Clafters

今秋開催の「Center line art festival Tokyo 2023 」…

Clafters

今秋開催の「Center line art festival Tokyo 2023 」のボランティアスタッフ Clatersのメンバーが、プログラム開催会場のあるJR中央線沿線地域の街を歩き、発見した街の表情や日常風景の中にある「アートの種」をそれぞれの言葉で発信してゆきます!

最近の記事

小さなオアシス

コラム:フェスティバルディレクター 三浦宏之  4月から始まった2023年の開催地探訪「Clap!」も、フェスティバル開催地となる中央線沿線7つの駅周辺の旅を経て、ついに最終の地、吉祥寺へ到着しました。 昨年の4月~8月の期間で開催されたこの企画も、今年で2回目となる訳ですが、長期定点観測的にそれぞれの街を眺めてみると、景観やその装いなどが大きく変化しているところも沢山ありますが、全く変わらない(昔ながらの)街並みが残されているところもあります。  全体の印象から感じる

    • たのしいまち

      コラム:フェスティバルディレクター 三浦宏之 夏真っ盛りという言葉がぴったりの1日。今回は高円寺を歩きます。 改札出口から南口に抜け出ると、人の出の多さに驚かされつつも、なんだか嬉しいような気持ちになりました。長く続いたコロナ禍のトンネルを抜けて、皆当たり前のように外出するようになったのだなと改めて感じます。 そんな人通りの多い高円寺を南口に出て、パル商店街脇の路地を歩いてゆくと目についたのがこれ。 ただの缶ゴミです。ただのゴミではありますが、昨年くらいから街の隅や道端

      • 住む人、来る人、みんなの意思でできあがる街

        コラム:Clafters 中川和華 今回の街あるきの舞台は「吉祥寺」。 音楽と映画が好きな私は、ライブハウスや映画館目当てによく訪れている街です。 でも今回は目的も目的地も設定しない街あるき。初めての体験にわくわくしながら、手渡された地図を片手に街に繰り出しました。 まずはどこに行こう?普段向かうことの少ない南口へ出てみたら、暑がりの私には厳しい真夏の気温。涼を求めて、まずは井の頭公園に向かうことに。 なんとなくこっちが公園かな、と思う方向に歩いていくと、看板の裏側に

        • きままにあるく

          コラム:Clafters 伏田茉莉香 猛暑日。高円寺を歩きました。私にとって初めての街歩きです。 今回私は地図を全く見ず、ただぶらぶらと散歩したのですが、そのせいで写真を見返してもこれはどこにあったか…などということは殆ど思い出せなくなってしまいました。 たまにはそういう気ままな散歩もありでしょう。 さて、高円寺と言えば壁に書かれたラクガキ(グラフィティ)です。どこを歩いても必ずと言っていいくらい出会います。ストリート文化が、まるで街全体に染みわたっているように感じられま

        小さなオアシス

          商店街に隠れた名店や工夫があふれている事と路地裏のミステリー

          コラム:Clafters 北川雄一朗 七回目の街歩きは高円寺。商店街が多くありますが、路地裏も含め、じっくり歩くことはありませんでした。 南口を右に出て、高円寺パル商店街を通過し進んだ所で、高円寺ストリートの看板を見つけました。赤い色と白い文字、左の黒、赤、青の丸と黒の直線の色合いが良く、渋い感じに見えたので撮りました。 その看板の後ろにあった路地裏に入り、道沿いにあったFC東京のエンブレムと阿波踊りのイラスト等がかかれた垂れ幕、ビニール提灯、街灯のセットが良かったので撮

          商店街に隠れた名店や工夫があふれている事と路地裏のミステリー

          変わるもの、変わらぬもの

          コラム:フェスティバルディレクター 三浦宏之 梅雨半ばの猛暑日、中野の街を歩く。 昨年のClap!では一番最初の街歩き開催地だった中野ですが、今年は6番目の開催順となりました。昨年はフェスティバルの開催地を東から順に西に進めていったのですが、今年の街歩き開催地の順番は、フェスティバル開催駅名を50音順に並べて、それを逆さまに(ワ行→ア行の順番で)進めるという、至極分かりづらい方法で決めたわけです。 そのような訳で、昨年の中野の街歩きは4月上旬、まだ肌寒い季節の中行われたので

          変わるもの、変わらぬもの

          奥が深い

          コラム:フェスティバルディレクター 三浦宏之  真夏日、猛暑となった6月24日。西荻窪。  JR西荻窪駅は東京23区内では最西端の駅ですね。西隣の吉祥寺駅は武蔵野市。東京都は大きく2つに分けて東側に23区があり、西側は市町村によって構成されています。面積的には東側の3分の1が区。西側3分の2が市町村といった感じでしょうか。しかし東京都の居住者の割合をみると、市町村居住者が3分の1であるのに対して、23区内居住者が3分の2と面積に反比例しています。また、東京都内には区の数23

          奥が深い

          南は昭和、北は人情あふれる温もりがある風景西荻窪の魅力 

          コラム:Clafters 北川雄一朗 第5回目のCIap!の街は西荻窪。吉祥寺と荻窪の商業施設が多くある街の間で度々訪れてはいましたが、北口、南口両方ゆっくり歩くことはありませんでした。 スタートして向かったのは南口の仲通街。 屋根や入口と出口にある看板の文字の色がよく、昭和な雰囲気だと感じ、神明通り側のほうが建物や文字の数が少なかったため、上空の青空や左右にあった建物と一緒に撮りました。 神明通りを進み、西荻児童館前の隣の信号を右に曲がった道沿いに動物の絵が書かれた

          南は昭和、北は人情あふれる温もりがある風景西荻窪の魅力 

          『おおらかなまち』

          コラム:Clafters 永山樹 はじめての街歩きの参加。 ゆっくり西荻窪を歩くのははじめてなので、街歩きを通して街の空気感を知れたらいいなと思い、全部とはいかないけれど、できるだけいろんな範囲を歩いてみることにした。 まずは、線路の北側を、伏見通りを中心に住宅街に入ってみたりしつつ西のほうへ歩いた。 昔ながらのお店や住宅が多い印象で、地域の人の暮らしの息づかいを感じた。 古いビルが立ち並ぶ通りで、配管がファサードに取りついている建物も多い。きれいに配管が整えられたビル

          『おおらかなまち』

          ローカルの想い

          コラム:フェスティバルディレクター 三浦宏之  小雨混じりのJR中央線東小金井駅周辺。  おそらく、東小金井(通称ヒガコ)は中央線東京駅から立川駅間のすべての駅の中で、最もローカルな雰囲気位を醸し出している街かもしれない。  そもそもローカルという言葉がどういった風景を指すのかという具体的な定義がなされていないので難しいけれど、他の駅との比較という観点からすると、やはりこの街の雰囲気は一段とローカルっぽさを醸しているのではないかと思います。そのローカルっぽさというのは他の駅

          ローカルの想い

          鳥の声

          コラム : ClafT 事務局 山科達生 今回の街歩きは東小金井。 昨年の街歩きでは、昔は東小金井が栗の産地として幕府に献上していたことを知りました。今日は小雨の降る中、歩きます。 駅の北口を出て線路に沿って東へ。ClafT2021、2022の前夜祭会場「コミュニティステーション東小金井」をこえて、さらに歩きます。 高架下はコウカシタ・ヒガコインキュベーションとして、施設や店舗が並んでいます。 歩いていると水の音で足がとまりました。クリアによく音が響いていました。この下

          シュールなまち 東小金井

          コラム:Clafters 長尾 柚 はじめての東小金井。はじめての街歩きとアートの種探し。 目的地も何も決めずに、手渡された地図を頼りに歩いてみる。Google マップは苦手なので、使わないことにした。とりあえずスタジオジブリは気になるのでそっちの方に向かおうとしたけど、結局ジブリらしきものには巡り合えず…。 東小金井は緑が多いのだろうか。綺麗な紫陽花や草花がよく目についた。梶野町のちょっと手前くらいのところに、壁一面が草花に覆われた素敵な建物があって、なんだろうと思ったら

          シュールなまち 東小金井

          梅雨とりりしい花・緑、ミステリアス・レトロな物・店があるタウン

          コラム:Clafters 北川雄一朗 4回目となるCIap!の街は東小金井。会議で使う東小金井駅開設記念会館マロンホールギャラリーに訪れたり、去年の前夜祭の会場となった街でじっくり歩くことはありませんでした。 小雨が降りしきる中、出口の風景を見て、北口に向かい、都道247号線を北上して進みました。壁に描かれたカラフルな鳥が印象の店がありましたが、営業時間外だったので、諦め、小金井三小角交差点で右側の風景が気になりました。電柱の横についていたランプの色と形が渋い感じで良いと

          梅雨とりりしい花・緑、ミステリアス・レトロな物・店があるタウン

          ゆっくり歩くまち

          コラム:フェスティバルディレクター 三浦宏之  Center line art festival Tokyo 2023の開催地として、本祭会期にプログラムが開催される国立エリア。昨年の4月と、今年の5月には2年連続でフェスティバルのスタートアップイベント「Hello ART!」が国立で催されていますが、本祭でのエリア開催は今年が初めてとなります。  今回の開催地探訪「Clap!」は、そんな国立駅周辺。 国立にはギャラリーが多く、個人的にお気に入りの店も多いので、日頃から

          ゆっくり歩くまち

          整の場所

          コラム : ClafT 事務局 山科達生 今回の街歩きの舞台は国立。Clap!では初めての場所です。 空が広く、駅から南に真っすぐ伸びる「大学通り」の風景が綺麗です。国立に来ると「整っている」という印象を受けます。また、子育て環境が良さそうだといつも思います。 大学通りを歩きます。 通りには大きな桜の木が伸び、所々にベンチが有ります。ベンチに座って、木の葉を屋根に一息入れると、気持ちが良さそうです。木陰では、こどもとお母さんがお弁当を食べています。 木の幹は不思議な模様

          整の場所

          物静かな学生街と大木ストリート

          コラム:Clafters 北川雄一朗 三回目となるClap!の街は国立。 駅の北口は国分寺市に近いため、南口エリアを歩きました。 正午からのスタートだったので、回鍋肉とライスを食べました。地図を参考に谷保駅・矢川駅方向を目指すことにしました。富士見通りを進み、途中綺麗なお店が気になりましたが、許可の仕方を確認するため、駅に戻りました。 違う方向に行きたかったので、立川駅方面沿いに進み、シックな壁の直売所を見つけました。帰りに寄ろうと思い、進み、交差点を左に曲がり、富士

          物静かな学生街と大木ストリート