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美のための納豆「エクオール」のチカラ

今日はみんな大好き納豆の話

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納豆、食べてますか?僕は毎日食べてます。不思議と飽きないんですよねぇ。

日本人であれば皆さん大好きでしょう。たまーに嫌いな方もいらっしゃいますが、そういう方はこの記事を開いてないと仮定して進めていきますね笑

そんな納豆について、今回は特に「美容」の側面からご紹介していきたいと思います。特に女性には嬉しい情報が多いかなと思います。

なんとなく健康にいいことは分かっているけど、詳しくは知らない人が多いのではないでしょうか?

「美味しけりゃいいじゃん」いいんです。でもさらに納豆の真価について知ることでよりこの日本が誇る「スーパーフード」の魅力を再発見してもらえればと思います。

嬉しい美容効果

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納豆には美容効果はもちろん、健康にも寄与する働きがあります。
納豆に含まれる様々な栄養素ともに4つご紹介していきますね。


①美肌効果(イソフラボン・タンパク質・ポリアミン・ビタミンE)

イソフラボンには美肌効果があるというのは有名な話ですが、それは女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きによるものです。
エストロゲンにはコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促して肌を美しく保つ働きがあり、エストロゲン不足を補うことで美肌効果を発揮するのです。


また「畑の肉」と呼ばれる大豆には、肌の材料となる豊富なタンパク質が含まれています。
さらに植物性タンパク質は脂質が少ないため、肉や卵などの動物性タンパク質よりも脂肪になりにくいのです。


ポリアミンは抗炎症作用や細胞分裂を助けるアンチエイジング成分です。
体内でも作られていますが、加齢によってポリアミン産生作用は落ちてしまいます。


ですが納豆などの「高ポリアミン食品」から摂ることで補うことができるんです。
さらに「若返りビタミン」とも呼ばれるビタミンE抗酸化作用と共に、アンチエイジング効果が期待できます。

②疲労回復(レシチン・マグネシウム)

大豆のレシチンには疲労回復効果があります。
脳の働きを助けたり、ストレスを解消する働きがあるので、メンタル的な疲労に一役買ってくれます。

また納豆にはマグネシウムが多く含まれています。
必須ミネラルであるマグネシウムが不足すると、体の中で化学反応が円滑に行われなくなります。
そうなると疲れやすい、何となくだるい、イライラするなどの症状を現わします。納豆からしっかりと摂取することで補っていきたいですね。


③ダイエット効果 (ビタミンb2・食物繊維)

ビタミンB2脂肪の代謝を助けて元気をサポートし、なめらかな肌や健康を守る働きをしています。
特にダイエットなどの食事制限において不足しやすいビタミンB2。
しっかりと納豆から取り入れていきましょう。

また納豆に含まれる水溶性食物繊維は、血糖値の急上昇を抑える効果があります。
血糖値は急激に上がることで過剰なインスリンが分泌され、糖分が脂肪に変わりやすくなります。
例えば白米は、炭水化物の中でも血糖値が上がりやすい食品ですが、納豆と組み合わせることで血糖値の急上昇を抑えることができます。


④免疫力アップ (アグリコン・ジピコリン酸) 

発酵によりイソフラボンがアグリコンという分子に変化。
アグリコンには免疫力を増強する力があります。


またジピコリン酸には、 溶連菌、ビブリオ、O-157などへの強い抗菌効果が確認されていますね。


毎日食べるべき?「エクオール」のチカラ

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大豆食品に含まれるイソフラボンには、美容効果があるというのはよく聞く話。

でも効果がある、実はあまりない、など両方の情報があり「実際はどうなんだろう?」と気になっている人が多いのではないでしょうか。

実はイソフラボンの効果が出やすい人と出にくい人には、違いがあるんです。


それは体内に入ったイソフラボンを、そのままの「ダイゼイン」という成分の形ではなく、
「エクオール」という物質に変換できるかどうか、というところにあります。
このエクオールは、ダイゼインよりも女性ホルモンに構造が似ているため、体内でよりエストロゲンに近いはたらきをするのです。

イソフラボンよりも強力なはたらきがあるため「スーパーイソフラボン」とも呼ばれたりします。


しかしこのエクオールは、残念ながら誰にでもつくれるわけじゃないんです。
つくれるのは、ある「菌」がお腹の中にいる人だけ。
ある菌というのは、「エクオール産生菌」と呼ばれる腸内細菌たち。
この菌たちが大豆イソフラボンをもとにエクオールをつくり出すのですが、人によってはこの菌がいないかもしれないのです。
この菌を体内にもっている人は、日本人の約43%という調査結果が・・・

でも、諦めないで(真矢みき)
腸内細菌は食生活やライフスタイルによって変化します。

なんと大豆食品を毎日のように食べる人では、あまり食べない人の倍近くエクオール産生者がいるという調査結果があります。
大豆食品を習慣的に食べるということが、エクオールをつくる上での重要なポイントということです。


他にも睡眠をしっかりととっている方や運動習慣のある方が多いというのも、エクオール産生者の特徴です。
規則正しい生活と納豆を毎日取り入れることによって、エクオールを作り出す身体づくりを目指して行きましょう!


“エクオール”を作る菌が腸内にあるか、調べられます
体内で作られたエクオールは時間が経つと尿とともに排出されます。
つまり尿を調べれば、エクオール産生能力の有無がわかるということ。


現時点でエクオールが作れるカラダかどうか調べてみたい!という方や、腸内細菌の途中経過とチェックしてみたい方もいるでしょう。

自宅で簡単に調べることができるキットもあります。郵送型の尿検査キットなので、気軽に試せますね。


アツアツご飯はNG。食べ方と注意点

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ここからは効果的な食べ方と注意点を、よくある疑問とともに4つご紹介していきます。


①朝と夜どっちがいい?

納豆を食べるタイミングは、朝よりも夜のほうが効果があります。
それは固まった血液を溶かすナットウキナーゼという成分が、夜寝ている間に活性化し血液をサラサラにしてくれるから。


このナットウキナーゼは、食べてから4時間後に活性化が最大になり、6時間後、8時間後に減少します。
しかし納豆といえば朝でしょ!という方も多いと思います。
もちろん朝に食べてはいけない理由はないので、朝と夜に1パックずつ食べるのもアリでしょう。


②納豆は常温に20分放置する。炊きたてご飯はNG

ナットウキナーゼは冷蔵庫から取り出したばかりは冷たいので働かず常温で発酵が始まります
納豆の効果を上げるには、納豆をかき混ぜたら常温で20分放置がベスト。
またナットウキナーゼは熱に弱く(70度の熱を加えると死滅してしまう)アツアツごはんに納豆をのせると効果がなくなってしまいます
炊き立てのごはんは、食べる5分前によそっておきましょう。

③どれくらい食べればいいの?

食品安全委員会によりますと、イソフラボンの摂取目安量の上限値は75mgとされています。
この報告書に示された「1日75mg」という数値は、世界中の研究報告を検討した上で、相当慎重に安全性を見込んだ上での数値です。
しかも「毎日欠かさず、長期間、継続して摂る場合の平均値」で「これを超えたから直ちに健康を害するというものではない」としています。
このことから多くの日本人がイソフラボン不足になっている事実を踏まえて、一日75mg程度を摂取目標にすることをオススメします。

この数値は、食品に換算すると納豆だけであれば約2パックです。
例えば、豆乳200mlと納豆1パックなど。
一日を通して積極的に取り入れていきましょう。


・納豆と生卵は相性が悪い?
こちらもよく言われる「納豆+生卵」の食べ合わせについては、あまり気にしなくても大丈夫です。
この食べ合わせでは「ビオチン」というコラーゲン生成の促進効果がある栄養素の吸収が阻害されるのですが、ビオチンは腸内で作ることができるからです。

まとめ

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それでは今回ご紹介した事をおさらいしていきましょう。

・免疫力がアップし疲労回復にも効果あり 感染症予防にも
・ビタミンB2と食物繊維の効果により、太りづらくなりダイエットにも適した食品
・様々な栄養素による美肌・アンチエイジング効果が

・「スーパーイソフラボン」と言われるエクオール。
そのチカラを借りるためには、規則正しい生活と習慣的な大豆食品の摂取が大事
・大豆食品はイソフラボン換算で、一日あたり75mg程度を摂取目標に。
アツアツご飯に乗せるのはNG  夜納豆も効果的。

日本人に欠かせない食品である納豆。
意外と知らないことも多かったんじゃないでしょうか?
様々な美容・健康効果から、まさに日本の誇るスーパーフードと言えるでしょう。
「エクオール」の為にも毎日取り入れていきたいですね!


最後まで読んでいただきありがとうございます。

…今回は以前から温めていたネタでもあったので、おふざけ少なめでお送りしました。


また次回お会いしましょう!


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