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コーポレートデザイン部として生まれ変わったクラシコの新しい組織

「管理、…という言葉は使いたくなくて」

経理や総務、人事などを担ってきた管理部門。それを新たにリデザインするにあたり、代表の大和(おおわ)は、部署のネーミングに頭を悩ませていたといいます。

そこへ、こんな一言が投げかけました。

「コーポレートデザイン部、というのはいかがでしょうか?」

2020年8月、管理部門の部長職として入社が決まっていた橋本の一言でした。それはこれまでクラシコの、社員や組織に対して向き合ってきた姿勢を的確に言い当てていました。

「よし、それでいこう!」

会社が急成長し、社員数も増え続ける今こそ、社員一人ひとりの視点を理解できる組織体制が必要になる。

部署の単なる名称変更とは違う。これからのクラシコ全体にかかわる大きなプロジェクトが始まります。

語り手は、創業期から経理を担当してきたジニと、コーポレートデザイン部部長として2020年8月に入社した橋本。根幹にある想いをインタビューしました。

管理部のお仕事とメンバー紹介

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▼橋本(写真左)
2020年8月中途入社。コーポレートデザイン部部長。公認会計士試験合格後、監査法人に務める所からキャリアがスタート。上場企業の経営管理部、スタートアップのCFOなどを経験。
▼ジニ(写真右)
クラシコ株式会社の創業期から3人目のメンバーとして活躍。メイン業務の経理のほか、新商品開発に向けたサンプル作成や刺繍の自社サービスを開発するなど新たなチャレンジの姿勢を社内で積極的に示している。

──橋本さんは2ヶ月前に入社したところですが、クラシコ入社までの流れや入社理由を教えていただけますか。

橋本:直前までインバウンド向けのサービス運営会社にいました。前職を退職後は、少々長めの夏休みを過ごしてまして(笑)。その間に転職活動を行っていたんです。

転職活動中は、これまでずっとIT系のベンチャー企業にお世話になっていたのもあり、ITベンチャーからのお誘いが多かったです。しかしそんな中で、クラシコと出会い、実際に触れるモノづくりという点とD2Cという点に惹かれて、入社しました。

──面接を受けてみて、印象はどうでしたか?

橋本:D2Cに関しては、知識不足もあり、ちょっと先入観もあったんです。企画します、CAC確認します、CVR確認します、LTV確認します...みたいな。まさにマーケティングがメインの企業ってイメージですね。でもクラシコは全然違っていて驚きました。

確かにD2Cなのですが、手段がそうなだけで、中身はクラフトマンシップ溢れるモノづくり企業。良い意味で裏切られました。

お話を聞けば聞くほど興味がわき、自分が今までやってきた知見をどう生かすことができるかなと考え始めました。コロナの影響で家にいる時間が多くなり、実際に手や肌でモノに触れて意識して感じる機会が増え、あらためて『モノ』の影響力を実感していた時期だったことも大きいですね。

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──ジニさんは以前のインタビューでクラシコへの入社ストーリーを伺っていますのでくわしくはそちらに譲るとして、今日は管理部門のお仕事についてお聞きしたいと思います。

ジニ:これまで管理関係のお仕事は、経理担当の私と、総務全般を担当する鹿股さんとの2人体制でした。

これまでは社員数も少なくそれで十分でしたが、現在のクラシコは急成長をしています。人も増えてきたタイミングで見直すことにしました。

名称も「コーポレートデザイン部」となり、橋本さんを部長として3人体制で社内をリデザインしていくイメージです。

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ジニ:橋本さんには社長の大和からも「管理ではなくコーポレートデザイン」をお願いされている前提があります。

特に経理は、これまで私が未経験からひとりでやってきたので、会社の成長と比べたときに限界も感じていました。

クラシコをもっと成長させるためには、外の世界のことをもっと取り入れていく必要があると考えています。

コーポレートデザインで大切にすること

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──具体的にこれからコーポレートデザイン部では、どのようなことをされていくのでしょうか?

橋本:これまで管理のお仕事というと、経理、総務、労務、法務…というように、名称をみれば仕事内容が見えてくるものがほとんどでした。これだと、なんかクラシコらしくないですよね(笑)

そこで、コーポレートデザインという言葉を使う背景には、すべての仲間を巻き込んで調整し、クラシコの文化、ブランド、ミッションを反映した新しいコーポレートを作っていこうという想いを込めました。

たとえば「経理だったら経理」の目線だけではなく、社員一人ひとりが持つそれぞれの視点から考えられるようにすることが大切です。これからは私たちが各部門の架け橋となり、コーポレートをリザインしていきます。

──クラシコのバリューである「顧客の視点で想像しよう」に通じるものがありますね。

橋本:まさにそうです。クラシコが文化として持っていたお客さま視点を、今度は社員の一人ひとりに置き換えるイメージです。

顧客視点に立ち、モノをリデザインするクラシコだからこそ、私たちコーポレートデザイン部が全社意識を持つ必要があります。

IT企業からの異文化コミュニケーション

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──ITベンチャー企業から転職してきた橋本さんからすると、クラシコの社員とはまるで異文化のコミュニケーションをする感覚だったと思うのですが、実際どうでしたか?

橋本:確かにITベンチャーの傾向としてはいい意味で「若いです!勢いです!!」っていう感覚は強くて、一方でクラシコは落ち着いていて大人の印象でした。

それもあって、確かに異文化ではあったものの何か衝突があったということもなく、すんなりと受け入れてもらえた感じがあります。

モノが人に与える影響を理解しているからこそ、人に対する対応も丁寧なのかなと思いましたね。

──現時点でまだ入社2ヶ月ですが、これまで取り組んだことはありますか?

橋本:予算の面ではこの短期間に大きな改革もしましたが、もっと個人的なところでいえば、社員全員と1on1のコミュニケーションを取らせてもらいました。

コロナの影響もあり、まだ2ヶ月で5回しか出社できていない状況で、ほかの社員も在宅ワークが中心です。

だからこそ、クラシコのバリュー「手をあげよう」の精神で、手を出せるところは全部出し、人と話し、意見を聞き、どれだけ全員と広くかかわれるかを意識してきました。

──社員として受け入れる側だったジニさんからは、橋本さんはどのように映っていましたか?

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ジニ:価値観がめちゃくちゃ合う!って嬉しくなりました。

仕事面でもこれまでは相談相手がいなかったのでとても頼もしく感じています。予実管理も私がこれまで担当してきたのですが、疑問があっても答えを自分で見つけるしかなかったので。

Slackの返信スピードもはやいし、中身も適切で濃い。一緒にやっていくにあたって希望しかなくて、神が降りてきたと思ってます(笑)。

今後の展望とメッセージ

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──最後に、コーポレートデザイン部の展望について、橋本さんから代表してメッセージをお願いします。

橋本:「新しいコーポレートを一緒にデザインしませんか?」

これから入社する方にはそのようにお伝えしたいですね。

会社が大きくなると必然的に法やルールも増えていきますが、その型にあてはめるだけのことはしたくないと思っています。

クラシコの文化にリザインされた、型に捉われないコーポレートデザインを一緒にやっていければと思います。

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