見出し画像

哀愁しんでれら(2020)

170 - #哀愁しんでれら(2020)

#禁断の裏おとぎ話サスペンス

=================


児童相談所で働く小春は、祖父が倒れ、車で病院に向かうも事故に遭い、
父は飲酒運転で連行、火の不始末が原因で自宅は火事となり、
家業は廃業に追い込まれ、彼氏の浮気を目撃…
そんな時に出会った8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医の大悟。
彼のプロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ、
と思われたが…


=================


なんだか気づけば最近#田中圭 の映画ばっかみてるなーw
ヒロインの#土屋太鳳 は3回オファーを断ったとか。

ただコレは見進めていくとわりと適役、監督も射止めれて良かったなぁと。
真面目な土屋太鳳が壊れていく様は必見ですw

娘演じる#COCO はファッションInstagramer。
憎たらしい顔してましたよ、ホントに…w


-


ストーリー的には冒頭にあるように、
踏んだり蹴ったりでマジで最悪な状態からのスタート、
そこから這い上がる感じがまさにシンデレラ。

ただ冷静に考えたら、
靴合うだけで結婚とかはさすがに…
てか怖いよな、、
原作のおとぎ話でも結婚してしまうわけだけど、
王子様と結婚したあとは実際本作のような顛末を迎えているのかも…

結末はわりとファンタジーな飛躍で締めくくられます。

どの家庭にも起こり得そうな恐怖も感じる作品。
性格に問題ある人が子どもつくるとこうなってしまうんだろか…


-


ラストとか、おかしくなった後の妄想みたいにも取れる気がする。

どっからが妄想なのか…
思えば小春が線路に出たときには…
もはや救ってもらったこと自体も小春の希望的妄想で、
そこから先も一緒にいた場合のもしもの世界と捉えれば
児童相談員やってた小春が狂ってくのもまぁ納得できるかな。

そこそこ面白い切り口の邦画だったので、
原作についてもちょっと調べましたが、
そちらはもっとよくできてて、
娘の友達とかももっとクソなキャラ、母親いないの揶揄してくるとかで、
だから母親欲しがってたのか、
みたいなところが腹落ちしやすいよう。
映画ではこの描写はないのでちょっとわかりづらくなってるかも。

それと、カットされちゃったシーンとしては
結婚前にすく結婚する不安について旦那が
「シンデレラだってすぐ結婚したじゃん」
みたいなセリフあったらしい。(ココも結構大事だよね?

また、筆箱(原作だときんちゃく)がなくなって学校行ったときに
小春だけ責めなかったのはすっと旦那が納得せず
イライラしてるシーンだったからとか。
同じく原作でもキレてたみたいだけど、
ダンナに弁当捨ててるのも巾着のことも小春は伝えてはいたみたい
(確かに普通ダンナに話すだろうからなー)

更に、小春が娘を引っ叩くときに歌だけじゃなく、
巾着ダサいとか弁当恥ずかしいとかも娘からは言われてたみたい。
加えて10回殴られたって父親にも嘘ついてたとか…
これ、描写無いと結構印象変わっちゃいますね~。
(にしても憎たらしい娘〜(笑)

そう考えると原作は結構しっかり作られていて、
反面映画は尺の関係もあってか、結構大事な示唆のシーンがかけてるよう。
原作より良かったのは小春の指噛み(好きな人への)くらいかな


-


終盤のシーン、中島哲也風な演出に見えたけど、
結構な飛躍度合いも大きかったので、
リアリティがもっとあった方が腹落ち感高い結末になった気がするなぁ。

まぁむしろ比喩的表現と捉えるシーンなのかな、あのラストは!
(原作だと死体踏みながら歩く娘が御礼言うみたい(笑)
もはや原作とは別物としてみるべきだけど、それにしても前半丁寧なのにラスト雑すぎなので、もうひと超えあったらもっと傑作だったろうに)

というわけで、結末は賛否両論ありそうですが、
冒頭からそこそこ惹き込まれる邦画でしたねー!
後味は最悪ですけど!

#シネクス発掘度4 / 10

 #映画記録 #映画鑑賞 #映画観賞記録
 #映画感想 #映画メモ #映画レビュー #映画発掘 #おすすめ映画 #映画好き
 #映画好きな人と繋がりたい #映画感想文

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?