見出し画像

映画「ミリオンダラー・スティーラー」は実際の強盗犯が脚本

 

  
 前代未聞のやり方で、
銀行から大金を手に入れようとする
主人公フェルナンドとその仲間たち。



 それまでの過程も面白いし、
そこからも面白いし、
そのお国ならではの背景を理解するとかっこいいし、
この映画はかなりおすすめです。



 アルゼンチンでもこの映画は
大好評だったようですし、
Googleの視聴者評価も高かったです。
ネットの評価といつもずれている
わたしも楽しめました!
万人にうける映画だと思います。




 この映画の見どころを3つにまとめますと、



1 実話、しかも実際の犯人が脚本しているためリアル


  2006年に実際に起きた事件を映画化しています。
しかも、脚本は事件の首謀者フェルナンド・アラウオ。
現実は小説より奇なりと納得。
真実だからこそ、すべてがいきいきしているのかもしれません。


 実際の犯人たちも映画の最後の方に出てきます。
当時驚愕の事件だったようですね。
ドキュメンタリー番組もあるようです。




2 フェルナンド・アラウオ


 変わり者の首謀者です。
この映画の脚本家でもあります。
元々芸術家なのですが、
大量の雨水でタバコが銀行の下に流れていくのを見て、
驚きの計画を企てます。



 
「お前はイカれてるだけで馬鹿じゃない」と
言われるフェルナンド。
この言葉・・・気に入りました。笑
このセリフでこの映画は楽しめそうかも?
とウキウキしちゃいました。



 その後、フェルナンドは
幾何学的に考えて計算し、成功に導きます。
頭が良いのでしょうね。




3 個性的な仲間


 これがフィクションなの?というほど、
個性が強いです。
女好きだったり、普通のパパだったり、
信仰者だったり・・・・
泥棒のプロだったり。



 アルゼンチン映画がこんなに面白いとは思いませんでした。
緊迫なシーンもありながら、笑えるシーンも多いです。
わたしは声を出して笑いました。



 お国柄なのか、陽気で適当!
真面目すぎる人は見習って良いかもしれないです。




 ラテンアメリカ人の中では、
約束を守る方のアルゼンチンの人たちだそうですが、
招待された時間にきっちり行くのは逆に失礼で、
30分遅れて到着するのが普通だそうです。





 初対面の人にも「あなた」ではなく、
「お前」というのも当たり前だそうです。
皮肉の効いたブラックな笑いが大好きということで、
この映画を観れば、納得です。



楽しいだけじゃなく、
ハイ簡単という訳でもなく、
ありきたりのストーリーでなかったのも
とても良かったです。
そして、BGMも良いです。
やっぱり映画ってBGMも大事ですよね。





 気になった方はぜひ観てみてくださいね。




この記事が参加している募集

映画感想文

ストーリー中毒者なのでは?と悩む時があります。 でも、お酒じゃなくてよかった?ギャンブルじゃなくてよかった? 今日はなんの映画を観ようかな?どんな本を読もうかな? 誰かの観よう読もうをサポートできたらうれしいです♪