字』という字数制限があります。ここで『11』とくれば、、、もうお分かりですね。」
バード「『11』、、、あっ! 数字の連想ですか! 『セブン(7)とイレブン(11)』とか、そういうことですか?」
名「いや、何でやねん! 単なる数字の連想ゲームにではなく、あくまでもドナルド・トランプ氏を巻き込んでください。この方の数字と言えば?」
バード「トランプさんの数字?、、、でも54歳は優に超えてる筈だし、、、」
名「そう、年齢ではないのです。この方と言えば、以前のアメリカ大統領の印象が強いと思うのですが、関連する数字が『年齢』でないのだとすれば、もう1つしかないですよね!」
バード「、、、ドナルド・トランプ氏、、、アメリカ大統領、、、あ~っ! 分かったぞ!」
名「そう! 第『45』代アメリカ大統領!」
バード「だから、何で先に言っちゃうんですかぁ~ ToT」
ピヲピヲと泣くバードを無視し、南ノ名探偵は、先ほど「〇」を付けていた第4問の原稿用紙を取り出した。
そして、今まさに南ノ名探偵が各位にゆっくりと語りかける。
名「では、本記事にヲ集りの皆さん、いよいよ正解を貼りますよ。もうお分かりですよね? ジャックとトランプ、彼らはどこへ逃げたのか? 『犯人の2人組がいそうな場所』を探せば、彼らが逃げた方向が自ずと分かるのです。最後のトランプ氏の『シャレ』のトリックに気付くには、この名探偵、不覚にも3.5秒を要してしまいました。そして、私もねぎまは塩がスキです。では、私が8秒で辿り着いた正解ヲ、、、皆さま、、、ご覧ください!」
《正解はピンク鳥🐦の後で!》
名「ご覧のとおり、ジャックの『11』、そしてトランプの『45』。それぞれ11文字目と45文字目のマスを繋ぐと、、、」
「にし」
名「つまり、犯人の2人組は西(にし)へ逃げたことがわかります。」
バード「おぉ~! 南ノ名探偵! かっけえっす ToT」
そこへ、ちょうどよいタイミングでハミングも戻ってきた。
ハミング「あっ?トリックの解説、ちょうど終わったの?」
バード「あー、ハミングさん ToT ちょうど南ノ名探偵が ToT もうカッコよくて ToT」
ハミング「そう言えば、南ノ名探偵は?」
バード「えっ? すぐそこに、、、」
ハミングとバードの2羽は、先ほどまで南ノ名探偵がいた場所を振り返ったが、名探偵の姿はすでにどこにもなかった。
ハミング「これはこれは、また名探偵お得意の『かくしとびら』で逃げたのだな。きっと我々に対する挑戦状に違いない。助手のバードくん。すぐに追いかけよう!」
バード「わかりました。ハミングさん。南ノ名探偵の逃げた方向ですが、恐らく、、、『みなみ』の方でしょうね!」
ハミング「ダジャレかよっ! でも、ほかの方角もありえるぞ!」
バード「もう分からないんですか? ほかの方角は有り得ないの! 『みなみ』のみなの!」
(『いきなりショートショート』完)
~おまけ~
その見事な推理力に敬意を表し、ちょっとだけ「南ノさん祭り」
さて、南ノさんがノーヒントで第4問のトリックを見破ったことについては、悔しくもあり、本当に驚いた。
ただし、南ノさんは質の高い小説を書かれており、それこそミステリーを得意とされているので、「 わたしまけましたわ」という潔い気持ちもある。
私も南ノさんの作品のファンであり、中でも好きなのが『シュレーディンガーのチョコ』という作品である。
以前、私は「【買ってよかった】 アニメ『青春ブタ野郎』「桜島麻衣」のクリアファイル」という記事を書いたことがあるが、私は『青春ブタ野郎』というアニメがスキである。
『シュレーディンガーのチョコ』は終盤あたり、南ノさんお得意のミステリー仕掛けな畳み掛けも心地よく、そして最後の2行あたりが、『青春ブタ野郎』を思い出させる「何ともいい青春の1ページ」になっている。
もう1作、推し作品となる『奇譚草紙』第6話「飴玉」』をご紹介する。
本作は『奇譚草紙』というシリーズからであり、私は全作コンプしている。
実に個人的な印象であるが、シリーズ全体からは、何となく私のスキな宮部みゆきさんの『おちかの怪談シリーズ』に似た印象を受けた(私が勝手に言っているだけであるが)。
そして、第6話となる『飴玉』であるが、第1幕が終わるあたり、ちょうど気になるところで幕がストン!と下りて暗転したようで、見事な演劇を観ているようかのような衝撃を受けた作品である。
最後に「今回のショートショートの名探偵登場シーンの元ネタ」をご紹介する。
いよいよ本格的な推理もの『少女探偵、はじめませう!~五百雀弓子と三文文士~』シリーズである。
私も読み進めている最中である。
皆さんもミステリーに興味があれば、まずは上記の私の推し作品からお読みいただいてはどうだろうか?
類まれなる南ノさんの推理力を駆使したミステリー連載、、、
面白くないわけないじゃないですか、皆さん!
(完)
(注: ↑ 上の決めゼリフも南ノさんの記事を悪びれもせず、パクっています^^;)
南ノさん、ご協力ありがとうございました!
今後とも、自分のセンスを磨くべく、作品を参考にさせていただきます!
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