海外との表現力の違い~写真1枚から伝わる表現力の高さ~
チリの友達とHelloTalkを始めて1ヵ月半が経った。
毎日単語を調べながら少しずつメッセージを送り、チリのことや彼女のこと、日本のことや私のことをスペイン語で伝え合っている。
最初は顔もわからない中、文字のやり取りだけで相手のことを想像し、優しそうだなとか、頭が良さそうだなとかそんなことを考えながら楽しんでいた。
毎日連絡を取り合う中で、少しずつ相手のことを信用し、お互いの情報を公開し合うようになったのが1ヵ月頃。
instagramをフォローし合い、彼女の写真を見て、
“可愛い”
“若い”
“素敵”
などと、更に彼女のことを深く知ることができた。
で、彼女(外国人)の表現力の高さに驚かされたのが先週。
友達と旅行(海)から帰ってきた彼女がアップしたinstagramの写真!
アイコンがビキニを着て格好よくポージングしている写真に変更されているではないか!
「なにこれ??」
「こんなアイコン見たことないんだけど!!」
私の中ではかなりの衝撃で、職場の同僚にも見てもらった。
「これって20代なら抵抗なくできるものなの??」
「えー、何これ??」
「いやー、いないですよ!!」
「なにこれ!?すごい!!」
「日本人にはできないですよね!?」
だよね!
日本人ではあまり見ないアイコンだということ。
彼女(外国人)の表現力の高さはすごいということで一同一致。
その他にも海を見つめ、髪をかきあげてたたずんでいる写真なんかもあり、
「モデルさんみたい」
「絵になるねー!!」
と、みんなで話していた。
せっかくなので、instagramの写真のコメントを彼女に送る(HelloTalk上で)と、
「スタイルが良くてモデルさんみたいだね。キレイ!!」(私)
「instagramの写真のこと??」(彼女)
「そうだよ」(私)
「ありがとう(^-^)」(彼女)
しばらくして、
「あなたのことも知りたいな」(彼女)
なんと!!
それってつまり、写真送ってってことだよね···
焦る私。
そもそも普段自分の写真なんて撮らないし、しかもあの写真の後に送ってくれって言われて送る写真って何??
でも、送らないわけにはいかないし···
と、考え抜いた末に選んで送った写真は、去年9月に行った修学旅行の写真。
子ども達と一緒に写っている写真だ。(カメラマンさんが卒業アルバム用に撮ってくれた写真に数枚自分の写っているものがあった)
彼女から届いた写真の感想は···
「いい写真だね」
そして、さらに
「日本人はみんなピースをするよね」
「楽しそうに見えていいね」
と。
なんと、“写真=ピース”という概念が強すぎて、今まで何も気にしていなかったけど、言われてみればそうだ!
送った写真どちらもピースしかしていない···
というか、ピース以外のポーズを持ち合わせていないかも···
彼女の指摘からそんなことに気付き、日本人の表現力と外国人との表現力の違いを見せつけられた体験となった。
そういえば、学校に来ているALTのLINEのアイコンも携帯を手にポージングしているアイコンだったし、フェイスブックで友達になっている外国人もみんな自分の顔をしっかりとアップしている。
やはり、外国人は自分大好きでしっかりと自己主張できるものなんだろうなと感じた。
instagramの友達のコメントも圧巻で、
「愛しているよ」
「可愛い」
「キレイ」
「私の◯◯(名前)」
「大好き」
と「愛しているよ」って、挨拶言葉??と思うほど自然に使われている。
肯定的な愛あるメッセージが自己肯定感を高め、素敵なポージングにつながるのではないかと感じた。
そうだとしたら日本はアンチコメントを減らし、他人を尊重すること。
誰かのあげ足を取るのではなく、周りの人の良いところを見つけ誉め合うこと。
社会全体でそういう雰囲気を作っていくことが大切なのではないかと感じた。
36歳から始めたスペイン語。新しいことを始めるのに遅すぎることはない!強いマインドがあれば大丈夫! 私はここで日本と世界との情報を共有すること、また、自分の経験を通して一人でも多くの人に学ぶことの楽しさを伝えていきたいと思っております。 よろしければぜひサポートをお願いします。