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1_3『都市と建築のパブリックスペース』

ヘルマン・ヘルツべルハー / 森島清太訳 / 鹿島出版会 / 1995年
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今回のコロナウイルスによって都市に集まって住むことのリスクを改めて実感させられた。
一方で、テレワークなどテクノロジーを活用し人が集まらなくても物事を進められる部分があることにも気が付いた。そして、集まることが難しい今だからこそ、人と出会い場を共有することの貴重さを感じている方も多いのではないか。この本は私が学生時代に恩師・小野田先生から勧められて以来、いつも手の届く所に置いているものだ。図版が豊富で生き生きとした生活のシーンにあふれていて、ふとした時に眺めるだけでも楽しい。なかなか都市部や公共空間に出られない状況だからこそ、この本を通じて、これからのパブリックスペースに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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推薦者:出口亮(大成建設 設計本部)
1981年 茨城県生まれ/2004年 東北大学工学部建築学科卒業/2006年 同大学大学院修了/2006年 大成建設株式会社。代表作として「TSURUMIこどもホスピス」など(日本建築学会作品選奨、BCS賞、他受賞多数)

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