銀行から一目置かれるシンプルな方法(初級編)
いよいよ、補正予算が成立しましたね。これから国の資金繰り支援がさらに加速していきます。しかしまだ、具体的制度としてできているわけではなく現場での取り扱いについては5月休み明けになるかもしれません。
1日でも早い資金繰り支援を求める方はもう少しの辛抱になるかと思います。
また、報道では給付金に目がいきがちですが実は補助金についても公募要綱で出始めているので一読してください。
この状況で大きく経営体制を変えたりする為には是非活用すべきです。今回、補助率などが変わり今まで以上に補助がもらえるチャンスです。このような時期に次の一手を打つ経営者をみるとさすがだなと思います。
前置きが長くなりましたが、本題に入っていきます…。
緊急事態宣言の延長が見えてきて、連休中に金融機関への相談をしようと考えている方。
前回の記事で、金融機関の関わり方を少し紹介しました。
今回のノートは相談の面談からスムーズに手続きができ、銀行にとっても良い印象を受けてもらう為にどうすべきか書いていきます。これができれば今後の取引も良好になり一目置かれることでしょう。
それではまいりましょう。
財務資料はきちんと持っていきましょう。
これはどのような財務資料で持参するのか自分自身でも把握しておきましょう。「よくわからないからとりあえずそれっぽもの持ってきた」と言う方がいますが、真剣に事業のこと考えているのか姿勢を疑います。
コロナ関連融資では売上の減少率が制度選びのポイントになっていることを書きました。そこから考えるにやはり売上の資料はもちろん必要になります。
決算書や確定申告書が基本的に必要なものになります。少し突っ込んだ話で科目明細や申告書部分が無い方もいますが、それもダメです。B/S、P/L だけをみて審査することはほとんど無いです。
財務資料の中身を説明しましょう。
財務資料の中身の質問をした際にわからないと答えるのは極力避けましょう。自分の会社が儲かっているのかどうかわかっていない人もいますので…そうならないようにしてくださいね。
財務内容を把握してるからこそいくら必要な金額もわかってくるはずです。先ほどの財務資料と合わせて説明し、整合性があれば担当者もすぐ対応してくれます。
審査に時間がかかる理由は分からないことが多く中身を精査しているからです。
何かマイナスな面があるなら素直に話してみましょう。
そしてここからが大事ですがそのマイナス面に対してどう対処しているかを話しましょう。
課題のない人はいません。課題に対してどう向き合っているのかが大事です。
事業の内容を説明しましょう。
以前も書きましたが、どのような仕事をしているのかわかりやすく説明しましょう。ここで必要なことはどのような強みを持って仕事をしているのかを話すことでより良い評価となります。
仕事を安定して貰っている取引先があると言う程度でも良いです。事業が何年か続いている方はなんで続けてこれたか振り返るのも良いでしょう。
以上のことを踏まえて話をすることで、経営のことしっかり考えていると言う印象になります。
また、財務面のことに無頓着な方が多い中で財務面の話までできれば尚更プラスになります。
このような印象となれば担当者はなんとか応援しようと頑張ります。
このポイントに絞って実践するだけでだいぶ反応が変わるはずなので是非、頑張っていただきたいです。
〜番外編〜
これはビジネスをする上で当たり前すぎですし、書くほどでもないけれどよく見られている点を書きます。まずは…
身だしなみ
これは当然だと思いますがみられています。センスがどうとかではないです。ちゃんと人に会うのに相応しい格好かどうかです。作業着を着る方は作業着でも良いです。話す内容はよりしっかりしないといけません。
態度
高圧的であったり、偉そうにしていても得することはないかと…。普通すぎてこれくらいで良いですかね…。あと、人脈自慢する方でまともな人ってあまりいないですね。
時間を守る
守る人の方が信用できますよね?
これらのことをやっていただければ、銀行も味方になってくれますし取引を続けたいと思われる第一歩になります。
次回は借入以外でも関わることができ、良い取引先として見てくれる話をしたいと思います。
これで皆さんが良い関係を築いていっていただければ本望です。それではまた!
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