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ウーマックの落とし物
※この駄文を、敬愛するアラン・シリトーに捧ぐ。
ああ、わかっちゃいるさ。全て俺がぶち壊したんだ。
海外ドラマ中毒の俺は、ミオのヤツの事を全く構ってやれなかったんだ。
信じられない事に、アイツも最初は一緒に見てたんだぜ、海外ドラマを。
だけどアイツはいつだって、
「ねえ、今のどういう意味?」
だとか、
「ねえ、この人が犯人なの?」
だとか、
俺が一番嫌いな「ドラマの途中でされる質問」を
さらば、ダストわくせい
※このゴミクズのような駄文を、気がついたら先日解散していたDaft Punkに捧ぐ。
朝。
いつものように妻から
「出勤ついでにゴミを捨ててきて」
と頼まれる。
「あいよ」
と二つ返事で答える。
最近では、どこの家庭でも見られるごくごく当たり前のやりとりだが、昔は違ったようだ。
かつて、男にとっての出勤とは、言い換えるならば「戦場の地へと向かう出陣」だったようだ。
神聖なる出陣の
ツェッペリンのポスターが貼ってあるラーメン屋がある。
ツェッペリンのポスターが貼ってあるラーメン屋がある。
ポスターは古い。
きっと、長年ラーメンの湯気を吸い込んできたのであろう。ボロッボロだ。
そんなツェッペリンのポスターが、いつものように店のカウンターの端っこでラーメンをすすりあげる僕に、突然、話しかけてきた。
「おい」
「おい」
「おい!お前だよ」
「はい?」
「お前は気づいてんだろ」
「え?」
「俺がツェッペリンのポスターだっ
今夜、ハードロックカフェにて @第17夜
前から気になってたんだよな。あのお店。
店の入り口に、でんとジュークボックスが鎮座しているのが、外からでも伺い知れる。
あのジュークボックスの中には、いったいどんなレコード達がセッティングされているのだろうか。
そんなことを、店の前を通りすぎる度に想像してワクワクしてたんだ。
今日、タイミングよくその店に入れるチャンスが巡ってきた。
お昼のコアタイムを外した時間。見たところ、店内の客はまばら
今夜、ハードロックカフェにて @第16夜
「久しぶりだな。ハードロック。こんな時だってのにな」
「こんな時だからこそ、俺達が来ないで誰が来るって感じですな」
「こんな時だからこそ、最近、俺、よくテレビを見ちゃうんだよ」
「いや、先輩、こんな時じゃなくてもめちゃくちゃ観てるじゃないですか」
「まあね。んで、後輩君さあ、スタッフが誰かの家について行く番組知ってる?」
「ああ、ありますね」
「俺、
今夜、ハードロックカフェにて @第15夜
昼下がりの東京。ここは上野、ハードロックカフェ。
今日もまた、客もまばらな店内の片隅で
ニューウェーブ好きな先輩(40代後半趣味映画音楽鑑賞酒孤独)とギターロック好きな後輩君の
ビール片手にダベりタイムが始まる。。。
「先輩、久しぶりのハードロックですね」
「だな。コロナだかパナマだか知らねーが、本当にいい迷惑だぜ」
「なんすか?パナマって」
「ヴァン・ヘイレンR.I.P
今夜、ハードロックカフェにて @第14夜
昼下がりの東京。ここは上野・・・ではなく、下北沢だ。
今日もまた、客もまばらな店内の片隅で
ニューウェーブ好きな先輩(40代後半独身好きな女性のタイプ清楚系)とギターロック好きな後輩君のビール片手にダベりタイムが始まる。。。
「先輩、この店、いいっすね」
「だろ?俺だってさあ、魂売った後のエアロスミスとか、魂売った後のチープトリックとか、ジャーニーの野球の曲みたいなゴリゴリの産業ロックばっか
今夜、ハードロックカフェにて @第13夜
昼下がりの東京。ここは上野、ハードロックカフェ。
今日もまた、客もまばらな店内の片隅で
ニューウェーブ好きな先輩(40代後半絶賛両親と同居中先祖の墓参りは欠かさない孝行息子)とギターロック好きな後輩君の
ビール片手にダベりタイムが始まる。。。
「終わったね、フジロック」
「終わりましたね」
「やっぱしCURE最高だったな〜」
「え?先輩、行ったんですか?」
「配信