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動かなくなった花鋏直し方
先日、レターパックで届いた依頼品は花鋏でした。中には一枚のメモが同封されており、そこには次のように書かれていました。「YouTubeを見てダメもとで送ってみました。使っていなかった花鋏が再び使えるようになれば嬉しいです。よろしくお願いします。」
研ぎ屋にとっては、固まった花鋏の修理は日常茶飯事と言えるかもしれません。どういうわけか、使おうと思ったときに鋏が動かなくなっていることがあります。サビ
包丁や鋏の曲がり直し
研ぎ屋さんの道具のひとつに、曲がり直しに使う棒を紹介します。包丁の曲がりの原因は、主に熱です。例えば柳刃包丁などの和包丁のつくりは、柔らかい地金と、硬い鋼の合わせた構造になってますので、気温が下がる、または、上がると金属の収縮度が違うので引っ張る力が働いて曲がります。特に柳刃包丁は細くて長いため、曲がりやすい包丁です。
また、洋包丁では、割込包丁という包丁は鋼の外側にステンレスの地金があり三層構造
砥石選びとそれぞれの役割
砥石は包丁研ぎなどで不可欠な道具ですが、種類は荒砥石、中砥石、仕上げ砥石の3つに分かれます。それぞれが異なる役割と使い方を持つため、しっかりとその違いを理解しておくことが重要です。
荒砥石は初めに使用し、刃こぼれやガタ付きを取り除きます。中砥石は荒砥石でついた傷を取り、表面を滑らかに整えます。最後に仕上げ砥石を使用して、切れ味を更に向上させると同時に、刃先を滑らかに仕上げます。
このように、砥石は