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【北欧旅行記】北欧を彩る初冬の港町・コペンハーゲンをめぐる
こんにちは、
ドイツ・ミュンヘンに留学中の大学生、桜です。
実は昨年11月下旬、長らく憧れだった北欧旅行に行ってきました。
ということで先日の東欧旅行記に続いて、こんどは北欧旅行記の始まりです。
ちなみに夏の東欧旅行記はこちらから↓
今回の行程はこんな感じです。
バスも船も電車も飛行機も使ってバルト海を囲う壮大な旅に…
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まずはデンマーク・コペンハーゲンから、歴史と名所を巡る旅が始まります。
バスに乗りっぱなしの17時間
旅行にはお金がかかります。なので節約できるポイントはできるだけ節約しなければなりません。
交通費を削りに削るのが、若くて体力がある私の節約術。
そこで今回も使ったのが、いつもお世話になっているFlixBus。
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しかし私の住むミュンヘンからコペンハーゲンまでの道のりは合計17時間、
相当過酷な旅でした。
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途中、フェーマルン島というところで大陸側からデンマークの島側へ、バスごとフェリーに乗り込んで移動します。
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フェリーのデッキから人生初のバルト海を眺めてコーヒーを飲みました。
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海の空気を吸って一休みし、目的地まであと少し。
コペンハーゲン到着
長旅の末、コペンハーゲン到着。
11月下旬なのにもう凍えるほど寒かったです。
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驚いたのは、町の至る所にセブンイレブンがあったこと。
駅でも幅を利かせていました。
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コペンハーゲンでは今日一泊して、明日の昼には次の目的地へ向かうので、観光はそこそこ急ぎ。
ローゼンボー城
まず向かうはローゼンボー城。
中央駅から徒歩で向かうことにしました。
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途中ハマス支持のデモ行進に遇うなどしながら歩くこと20分、ローゼンボー城到着。
冬季だったからか16:00で閉館だそうで少し急ぎます。
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ローゼンボー城は、1600年代初頭にかつてのデンマーク王クリスチャン4世が余暇を過ごすための宮殿として建てたものです。彼の敷いた絶対王政の華やかさがこの城には色濃く反映されています。
横に広く空間を使ったヨーロッパの多くの宮殿と違い、螺旋階段で地下にまで続く縦に長い塔のような形が特徴的なお城です。
入り口でチケットを買い、なんと日本語のガイドブック(無料)があったのでそれとともに場内を見学します。
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デンマークの様々な改革を行った名君クリスチャン4世は対外的には、三十年戦争でかの将軍ヴァレンシュタイン率いる皇帝側に大敗し国力を落とすことになります。
驚きなのは、彼がこの戦争の際に流した血が付いた布が残されていたこと。
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400年前のものとはいえど少しうっとなりました。
この戦いで彼は片目の視力を失ったそうです。
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そして「鏡の小部屋」と呼ばれる鏡張りの小さな部屋は、どうやらクリスチャン5世がヴェルサイユ宮殿に影響されて作らせたものだそう。
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大広間には様々な戦いの様子を描いたタペストリーが壁に張られていましたが、
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船の絵(海軍の絵)が殆どを占めていたところに、北欧独特の、いわゆるかつてのシー・パワー国家であったのだなと感動を覚えました。
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宝物庫には宝の数々
最後に宝物庫に入り、ひときわ異彩を放つのがこちら、クリスチャン4世の王冠。
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他の王たちが被ったいわゆる「絶対君主の王冠」も展示されていました。
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私が特に綺麗だなと目を惹かれたのは、青色に輝く王笏(おうしゃく=君主が持つ杖)です↓
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あまりの豪華さに目がちかちかしましたが、見学はここまで。
あいにくの天気ですがローゼンボー城は庭園も美しかったです。
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クリスマスマーケット
この日はデンマークでの2023年のクリスマスマーケット初日だったようで、なんとクリスマスマーケットの本場である在住のドイツを差し置いてデンマークにて初めてを飾ります。
コペンハーゲンで一番有名な観光地、ニューハウンの街並みが装飾をまとって輝いていました。
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これは、ドイツでいうグリューワイン。クリスマスマーケットの名物で砂糖たっぷりの甘めのワインは、ワインが苦手な私でも美味しく飲めました。
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港町・コペンハーゲンの象徴、ニューハウンの街並み。
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他にも、街のそこらじゅうの広場という広場で開催されていたクリスマスマーケット。
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町中でとにかくイルミネーションが灯っていて、ヨーロッパのクリスマスを感じつつ、この日はここまで。
ホテルにて休憩です。
人魚姫の像が思ったより小さかった
コペンハーゲン二日目は早起きしてとある場所へ向かいます。
デンマーク入国後初めて公共交通機関を利用。
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メトロでØsterport駅まで向かい、そこから徒歩で海方面へ向かいます。
早朝の港が美しく、崖の上のポニョの舞台となった広島県の鞆の浦を彷彿とさせる景色。
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港町を横目に進むと現れるのが、検索すると一番上に「世界三大がっかり名所」と出てくるほど拍子抜けな観光スポット、人魚姫の像です。
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童話『人魚姫』の作者アンデルセンがデンマーク出身であることからここに設置されているそうです。
近くで見るとそれほどがっかりでもない?のですが、引きで見ると
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その大きさといい、がっかりと言われる理由に納得・・・笑
でも一度見てみたかったので見られてうれしかったです。
続いて昨日のニューハウンの街並みのほうへ向かいます。
人魚姫の像のすぐ近くに「カステレット要塞」という古い要塞があるのですが、これはまるで五稜郭のように上から見ると星形になっているので歩いてみました。
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それもそのはず、歩いてみても星形を見ることはできませんでしたが、市民の朝のランニングコースとなっていて近くに教会も見えました。
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南方面へ歩き、お目当ての景色を見に行きます。
コペンハーゲンと言えば!快晴の港町
昨日のイルミネーションをまとった姿とはまた違う、朝のニューハウンに到着。
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写真でも何回も見たことのある景色に感動。
かのアンデルセンが愛したこの港町には、朝から遊覧船が入港したり観光客が写真を撮りに訪れていました。
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今日は雲が殆どない快晴なうえに波も静かで、水面にまで建物が反射してとにかくカラフルでした。
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私のiPhone11でもこのレベルの写真が撮れるほどの素材の良さ。
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ここは夏には観光客がとても多く来るらしく、初冬の11月末に訪れて正解だったかもしれません。
街歩き
実はそろそろデンマークを出て次なる目的地へ向かわなければなりません。
中央駅へは街並みを楽しみながら徒歩で向かいます。
フレデリック教会
日本でいう明治時代に完成した比較的新しいこの教会は、大きなドームと目のような形の装飾が遠くからも見える、コペンハーゲンのランドマーク。
あいにく中には入ることができず、そとから写真をパシャリ。
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アマリエンボー
フレデリック教会の真向かいにあるのが、アマリエンボー。(ドイツ語読みではアマリエンブルク。)
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ここは現役のデンマーク王宮で、衛兵が交代で行進・見張りを行っていました。
広場は市民に開放されていて、間近で衛兵を見ることができます。
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中には入りませんでしたが、かつての王族の宝物が展示されているそう。
世界初の歩行者天国
市庁舎方面へ向かうショッピングストリート「ストロイエ」は、世界初の歩行者天国と言われています。
午前中から多くの人々でにぎわうこの通りを私も歩いてみました。
飲食店から高級ブランド店まで様々なお店が並びます。
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そんな中、最近ヨーロッパで流行っているらしい(ミュンヘン在住の友人に聞きました)、われらがユニクロを見つけました。
そこで驚愕したのが…
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このカラフルなセーター、なんと100ユーロ(今のレートで代替16000円。)1万6千ですよ、1600じゃなくて。
おそらく日本では3000円しないよな、と思い、ユニクロ高級ブランド化に驚愕しました。
市庁舎横にはアンデルセンの像
ストロイエの終わりには、大通り沿いに佇むレンガ造りのコペンハーゲン市庁舎の姿が。
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そしてこの市庁舎横には、先ほどから触れているデンマーク出身の童話作家、アンデルセンの銅像が。
グリム童話と並ぶ童話の古典として、世界中の子供たちに今なお読み継がれるアンデルセンの童話。
マッチ売りの少女、
裸の王様、
みにくいアヒルの子、
赤い靴、
他にも私たちが触れてきた西洋童話の代表的なものの多くが彼によって書かれました。
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スカンディナビア半島へ
さて、次なる目的地へ向かうため、電車に乗ってデンマークの海を挟んだ対岸にある巨大半島、スカンディナビアへ向かいます。
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こんな風に海の上の橋を電車が通っていて、電車で向こう岸まで渡ることができます。
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車窓からは海(おそらくバルト海?)が見えます。
この海でクリスチャン4世らは三十年戦争を戦ったのです。
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とうとうスウェーデンが見えてきました!
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さて、北欧旅行記第一章コペンハーゲン編はここまで。
次回、最高の宿と北欧の町を堪能するスウェーデン編です。
こちらから↓
それではまた!
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