3_3『ティンカークリークのほとりで』
アニー・ディラード (著), 金坂 留美子 (翻訳), くぼた のぞみ (翻訳) / めるくまーる / 1991年
勤めていた設計事務所を辞めてこれから独立しようとしている時、持て余した時間をつかって読んだ。
この本は著者が都会を離れ小川のほとりに住みながら、 延々と自然を見つめ、その奥深い世界を描写した随筆なのだが、葉から落ちる水の滴りすら見逃さない著者の眼差しに、今僕たちが身を置く環境の中にも微小な変化や、複雑なディテール、多様な世界があることに気づかされた。
目に見え