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本棚本ラジオ

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【本棚にある本を片っ端から紹介するラジオ】はじまります! 略して「本棚本ラジオ」 noteで連載中の「本棚にある本を片っ端から紹介する」のラジオ版です。 あなたのほんのちょっと… もっと読む
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#わたしの本棚

【本棚本ラジオ第35回】翻訳できないから世界がひろがる

【本棚本ラジオ第35回】翻訳できないから世界がひろがる

*今回の本*
エマ・フランシス・サンダース著 前田まゆみ訳『翻訳できない世界のことば』(創元社、2016年)
(本棚本Season1 No.32)

*表現のふしぎ*
”その気持ちを知っているのに、言葉にできない”という気持ちが、他の言語ではちゃんときまった表現があると知ると、ふしぎな気持ちになります。
なんでわたしの言いたいことを、一言で表現できるの?
世界の言語は、たくさんの共感と発見にあふれ

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*今回の本*
アーサー・コナン・ドイル著、延原謙訳『シャーロック・ホームズの冒険』(新潮社、2019)
(noteの本棚本ナンバー:Season1 #12

*誰でも知っている名探偵
有名すぎて、常に最速で答えに行き着く推理マシーンのような印象ですが、負けることもあるんだな、と。
ホームズを負かせるのはほんの限られた人間だけなので、どう負けるかの演出が楽しみのひとつですね。

*このラジオは*

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【本棚本ラジオ第3回】ホームズだって負けることもあるさ

【本棚本ラジオ第3回】ホームズだって負けることもあるさ

*今回の本*
アーサー・コナン・ドイル著、延原謙訳『シャーロック・ホームズの冒険』(新潮社、2019)
(noteの本棚本ナンバー;Season1 #12

*誰でも知っている名探偵
有名すぎて、常に最速で答えに行き着く推理マシーンのような印象ですが、負けることもあるんだな、と。
ホームズを負かせるのはほんの限られた人間だけなので、どう負けるかの演出が楽しみのひとつですね。

*このラジオは*

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*今回の本*
恩田陸著 『ミツバチと遠雷』(幻冬舎、2019)
(noteの本棚本ナンバー;Season2 #3

*あまりにも純真無垢な人って
ある意味で恐怖。
あまりに無垢なものを見ていると、自分の汚さを突きつけられる。
「お前、無垢なだけで何も考えていない馬鹿なんじゃないか」という反抗心さえおこってくる。
でもそれらを全て上回る無垢さだと、もうどうしようもなくない?

*このラジオは*

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【本棚本ラジオ#2】天上の音楽ってどんなもの?

【本棚本ラジオ#2】天上の音楽ってどんなもの?

*今回の本*
恩田陸著 『ミツバチと遠雷』(幻冬舎、2019)
(noteの本棚本ナンバー;Season2 #3

*あまりにも純真無垢な人って
ある意味で恐怖。
あまりに無垢なものを見ていると、自分の汚さを突きつけられる。
「お前、無垢なだけで何も考えていない馬鹿なんじゃないか」という反抗心さえおこってくる。
でもそれらを全て上回る無垢さだと、もうどうしようもなくない?

*このラジオは*

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