見出し画像

今回、私に降りかかった一連の出来事。
この日記とこの日記に断片的に書いた

noteに日記を執筆し始めて2週間、異動の正式発令を単に待つ身として、揺れる思いを折に触れて書いてきた。
誰も私のことを知らないところで心機一転、自然体で頑張るつもりだ。しかし、かと言って今までのようにそこで全身全霊を傾けて頑張ることだけを心の拠り所と言うか、自分の存在意義をそこでしか見出せないような、そんな生き方はやめて「風の時代」に相応しいそれに変えて行きたいと思っている。
先月からほとんど出社していないが、やはりたまに出社し、部下たちの顔を見ると嬉しい。業務のことを話したり、また雑談したり…。そして何より今の段階で彼ら彼女らに言える範囲での今後の体制について語ったりしていると皆、一様に決まって不安そうな顔をする。不安がる部下と話すのは辛い。なので彼ら彼女らの現状を守るべく、このままでは大変になることを形の上で上司筋に伝えるものの、この日記の中で書いた通り、私自身がまだ「命乞い」しているようにとられているのではないかと思って困惑している。

見方によっては確かに「命乞い」に見えたのかもしれない。
中途半端な状態に置かれている私は今後、自分自身が高度なジャッジをせずトップダウン型の指示も出さず、ほぼ全てを本来責任のある、もう一つ下のレイヤーの幹部に任せようとしていた。
しかし、今回の一連の事件、私が刺されたまさしくその要因たる、その大元の対象者こそが上記のレイヤーにいる、私の次に責任が重いポストに就く者であり、そしてその者が指揮し年明け早々から対応を迫られた「緊急事態宣言」対応で、案の定うまくいかない。現場が混乱していくのが手にとるように見えたので、結局、私は我慢できず介入してしまった。

今回の「緊急事態宣言」対応のポイントは三つ。
大前提として感染者を出さないこと。
その上で
①グループ全体で最重要課題として取り組む命題なので出勤率抑制とその数値目標、当然それは数値が大きい方がいい。絶対値の目標とある時点との比較による下げ幅の大きさ。
②ただしパフォーマンスや業務の影響度、混乱は最低限に抑える必要がある。
③そしてそうは言っても現場の各個人から出る感染リスクへの不満を最小限に抑制する必要がある。

これらは微妙に絡み合い、時には現場と折り合い、時には現場を力で抑えつけ、全体としてこれら三つを最大化させる公約数的なポイントを探らなければならない。極めてセンシティブなバランスの上に成り立つ芸当なのである。
それらを考慮しておらず現場が混乱したのである。

私が介入したそのやり取りそのものを実務に全くタッチしてこなかった形だけの上司筋に報告し、私の異動後の体制もしっかり考えないと大混乱を招くと訴えるも、反応はこちらが期待したものでもなく、どちらかと言うと、さもうるさそうに、こういうベタな実務に極力関わりたくないようなニュアンスが返ってきた。
そして、一昨日の夜、会社から帰り間際に違うルートから、「あくまで私が作り上げ、実務に入り込みつつ最後はトップダウンで下ろす文化や組織風土が悪の根源」であるような印象をその件の上司筋が持っていると言うような情報が入ってきたのである。そうであれば現場がどうなろうと関係ないだろうし、私が危機感を煽ってもそれを危機と捉える感度は端から存在しない。
だから、この佳境に私を飛ばすといった判断は政治的なものだったかもしれない。
実態を知らず我々の現場に介入甚だしいグループの各部門に対して、私は最近、傍目ではチャイルディッシュな正義感を振りかざしてるように見えるやり方で、彼らに楯突くことも増えてきた。なので、私はグループ内でもうるさく邪魔な存在になっているとの自覚はあった。
しかし今年度の実績は絶好調であるし、何もなければ当然、今のミッションを任され続けていく予定だったのが、ひとつ私へのツッコミどころが見つかり、まんまとそれを私のステークホルダーに最大限利用されたのである。だから想定よりも相当重い処分が課されたと思う。「命乞い」はしていないが現状や今後を憂う私の「命乞い」風のアクションは彼らには全く逆効果だったようだ。
決して願っているわけではないが、ホンの心の一部では今後は私が守ってきた組織が無茶苦茶になったらいいと言う悪魔のような思いもある。ただそうなれば可愛く守ってきた部下たちが最も大きな被害者になるので、やはりそれは避けてやりたい。でも私が守ってきた彼ら彼女らが私がいなくなることで困り、そして最終的に組織に何がしからの責任が問われる事態になればといいと、自分の最も邪悪な心が囁く。

こういう恥ずかしいことをここで吐き出したくはないし公開すべきではないことはわかっている。しかしこうすることで、心の闇を曝け出すことで、心の平穏が戻ってくるように思える。
頭の中でひとりで色んなことを考えていると「思いが『散らかって』余計に路頭に迷いだす」と親しき友人に言われた。だから吐き出すことは必要なのだと。
ここに書いていることは自分にとって誇れることはなく、恥ずべきことばかりだ。読む人は読んでいても楽しくないし、私のことを自分勝手で嫌な人間だと思うだろう。そういう面は否定できない。
でも私のことを認めてついてきてくれた人もいることは事実だと信じている。
人間誰しも順風満帆だけの人生を送る人はほぼいないだろう。その件の友人曰く今の私の置かれた状況は「今が正念場、映画で例えればヒーロー?主人公?がクライマックスでピンチを迎え、そしてそれを克服していくストーリーでその真っ只中にいるだけ」とエンカレッジしてくれる。ヒーローであるはずがないが、その友人の深い思いやりに心が揺さぶられる。
ヒーローではないが自分自身は自分の人生の主人公である。

画像1

「梅開早春」
梅、早春を開く。
春が来るから梅が咲くのではなく梅が咲くから春が来る。
ピンチから立ち上がり自ら春を引き寄せなければならない。来月には梅が咲く。その局面は目の前だ。

まだまだ未熟で、発信内容はブレブレのところもありますが、応援を無駄にしないように頑張ります‼️