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「イタリア全20州、マンマを訪ねて3000里」ヴェネト料理まとめ

「イタリア全20州、マンマを訪ねて3000里」、第13州めはヴェネト州へ。

ストーリー3つはこちら。

今回は、料理を一気通貫でまとめておきます。

料理の材料やレシピ、歴史や食べ方などはオンライン・コミュニティ「マンマの台所」にてメンバーの皆様一緒に学んでいます。

ヴェロナ周辺のヴェネト家庭料理

Salsa pearà

コテキーノ、肉、野菜のボリートに、サルサ・ペアラを添えて。

Crespelle in brodo

クレープをタリアテッレのように切ってブロードへ。

Torta di pane vecchio

古くなったパンを再利用してタルトに。

Fegato alla veronese, Linguetta, Radicchio, Polenta

仔牛の舌の煮込み、ヴェロナ風仔牛のレバー、ラディッキオ、ポレンタ

Fegato alla veronese

ヴェロナ風仔牛のレバー。ポイントは新鮮なレバーとたっぷりのオリーブオイル。

Bigolotto coi pomi

ヴェネト風リンゴのタルト

Riso con tastasal

ブロードで炊いたお米に、タスタサルというサラミを3時間煮込んだお肉を絡める

Bigoli co' la renga

Rengaという魚のオイル漬けを、ビーゴリというパスタに絡めて完成。

ビーゴリはヴェロナ周辺では、このように太い。生パスタなのに茹で時間24分でしたから!(叔父さん目を剥いて「24分、24分!?(近頃はガス代が高いのだから)バリッラで良かったのに」とジョークを言ってましたw)

ちなみに、Rengaについてはとても面白い言葉が。このあたりのオリーブオイルのCMの言葉。

Renga dice “mettimi in buon olio che nell’acqua ci sono stata tanto tempo”

この辺りの方言では
”Mateme nel bon oli che nell’ acqua ghe son sta inbisogno”

訳すると、
レンガは言う「私を美味しいオイルの中につけてちょうだい!なにせ私は長いこと水の中にいたのだから!」

ジョーク大好きなヴェネト人。笑

ヴェロナ周辺のヴェネト料理総括コメント

さて、肝心のヴェロナ周辺のヴェネト料理についてのメモ程度ですが、総括します。

・食材が豊か
実はこの辺りはパダナ平原のおかげで、ヴェネトの中でも豊かな大地。お米、野菜をはじめ、食材が豊かにとれていたのでバリエーションも豊富でシンプルで美味しい。

・調理時間が長い
少し前まではガスではなく、薪ストーブの上で料理していたので、弱火で長時間料理する料理が多い気がします。

・オリーブオイルたっぷり
バターやラードは見ませんでした。
近くのガルダ湖周辺は暖かいのでオリーブやレモンが良くとれます。そのおかげで少し南イタリアに似た性質を持っている気がします。

・食材は生かしきる
例えば、古くなったパンが色んなレシピに出てきます。様々な方法で食材を最後まで楽しむための工夫です。それから、豚もあらゆる部位が使われ、特にサラミとして発展しました。

色々と勉強になりました。マンマの家庭、叔母さんの家、従姉妹の家と3家庭にお邪魔させて頂きました。有難うございました。


さらにディープに一緒に旅を楽しみたい方は、オンライン・コミュニティ「マンマの台所」でお待ちしています!

なぜこの一皿が生まれるのか、どんな物語があるのか、旅のハプニング、家族のストーリーなど、リアルタイムで唯一無二の旅を楽しみます!


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