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疲れた脳の休め方 “マインドフルネス”

今日はマインドフルネス(瞑想)についての話。

脳には脳の休め方がある

「忙しい時も忙しくないときも、なんとなく疲れている」
「どれだけ休んでも眠ってもなんとなくだるい」
「集中力が続かない、何か他のことが気になってしまう」

そんな人はカラダではなく“脳”が疲れています。
睡眠をたっぷり取ったり、
お風呂にゆっくり浸かったりとカラダを休めても脳の疲れは取れません

「脳には脳の休息法」が必要です。

その方法は「マインドフルネス」です。


そもそもマインドフルネスって?


マインドフルネスの定義とは
「瞑想などをはじめとする脳の休息法」
または
「過去でも未来でもなく“いまここ”をありのままに感じること」
などと言われています。

簡単に言えば“瞑想”によるメリットを
科学的アプローチで解釈したのがマインドフルネスです。

東洋の瞑想を西洋医学による科学的な解釈で生まれたものとも言えますね。

マインドフルネスのスタートは、
マサチューセッツ大学教授ジョン・カバットジン
瞑想をメンタルヘルスに応用したことが始まりです。


マインドフルネスは脳の休息法


瞑想と聞くと何やら怪しい雰囲気を感じる方もいるかも知れません。

実際に仏教を含め世界中の多くの宗教には
何らかの形で瞑想を行うことがほとんどです。

しかしそのスピリチュアルなイメージとは裏腹に
多くの著名な実業家やビジネスパーソンが実践しており、
スティーブ・ジョブズや京セラの稲盛和夫氏
など世界屈指の経営者なども生活に取り入れているのです。

それは瞑想が単なる宗教的儀式にとどまらず、
ストレスを軽減し創造的な思考をするための休息法であるからです。

しかし、まぁ
「過去でも未来でもなく“いまここ”を、ありのままに感じること」って
ちょっとよくわかりませんよね?

しかもなぜそれが「瞑想などをはじめとする脳の休息法」になるのでしょうか?


脳の疲れの原因は「DMN」


脳はぼーっとしているときでも潜在的に
あらゆる雑念が生まれては消えてをくりかえしているのです。

そしてその状態は過去の後悔をしたり、
まだ起こっていない未来の心配をしたりします。

この過去の後悔や未来への不安が、脳の疲労になっていくのです。
人間のネガティブな感情はそのほとんどが
「実際にその場で経験していない想像」に基づいているのです。

まさに“心ここにあらず”状態ですね。

この心ここにあらず状態はデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
と呼ばれる脳のネットワーク活動です。

DMNはいわば脳が「活動していない」ときの基本状態で、
車で例えるならばアイドリング状態のようなものです。

脳は体重の約2%の重さしかないにもかかわらず、
カラダが使う全エネルギーの約20%を使う大食漢です。

さらにこのDMMは
脳の消費エネルギーの60-80%を占めると言われています。

つまりはDMNが過剰に活動している限りは
一日中ぼーっとしていても、
脳は疲れ続けてしまうのです。


DMNの活動を抑えるマインドフルネス


マインドフルネスは「今」の状態に集中する心のトレーニングです。

過去や未来ではなくに意識をフォーカスすることで、
DMNの活動を抑えて脳と心のストレスを減らすことができるのです。

研究によってマインドフルネス瞑想を行うことでDMNを司る
脳の「内側前頭前野」「後帯状皮質」
活動が低下することが証明されています。

さらにはその効果は対症療法であるだけでなく、
「予防」にもつながります。
脳の可塑性と言って、脳は鍛えることで構造が変化する事がわかっています。

長期の瞑想実践者では
 DMNに関連する脳の構造が変化していることが確認されています。
つまりはDMNをコントロールできるようになるのです。

マインドフルネスによって疲れを取るだけでなく、
疲れにくい脳を手に入れることができるのです。

そしてマインドフルネスはただの休息法に留まりません。

・集中力
・創造力
・感情のコントロール
・睡眠改善

などマインドフルネスは我々の人生を変えうる、
さまざまな効果をもたらしてくれることが証明されてきています。


まず一冊本を読んでみて

実践に関しては僕が説明するよりも
ずっと丁寧に解説している本がたくさんあります。

やさしく説明してくれている本をご紹介します。

こちら2つは非常に読みやすく一冊目のマインドフルネスにおすすめです。

「マインドフルネス瞑想入門」は10分で~と表紙にもあるように、
非常に実践に特化した内容になっております。
気楽に続けることが出来ます。

「脳疲労が消える最高の休息法」は物語形式になっていて、
しっかりと科学的エビデンスに基づいたマインドフルネスの効果を
確認しつつ、学んでいくことが出来ます。

また2冊ともにCD付きになりますので、
聞きながら学習することができる点もポイントですね。


いかがでしたしょうか?

参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

僕が瞑想を90日間続けた感想はこちら↓↓↓




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