はじめての街歩き : 国立編
コラム:ClafT事務局 萩原有紀
昨年からボランティアスタッフとして参加するようになったCenter line art festival Tokyo。
応募前に活動内容を調べていた中で目についたのが、この街歩き企画Clap!でした。
身近な街が、ごく日常的な視点・かつアートを感じられるような語り口で紹介されていて、面白く読んでいたのを覚えています。
自分も参加してみたいなと思っていたので、いざ!初めての街歩きにわくわくです。
今回は国立が舞台となりましたが、実は私にとってはあまり馴染みのない土地で、 Claftersに参加するまで来たことがありませんでした。
未だにパッと見て「こくりつ」と読んでしまいます。
右も左もわからないものの、とりあえず駅北口から出て歩いてみることに。
普段あまり写真を撮る機会がないからか、スマホで名もなき道をパシャパシャ撮っている自分が気恥ずかしくなってきてしまい、人通りの少ないところをひたすら進んでいきます。
すると、あっという間に国分寺に辿り着いてしまいました。Uターン。
それにしても、何てことない道にも面白い風景があるものだなぁ、と思いながら撮影していきます。
北口に戻る途中に出会った、木のおもちゃの専門店「Bremen」に心惹かれて入ってみました。
さまざまなおもちゃを眺めながら、幼い頃は木製のおままごとセットに憧れがあったことを思い出します。
今なら買い放題!ということで、ひとつ選んでみました。木でできたパズルや標識など素敵なものばかりで、しばらく唸った結果……
あちこちに置いていつでもゆでたまごを楽しめます。これは良い買い物をしました。
ありふれた景色も、何だか不思議な雰囲気になりますね。
ひときしり遊んだ後、折角なのでClafTの会場付近に行ってみることにしました。
駅を挟んで反対側、南口から出てみます。
直後、カレーの匂いにつられてお店に入ってしまいました。
国立でカレーといえば、この「いんでぃ庵」なんだそうです。
それほどお腹は減っていなかったのに、美味しそうな気配には抗い難く。
きのこカレーでご満悦です。
腹ごしらえも済み、いよいよClafT2024の会場のひとつ「沖本家住宅」に向かいます。
ここから坂がきついのですが、辿り着くと途端に森深い佇まいになり、達成感と共に爽快な気分になりました。
カフェも併設されている沖本家住宅の和館では、9/20(金)〜23(月・祝)まで展示プログラムを行う予定です。独特な雰囲気の和室内の展示は、きっと印象深いものとなるはず。ぜひご覧になってくださいね!
それでは駅に戻ります。
来た道とは違って線路沿いを歩いてみると、またまた面白い光景が連なっています。
国立駅に着きました!
駅前の「旧国立駅舎」は、その名の通りかつて駅舎として使われていた建物です。今は展示室や案内所とともにオープンスペースとして使われており、先日の4月末にはClafTのスタートアップイベントHello ART! も開催されました。
本祭中も9/20(金)〜23(月・祝)の間に無料展示が行われます。駅舎内が一体どのようになるのか、今から楽しみです。
はじめての街歩きを終えて、普段だったら通り過ぎてしまうだろう何気ない光景にも、こんなに見どころがあるんだなぁと気づくことができました。
知らない街を歩くとき、まずはランドマークや観光施設を調べてしまうけれど、あてもなく歩いて見える景色にも街の魅力が詰まっているのではないかと思います。
国立がどんな街なのか、一度歩いただけではまだまだ深くは分かりませんし、発見できていない魅力もきっとたくさんあるのでしょう。だからこそ、何度も行ってみたくなるというものなのかもしれません。
次に来た時はどの道を歩いてみようかな、と思いながら写真を見返している今日この頃です。
Center line art festival Tokyo(中央線芸術祭)2024 は「心象〜Representation of the mind.〜」をテーマとし中央線沿線地域で美術展示やパフォーマンス、ワークショップ、トークイベントなどのプログラムを開催します。
市民生活へと深く浸透する芸術創造の場を創出し、東京中心部における文化圏を西東京地域に緩やかに拡大してゆくためのプラットフォームとして継続することによって、地域コミュニティ、民間を主体とした文化創造を促進してゆくことを目標におきながら、西東京地域から全国に向けた発信を市民とともに行ってゆきます。
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